リヤサスのOHと換装(10)純正リヤサスに驚く
緯度が違うので当たり前と言えば当たり前ですが、ジョージアに比べて日本の寒いこと。ってわけで先週末、無事帰国しました。時差ボケも解消し、昨日は家族でスケート行ったりして、徐々に本来の生活に戻りつつあります。
前回は「次回はガス充填の予定」と締めくくりましたが、大事なことを忘れていたのでそちらを先に。果たしてこのカタナ250用純正サスが、ボルティーに取り付けられるかの確認です。いやいやそれは真っ先にすべきでしょうってな突っ込みは置いておいてください。現車から取り外して採寸すれば済む話なんですが、なかなか面倒でやってなかったんですわ。
2本サスなので取り外しは簡単。片側ずつ取り換えればジャッキすら不要です。上下ともにM10のナットですが、マフラーとの干渉を避けるためか、右下だけ対面幅が違いました。スプリングアジャスタは最弱にしておくとよいでしょう。
外したボルティー純正のリヤサスです。ネットを漁ってもなかなか詳細がわからなかったので、さっくりと採寸して簡単に寸法線を入れてみました。全長352mm、エンドアイ芯間322mm、エンドアイ内径は上下ともにφ12、一番太いところの直径がφ70でした。ただし手元に30cmの物差ししかなかったので、全長と芯間はおおよその数値です。355mm/325mmというほうが正確かもしれません。
まあ想定通りの寸法ですね。カタナ250のリヤサスのほうがざっと25mm長いのは間違いないようです。ちょっとだけケツ上げ気味になるはずで、ハンドリングに少々影響が出るでしょう。
さてここからが本題。
ネジをなめることもなく簡単に外れたのは良かったんですが、外してみてわが目を疑いました。
ダンパロッドの先、カバーの奥のほうに同じ色の物体が見えます。たぶんバンプラバーでしょう。バンプラバーが風化して崩れたものが落ちてきたのだろうと考えられます。
上側エンドアイの内側、なんか大変なことになってます。ゴムブッシュと鉄カラーの間にありえない隙間ができてます。ゴムブッシュが変形、下側は割れてます。経年劣化によるものでしょう。
下側エンドアイのほうはまだマシですが、同様の変形と割れの兆候が見られます。
バンプラバーはともかく、エンドアイのブッシュ劣化は致命的ですね。ボルティーの場合ブッシュ単体の部品番号はありません。つまりこの状態のリヤサスを修理に持ち込んでも、仮にオイル漏れやガス抜けしていなくてもさくっとAssy交換されてしまうってわけです。ああもったいない。
ボルティーφ12/カタナ250φ14という取付穴径の違いは、このブッシュとカラーをそのまま移植すればいいかなと思っていたわけですが、そんな期待は泡と消えてしまいましたとさ。
こんな状態になってることもわからなかった自分の乗車感覚にもびっくりです。
Tweet
コメント
この記事へのコメントはありません