MS-06RザクIIをつくり始める
- カテゴリ: プラモデル > 1/144 MS-06RザクII
- 投稿日時: 2009/04/09(木) 23:32:37
MSVはそれまでのキットとは一線を隔すものです。握り手だけでなく開き手が付属している。(ある程度ではあるものの)後ハメが考慮されている。インストになにやらそれっぽい考証が書いてある。デカールがついている。従来のザクでは動かなかったり、一体成型だったところが再現されている。等々。箱出しで眺めているだけでも楽しいですね。
インストと箱絵を見せて塗装色の希望を息子に聞くと、シン・マツナガの白い機体ではなく、黒い三連星カラーがよいとのこと。よしよし。
インストの作例は、シルバーのチッピングとドライブラシ多用の、黒鉄色主体の色合いです。これはもちろん、キャラクターモデルにAFV的な手法を取り入れたMSVの当然の流れなわけですが、エアブラシの練習が主目的ですから、今回は別の方向でいくことにします。
最近はやりの、グラデーションで立体感を際立たせる手法もやってみたいところではありますが、いかんせんエアブラシ初心者の自分には無理なので、基本ベタ塗り、汚し最小限ってことにしました。なにはともあれ、エアブラシに慣れるため、です。
で、どんな色合いにするかですが、金属っぽいところはすべてガンメタルか黒鉄色で塗ってしまっていた当時の反省から、いまどきのMGっぽい感じに。MGのMS-06Rを参考に、ただしそのままだとももが白すぎて嫌だったので、適当に彩度を落とすことにします。
さて、いままでの流れだと、ここからは製作日誌的になるのですが、今回は製作過程の写真をまったく撮っていないのでそれはないです。期待してた方スミマセン。
まずは仮組みして全体の様子を見るわけですが、前述のとおりプロポーションの変更などの大掛かりな改造をするつもりはまったくないので、どういう順序で塗装していくかの見極めが主になります。
MSVとははいえ、当時のキャラクターもののほとんどは、塗装を考慮した後ハメ構造ではありません。この点が現代のMGと大きく異なるところです。
例えば脚。ももと足首をすね部品で挟み込む構造です。先にももと足首を塗装まで仕上げておかないと、その後の工程には進めないのです。腕もしかり。上腕を肩と前腕で挟むんですな。で、一番最初につくるのは「もも」「足首」ということになります。このふたつは同じ白(っていうかグレー)なので。
合わせ目消しとバリ・ヒケの処理を施します。合わせ目消しは、タミヤセメントをたっぷり塗って接着し、よく乾かしてからはみ出した接着剤を削り落とす方法で行います。バリはデザインナイフのカンナがけで、ヒケはタミヤパテで処理。最終的に缶入りサーフェイサーを吹いて表面をつくります。
使うべきペーパーの番手やら、パテの硬化にかかる時間やら、忘れていたことがだんだんとよみがえってきます。ペーパーに関しては、昔はホームセンター仕様の耐水ペーパー#600を主に使っていたのですが、今回、タミヤのフィニッシングペーパーを初めて使用。その精度と使いやすさに目から鱗でした。試行錯誤の末、番手は#800を基本にしました。
さあ、いよいよ塗装。エアブラシをセットアップしていざ。
…
エアー缶がカラでした。
つまりこういうことです。エアー缶にはレギュレータ機能のついた継手をセットするのですが、シールが完璧ではない、多少なりともモレがあるわけです。以前使用したときから、この継手を接続しっぱなしだったため、エアーは抜けてしまったわけです。
さて、ここで悩みました。もう一本エアー缶を買うべきか、ここは黙ってコンプレッサを導入するべきか。近所の模型屋の店長に相談すると、長く続けるつもりがあるのなら、早めにコンプレッサを買ったほうがいいヨと、背中を押すおす(あたりまえですが)。
で、例によってヤフオクで相場を調べること数日、よさそうな出物に入札、落札してしまいます。定評のあるクレオスのL5です。送料込み16140円也。
次回もエアブラシの話が続きます。
Tweet
コメント
2件のコメントがあります
Interesting and informative. But will you write about this one more?
Please read the following article.