油温計の製作(3)LEDと導光板
LEDバックライト部をつくります。正しくはサイドライトというようですね。
LCDを直接背面から照らすように光源を配置するのがバックライト、側面から照射した光を導光板と拡散板で面発光にするのがサイドライトということでしょうか。導光板はアクリルの板、拡散板は薄手の半透明PPシートというのが自作の定番のようです。
厚くなるのは嫌なので、サイドライト方式で進めます。
ここで登場するのが壊れた液晶デジタル時計。
この時計、7年くらいずっと職場の喫煙室窓際においてあったもので、液晶かその接続ケーブルがいかれてしまったらしく、徐々に文字欠けしてとうとう何も表示されなくなったものです。表示部がスケルトンで、ボタンを押すと青い光に文字がぼわっと浮き出てくる、なかなか洒落た時計でした。おそらく喫煙室の苛酷な温度環境でやられてしまったのでしょう。まあ元々もらい物なので気兼ねなく。もちろん私物ですよ。
バラバラに分解して青LEDと導光板を取り出しました。スケルトンなので不透明の拡散反射する部品はないです。
余談ですが、世代的に「拡散」と「反射」というキーワードはアンドロメダとか冥王星とかを連想してしまいますね。結局年末年始の映画も見れなかったなぁ。
LEDはφ5砲弾型。光の拡散と省スペース目的で、先端のレンズ部と側面を平らに削り、角型LEDのような形に成形しました。耐水ペーパー#1200まで処理後、タミヤのコンパウンドで磨いています。
導光板はケースの大きさに合わせてPカッターでカット。厚みは3mmです。端面はLEDと同様につるつるに磨きました。もともと時計の表示部がスケルトン仕様のため拡散も反射もいまいちなので、現在いろいろ試行錯誤中。
話が前後しますがケースはこれ。ダイソーで調達してきたスタンプですね。フタの部分を使います。幅は基板のサイズとほぼ一致、長手方向はサイドライトと電源周りを増設するのでちょっと余裕という大きさです。厚みがちょい足りないかも。そのあたりは後で考えます。
ユニバーサル基板を切り出して部品を載せ、元基板の横に接着。増設基板の下部に回路図にない電解コンデンサが見えますが、スペースを稼ぐために元基板の裏面にあったものを移設しただけです。
行き当たりばったりで部品をレイアウトしたので、半田付けとかいまいちです。
すべてをケースに仮収容して動作確認。問題なし。
今日はここまで。
Tweet
コメント
2件のコメントがあります
お、更新してる。
しかし・・・いろいろとスゴイねぇ・・・
そのうち丸ごと1台作るの?
俺には参考にならないよ、高等すぎて(^^;
バイクいじろうにも最近寒くてやる気でずですよ、私(笑)
いやぁ、おーきさんみたいに高いまともな部品買えないっスよ。なんでチープな自作です。
一台丸ごとってのは夢ですねぇ。マハルみたいにガレージでもなきゃ無理っしょ。