1/24 ダンバイン製作記 (9) - 背中
その昔、学生時分はHJ、MG、B-Clubの3誌を毎月欠かさず購読してましたわ。情報源といったら、今と違って紙媒体の月刊誌しかなかったわけで、キャラ物からスケール物まで、それこそ穴が開くくらい丹念に読み込んでました。
ここのところツイッターで模型業界の人をフォローするようになって、なんだか面白そうな本が出るらしいと聞きおよびまして、まあなんとなく買ってみたと、そんなわけです。
「模型のホメかた。」というタイトル。誰それさんの塗装はすごいねぇーとか、さすが○○さん、このディテールアップは精密感ハンパネェとか、そういう意味ではありません。
ランナーから切り取る前またはパチ組しただけの、昨年発売された様々なジャンルのプラモデルが、でかい写真でどどーんと載ってます。超絶テクを駆使した作例とかはあんまりありません。
ほっとしたというか、なんというか。
改造せなあかん、ディテールアップせなあかんという強迫観念に襲われて、ぜんぜん手が動かせないでいる自分がアホらしく思えてきました。この写真はよいです。ランナー状態だからこそ、メーカーさんの姿勢とか意気込みとか、存分に伝わってくるわけですよ。
ああ、そうそう。そういう楽しみ方もあったよねって。
自分が中学生の時に、勉強とプラモを教えてくれた近所の大学生のお兄さんをふと思い出したりして。彼はF4ファントム好きで、コクピットシートだけできたところでそいつを肴に呑む酒がうまいと言ってたなぁ、なんて。
積んである箱はたくさんある。うん、次回作はあんまり手をかけずにサクッとつくろうと、心に決めました。