最終更新: 2020/11/23(Mon)13:57

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1/24 ダンバイン製作記 (9) - 背中

★HJEX
久しぶりに模型誌を衝動買いしました。先日発売のホビージャパンエクストラ 2016 Spring (ホビージャパンMOOK 718)です。衝動買いって言ってもAmazonなんですけどね。

その昔、学生時分はHJ、MG、B-Clubの3誌を毎月欠かさず購読してましたわ。情報源といったら、今と違って紙媒体の月刊誌しかなかったわけで、キャラ物からスケール物まで、それこそ穴が開くくらい丹念に読み込んでました。

ここのところツイッターで模型業界の人をフォローするようになって、なんだか面白そうな本が出るらしいと聞きおよびまして、まあなんとなく買ってみたと、そんなわけです。

「模型のホメかた。」というタイトル。誰それさんの塗装はすごいねぇーとか、さすが○○さん、このディテールアップは精密感ハンパネェとか、そういう意味ではありません。

ランナーから切り取る前またはパチ組しただけの、昨年発売された様々なジャンルのプラモデルが、でかい写真でどどーんと載ってます。超絶テクを駆使した作例とかはあんまりありません。

ほっとしたというか、なんというか。

改造せなあかん、ディテールアップせなあかんという強迫観念に襲われて、ぜんぜん手が動かせないでいる自分がアホらしく思えてきました。この写真はよいです。ランナー状態だからこそ、メーカーさんの姿勢とか意気込みとか、存分に伝わってくるわけですよ。

ああ、そうそう。そういう楽しみ方もあったよねって。

自分が中学生の時に、勉強とプラモを教えてくれた近所の大学生のお兄さんをふと思い出したりして。彼はF4ファントム好きで、コクピットシートだけできたところでそいつを肴に呑む酒がうまいと言ってたなぁ、なんて。

積んである箱はたくさんある。うん、次回作はあんまり手をかけずにサクッとつくろうと、心に決めました。

さて、いじりすぎてもはや「プラモデルだったもの」と化しているダンバインの続きです。前振りと真逆の展開ですよww
背中の造作に進展がありましたので、久々の更新。

まずは中央にある二つの丸いバーニヤノズルのような部品。こいつの大きさを決めないとその周りがつくれませぬ。
で、前回のエントリ以降ずっと、適当な球形の物体を探し回っておりました。ヒートプレスの型にするため、もしくはおゆまるか何かで型取り反転してパテか粘土で形成しようという魂胆。

★コマじゃないよ
最初に試したのは、オス型をゼロからラドールでつくるというもの。適当な芯棒にラドールを盛り付けたものを電ドラで回して、ロクロや旋盤の要領で回転体をつくるという方法です。
自由に好きな大きさのものが手に入るのはよかった。でもラドールは完全硬化しても毛羽立ちが多め。スポンジやすりを駆使してもいまいち表面がすべすべになりません。芯棒をアルミ線で始めちゃったのも敗因の一つ。力をかけるとぐにぐに偏芯しちゃうわけです。

★失敗作の山
何とか形にしてプラ板を絞ってそれらしいものをでっちあげましたが、どうも理想の形状と違う。原型をとんがり帽子の円錐状にしすぎたのがいけなかったのか。ここでしばらく手が止まってました。

★ビー玉
そんな折、ふらりと入ったダイソーでビー玉大小二種類を発見。残念ながらダイソーのビー玉は真球とは程遠く、しかも表面がでこぼこです。そのあたりは見なかったことにして、ダンボールでつくった土台に半分埋めて半球状のオス型に。

★試行錯誤の結果
目測では大きいほうのビー玉がよいかなと思ったのですが、実際に作ってみるとデカ過ぎました。で、小さいほうのヒートプレス品を、地球儀で言うところの緯度線でバサッとカットして、ひっくり返して半球に載せる。あらまあよさげな形になりました。

★背中のつくりこみ
貼り付き防止のため背中にマスキングテープを貼り、丸いパーツを縦に並べて、周りを囲うようにブラ板で壁をつくります。壁をガイドにエポキシパテを盛り上げ、硬化後、いったん背中から剥がして、虫ピンを仕込んで位置の再現性を確保。理想のラインになるように削り、盛り、削りを繰り返しました。

元のキットは、この背中のパーツ上端にヒンジがついていてオーラコンバータの可動を再現しています。背中のパーツはガンプラでいうところのランドセルのような位置づけなのかな。でも今回、オーラコンバータは肩から生えている感じにしたいので、ランドセルから何かを立ち上げる必要はなし、干渉だけ気にすればよしと。

★翅はどこから
トンボの翅はどこから生えているのか。湖川氏クリンナップのななめ後ろからの設定画では、ぼやっと適当にぼかしてます。ティンカーベルやチャムファウと同様ですな。例の三面図ではキットの表現の通り、ランドセルの上端横に台形状の部品があって、そこから出ていますね。

いろいろ考えた挙句、背中の装甲に穴を開けました。
昆虫のような外骨格の生物の翅は、殻の内側の筋肉を使って外骨格を動かして駆動するのが正解のようです。今回作ったエポキシパテの壁が、その動かされる側の外骨格というつもり。
ちょっと穴が小さいかも。片側2枚計4枚の翅が収まるのか、怪しいですね。

★オーラコンバータの裏側
オーラコンバータの裏側、前回のエントリではボール紙でふたをしていたところに、ルーバーをつくりました。ガンダムっぽい? いやいや、鮫のエラとかキノコの裏側とか、そんな感じをイメージしてます。細かいディテールをつくりこんじゃうと後が面倒なので、今のところはここまで。
見ての通り、プラ板を一定間隔の隙間を持たせて積層、整形してます。実は三次元的な形状に苦労してます。えいやぁと適当に作った試作品を分解し測って、シンメトリに気を付けて切り出してます。まあまあこんなもんでしょう。

失われた部品類がだいぶ揃ってきました。そろそろ細かいディテールづくりにはいれるかな。いま一番の課題は、ラドールでつくった胸の処理方法なんです。

10月の展示会までにはなんとか完成させたいなぁと思う今日この頃でした。

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