1/24 ダンバイン製作記 (14) - 翅
オーラバトラーの翅 (はね) は悩みどころです。
劇中では透過光でのっぺりしたものとして表現されてます。設定画でもぼわっとぼかして描いてあります。ある意味 1/72 の旧キット金型改修前の、クリアパーツで表面梨地加工ってのが正しいのかもしれません。
とはいえ当時の模型誌作例は昆虫の翅のようなディテールを入れるのが常でした。昆虫の翅らしくするには葉っぱの葉脈みたいな模様、翅脈 (しみゃく) が必要。旧キットも金型改修で翅脈のモールドが追加されてましたね。
伸ばしランナーの太さが均一でない、翅脈と翅脈の継目がうまく接着できない、形状を思ったとおりにするのが難しい、貼り合わせたマスキングフィルムが伸ばしランナーのところで浮いてしまう、等々。今思えば伸ばしランナーではなくて釣りのテグスかなにかを使うべきだったのかも。
で、今回のリメイクで是非とも試してみたかったのが、3D プリンタによる翅脈の作成だったというわけです。いまは何もかも全部 3D プリント品に置き換えてますが、当初は翅だけ 3D プリンタを利用するつもりでした。