最終更新: 2020/11/23(Mon)13:57
自作と修理を愛するブログ。トイラジ、電子工作、ボルティー、NucleusCMS 、いろいろゴソゴソやってます3Dプリンター / 3Dスキャナーも -kyu-
有名な話ですが、クレオスのリニアコンプレッサは日東工器株式会社のOEMです。日東工器は流体継手カプラが主力のメーカーで、本社は大田区池上にあります。ああなつかしや。
リニアコンプレッサの構造は単純で、永久磁石が埋め込まれた円筒形のピストンと、電磁石で囲まれたシリンダと、単方向にしかエアを通さないチェッキ弁とで構成されています。電磁石に交流を流すとピストンが往復し、圧縮エアがつくり出されます。チェック弁の向き(というか給排気口)を反転すれば、真空源としても利用できます。原理的に、あまり高圧のエアー源には向きません。
基本スペックなどは、あらためてここで書く必要もなく調べればわかりますので、あくまで自分の主観を。
MSVはそれまでのキットとは一線を隔すものです。握り手だけでなく開き手が付属している。(ある程度ではあるものの)後ハメが考慮されている。インストになにやらそれっぽい考証が書いてある。デカールがついている。従来のザクでは動かなかったり、一体成型だったところが再現されている。等々。箱出しで眺めているだけでも楽しいですね。
インストと箱絵を見せて塗装色の希望を息子に聞くと、シン・マツナガの白い機体ではなく、黒い三連星カラーがよいとのこと。よしよし。
インストの作例は、シルバーのチッピングとドライブラシ多用の、黒鉄色主体の色合いです。これはもちろん、キャラクターモデルにAFV的な手法を取り入れたMSVの当然の流れなわけですが、エアブラシの練習が主目的ですから、今回は別の方向でいくことにします。
最近はやりの、グラデーションで立体感を際立たせる手法もやってみたいところではありますが、いかんせんエアブラシ初心者の自分には無理なので、基本ベタ塗り、汚し最小限ってことにしました。なにはともあれ、エアブラシに慣れるため、です。
で、どんな色合いにするかですが、金属っぽいところはすべてガンメタルか黒鉄色で塗ってしまっていた当時の反省から、いまどきのMGっぽい感じに。MGのMS-06Rを参考に、ただしそのままだとももが白すぎて嫌だったので、適当に彩度を落とすことにします。
これまでの記事を読んでいただくとわかるとおり、わたしはモデラーです。
記憶にあるところでは、宇宙戦艦ヤマトの100円シリーズをはじめとして、スーパーカーブームの時はウルフ3号車いわゆるブラックカウンタック、中学時代はウォーターラインの駆逐艦をいっぱいこさえて連合艦隊のジオラマ、タイガーやパンサーなどのWWIIもの戦車、1/32ゼロ戦、LSの1/144現用機、高校時代はファンドをこねて発光ギミックのついた86ゴジラだとか、ツクダのジャンボフィギュアフェスティバルに応募したり、オーラバトラーをHJ誌に投稿したりだとか、それこそ分別なくいろいろなものをつくってきました。
ところが、いわゆる第一次ガンプラブームのときは、周囲の白熱ぶりを他所に、ほとんど手を出さなかったのです。ザブングルのメカはたくさんつくったんですけどね。こんなころから「一番は嫌い」だったのかもしれないです。