最終更新: 2019/10/16(Wed)23:20

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油温計の製作(4)バックライトの製作

先送りにしていた光学部品に手を入れます。

★導光板
切り出して端面を磨いただけの導光板です。
片面に白いドットが印刷されています。これで拡散反射しているのですが、もっと面全体で発光するようにしないとだめです。

光を散乱させる方法をいろいろ試してみました。

1)片面をすりガラス状に加工する
ある意味一番オーソドックスな方法。試しにアクリルの端材に耐水ペーパーで磨き傷をつけてみましたが、ムラなく均一にキズをつけるというのが無理です。サンドブラスト設備でもあれば簡単なんですけどね。最初からすりガラス状の表面処理がしてあるアクリル板を購入するのが手っ取り早いんですが、できるだけ金はかけたくないです。

2)塗装する
ちゃんとした機能塗料で塗装するのがベストですが、マズ入手できません。
ラッカー系のつや消しホワイトをエアブラシで砂吹きしてみましたが、腕の問題でうまくいかず。埃も巻き込んじゃうし。

2)薄手の白いシート状のものを貼る
トレーシングペーパーは結構いい感じでしたが、車載用途なので湿気に弱い紙系の材料はNGです。どんなに完璧な防水処理をしても、メーターの中は寒暖差でちょっとは結露するでしょう。
すりガラスタイプのウインドウフィルムを購入するのが手っ取り早いん( 以下略 )。
写真関係のサイトでライトのディフューザーとしてレジ袋が紹介されていますが、これは最後の手段かなぁ。

いろいろ探していたら、展示会でもらった白いクリアファイルが目に留まりました。
裏から白ベタと企業ロゴが印刷してあるもので、オモテ面はつるつるピカピカですが裏面はちょっとざらざらしています。テストしてみたらかなりよさげでしたので採用決定。
ちなみに普通に売っている半透明のクリアファイルではだめでしたよ。

★三層構造の光学部品
三層構造にします。導光板の上には白いクリアファイル、下にはタミヤのプラペーパー。クリアファイルはてかてかしている面を内側にします。タミヤのプラペーパーは光の隠蔽性が抜群ですが、現在は販売されていません。

両面テープを使ってサンドイッチしたあと、端面をアルミテープで遮光/反射処理。で、発光部はこんな感じになりました。
★発光部の完成

続いてケースを加工します。
★ケースの加工
厚みが3mm足りなかったので、タミヤのプラ角材を縁に接着してかさ上げ。手持ちの耐衝撃瞬間接着剤を使用。さらにケーブルの取り出し口に穴を開けました。

ひとまず基板を収めてバッテリーを繋いでみたのがこれです。
★発光の様子1
デスクライトの光の下ではこんな感じ。

★発光の様子2
デスクライトを消して天井照明のみではこんな感じ。

よしよし。

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