リヤサスのOHと換装(5)塗装
さあ、本格的な化粧直しに入りましょう。
まずはダンパ本体から。
ガリキズに擦り込むようにして盛り付け、硬化後、#320の布やすりで均しておきます。
同時に塗装面に浮いているサビをできるだけ除去し、削りカスがシール内部に入り込まないようにマスキングしてから、全体にざっと足付け。もともと付いていた塗装は完全には剥がさずにおきます。
缶スプレーの塗装なんてたかが知れてるわけで、メーカーの塗装のほうがいいに決まってます。
グレーの普通品で全くかまわないところを、あえてソフト99の白サフを使ってみました。初めて使用しましたが、隠蔽性も良く、上塗りが明るい色のときは必須だろうという印象です。
そもそも今回、サフが必要だったのかというとそんなこともないような… 直接塗るか、プライマを下塗りするべきだったような気がしなくもないです。
ちなみにサーフェイサは吹きっぱなしで、砥ぎとか一切せず。
上塗り用のシルバーはそれこそ何でも良かったので、ホームセンターで見かけた一番安いラッカースプレーを選択。アレスコの製品で、もともとの用途は門扉とかの屋外製品でしょうね。冬でも一時間で乾燥と書いてあります。ホントか?
サフ吹きから丸一日置いて、シルバー塗装します。色合いがもともとの塗装とちょっと違いますが、色合わせしなきゃならないところもないので気にしない。タレやムラはご愛嬌ってとこです。
続いてスプリング。
前オーナーが施した後塗りの青い塗料をはがすために、いつもの塗料はくり剤を塗りたくります。しばらく置いて塗料が浮き上がってきたころを見計らって割り箸製のへらでこそぎ落とします。言うのは簡単ですが、外側はともかく内側が至難の業でした。あといきなり全体に塗料はがし剤塗っちゃいけません。持つところがなくなっちゃいます。
丸裸になったスプリング。元もとの黒い塗料がちょっと残ってます。この塗装は強いですね。
サビもあって表面がザラザラしてますので、この後ひたすら布やすりを掛けて銀色の地肌を出します。
プライマとかサーフェイサとかかけずにいきなり黒塗装。ダンパー本体のシルバーと同じ銘柄のアレスコ製ラッカースプレーです。数回に分けて重ね塗りして、最後は垂れる寸前まで厚塗りしました。そこそこツヤが出ましたね。
スプリングのような変形する部分に普通の塗料を使うと、経時変化でひび割れるだろうと思われますが、そのときはそのときってことで。
ダンパー本体、スプリングともに基本塗装はこれで終了。この上から保護用のクリアがけをするのですが、ラッカーにするか2液ウレタンを使用するか悩み中。最初はラッカーでいいやと思ってたんですが、組立後にダンパオイルを注入した際、間違いなくオイルまみれになるはずで、そうするとパーツクリーナーかなにかで脱脂したくなり、結果、クリア層が溶けちゃうんじゃないかという気がしてなりませぬ。
実はダンパー本体の塗装に一度失敗してます。シルバーまで吹いた後、なにを思ったかパーツクリーナーをかけちゃったんですな。シルバーはもとより下地のサフもぐずぐすに溶けちゃいました。泣く泣くホルツの薄め液で拭き取っていたらこれが作業途中で切れてしまい、物は試しと代わりにエタノールを使ったらきれいに取れる取れる。ラッカースプレーって弱いんだなぁと再認識させられてしまいました。
クリアラッカーを厚めに吹いてきちんと乾燥させれば大丈夫かも。いやだめかも。
次回はメッキ部分の錆落としの予定。
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