ストラトスのホイール
- カテゴリ: カスタマックス4×4
- 投稿日時: 2007/03/16(金) 00:14:46
あっという間に季節は流れ、三月も中旬となってしまいました。
自宅から最寄のスキー場まで車で30分程度というロケーション、このあたりはそれなりに雪の降る地域です。ただ、今シーズンは暖冬で、年末にちょっと降ったくらいで今はまったく雪はありません。昨シーズン、毎日のように雪かきをしていたのが嘘のようです。
このあたりでは、毎年11月下旬と今頃のタイヤ交換は必須です。そろそろ夏タイヤに履き替えようかと思っていた矢先、週始めに5センチほどの雪が降りました。寒の戻りというやつで、今週はちょっと寒いです。もうちょっと様子見したほうが良さそうです。
だからというわけではないのですが、ランチア【カスタマ】ストラトスもタイヤを交換することにしました。正確に言うと、タイヤというよりホイールの交換です。ちょっと前置きが強引ですね(笑)
トレッドを合わせるために純正ホイールを輪切りにしましたが、とにかくかっこ悪い。クルマの見せ場はホイールであるといっても過言では有りません。
実車の場合、車検とか色々な制約があるのでヒトと差別化を図るために社外品のアルミホイールに換えるというのは良くある話ですが、実は自分的には、サードパーティ製はあんまり好きではないです。クルマにしろなんにしろ、工業製品には必ずデザイナーさんがかんでいるわけで、その彼(または彼女)のデザインを尊重したい、どうせ買うならデザイナーズカラーを、というわけです。
ストラトスといえばホイールは5本スポークのアレなわけで、輪切りにしたカスタマのホイールは4本スポーク(というかリブ)。ラジカンのホイールは別件で使い切ってしまっています。
いろいろ物色していたのですが、XMODSにボディだけとられたMini-Zのホイールが余っていたので、これをつけることにしました。ただしカスタマックスのホイールはかなり特殊形状。フロントは左右同じですが、リアは違います。一台で3種類のホイールが必要です。
まずはフロントホイール。カスタマはホイールのボス部分がナックル内部にまではまり込んでいるのが特徴です。したがって、ナックル外側のベアリングはナックルの奥深くに位置しています。
流用するとはいっても、そもそもMini-Zは二駆で、フロントホイールはベアリングでサンドイッチされている構造のため、内側のベアリングが勘合する部分は邪魔なだけ。ここにカスタマ純正ホイールと同じようなボスをつけようかと思ったのですが、オフセットの関係でトレッドがやたら広くなってしまいます。ナックルも加工するしかないようです。
外側のベアリングとほぼツライチになるようにナックルのホイール側を切り落とせば良いです。純正の赤いプラブッシュをテンプレートがわりに入れておいて、そのソトヅラがツライチになるように削りました。プラブッシュの厚みはは2mm弱なので、2.5mm厚の630ZZを入れるとベアリングが飛び出すような位置関係になります。
ノギスで測定すると、右と左ではベアリングの入っている段付き部の深さが違うようです。その差0.2~0.3mm。まあいいでしょう。
ホイールは内側の突起物を削り落とし、以前XMODSの修理に使って大量に余っているアルミパイプを圧入しました。芯出しをしっかりして耐衝撃用瞬間接着剤で固めます。
アルミパイプ同士の圧入の際、100円ショップで調達したプラスチックの万力を使用したのですが、ネジ部が破断してあえなくご臨終となってしまいました。やっぱり万力は鉄製がよいですね。
奥まったところを削るにはデザインカッターではちょっと辛いので、リューターの出番です。これまた100円ショップブランドの一品ですが、電池ボックスが外付けだったので、適当なACアダプタをつなぎちょっと過電圧気味で使用しています。プラやアルミ程度なら案外ゴリゴリサクサクと削れます。
タイヤはカスタマ純正品の輪切りを使うつもりだったのですが、以前加工して塗装したホイールを見てびっくり。塗料が半生状態でタイヤに色移りしてしまっています。どうやらタイヤのゴムと水性カラーが化学反応したようです。こりゃいけません。
フロントのタイヤ幅が減少したせいもあってアンダーステア気味だったので、バクシードのタイヤにコンバート。幅がコンパチではないのでこれまた輪切りにしました。
ひとまず組み込んでみました。リアホイールは難度がちょっと上がりますので次回。
コメント
7件のコメントがあります
ついに活動再開ですね。楽しみにしています。
私のデジプロ化も、のんびりと進んでいます。
また遊びに来てください。
マルチタスクにいろいろできるかっちゃんさんが羨ましいです。
わたしはシーケンシャルな性格なので、復活第一弾のネタは4ヶ月前の続きになってしまいました。期待はずれだったかもしれませんね。
実はこのクルマ、まだまともに走らせていないのですよ。別の職場に出稼ぎに出ているので、いつものコースに持ち込む機会がないのです。
走らせ始めるとあれやこれや一気に進みそうな気がするんですがねぇ。
>マルチタスク
いえいえ、ただ単にあっちこっちにふらふらと、気の向くままに作業をしているだけで、結局時間ばかりが流れていく感じです。
やりたいことはいっぱいあるのに、なかなか思い通りには進みません。
※ AM2:00 漸く娘が寝てくれました・・・。今夜は仕上げたい部品があったのに、もう眠たいです。zzz
久々、実写のランチア ストラトス(アリタリア カラー)の映像を見ました。前輪の細さに驚きました。またホイルオフセットもフェンダーのかなり奥にある始末で、イメージとかなり違っているのに、またもや唖然と。ここはこれイメージが大事ですから、気にいるように作るのが一番ですね。
実車をナマで見たのはかれこれ三十年以上前のスーパーカーショーの時で、しかもそのときはストラトスだと気づかなかったというオチもつきます。アリタリアカラーじゃなかったからと言い訳しておきましょう。
そうですか、タイヤはフェンダーの奥深くでしたか。イメージってのは美化される傾向にありますからね。フェンダーとツライチが美徳とされるのはなぜなんでしょう。単にかっこいいからかな?
ストラトスですが、市販車はラリーモデルよりも
トレッド広いんでたぶん市販車のイメージがまざっているのかと。ラリーモデルはサスアームへの
ダメージを考えてつらいちにしなかったと聞いたことがありますが、たぶんその都合でタイヤも細いのかもしれないですね。
>ぽんさん
市販車のほうがワイドトレッドっていうのは知らなかったです。
同年式でもサファリとモンテカルロではホイールも外観もぜんぜん違いますから、いろいろなイメージがごちゃ混ぜになってるんでしょうね。