極小タンクバッグ
- カテゴリ: ボルティー
- 投稿日時: 2013/04/29(月) 21:26:41
アレをタンク上面に取り付けるためにちょっと工作しました。ちっちゃなタンクバッグをつくろうというわけです。
市販のタンクバッグが利用できるのならそのほうが良いのは言うまでもありません。ボルティーはその丸っこい形状のタンクのおかげで、普通のタンクバッグがつけられないのですよ。あ、正確に言うと、つけられるけどズレてくるんです。
これをベースにして、タンクの上に座りよく貼りつけるための脚をつくります。
サンテックフォームは広く工業用用途として知られている低密度発泡ポリエチレン製の緩衝材です。旭化成ケミカルズの製品。誤解を恐れずにいうと、高級な発泡スチロールですな。
職場の試作場に大量に放棄してあったので、程度のよさそうなところを失敬してきました。
適当な厚紙でタンクを型取りしカッターでサクサクと削りこみます。
超強力マグネットを埋め込みます。これもダイソーで購入。ウソかホントか、ネオジムだそうです。磁石4ヶセットで一個2000ガウスとか。
接着はGボンドクリアを使用。サンテックフォームはポリエチレン製ですが、表面に開いた穴に入り込むのか、ボンドで貼り合わせができます。
白い発泡ポリエチレンそのままではあまりに見栄えが悪いので、黒い布を貼りこみました。中央部分には滑り止めも施します。
前方にはネオジムを埋め込んだフラップを取り付けました。
すでにアレを入れていますが、なんとまあ測ったようにぴったりサイズです。
ちなみに三菱製のアレ、オモテウラが逆のように見えますがこれが正解。フロントガラス取付型なのでアンテナは表示灯の反対側ですよ。
車体に乗せてみたところ。ほぼ水平にできました。以前シート下まで引き出しておいた配線とコネクタ接続。当初の予定通り、配線が膝に当たることもなく良好です。
取説によるとフロントガラス取付型車載器の取付角度はそれなりに規定されていますが、「フロントガラス45°以下の場合はそのまま、45°以上の場合はオプションブラケットを使用してフロントガラスに貼りつけ」程度の記載です。姉妹機のダッシュボード取付型は地面にほぼ水平になるでしょうから、あまり神経質にならなくてもよさそうです。
どちらかというと、角度よりも金属製障害物のあるなしのほうが重要とふみました。
ってことで、取り付けたからには乗ってみない手はありません。家から一番近いインターチェンジへ向かいました。
他のクルマがいないことを確認してから一般/ETC共用のゲートにゆっくりと侵入。そろそろ進むと車載器のブザーが鳴り、パカッとゲートが開きました。
車載器が飛ばされないかとビクビクしながらスピードを上げていきます。自作極小タンクバッグはばたつくこともなく、一ミリたりとも動く様子はありません。配線自体がビリビリ振動する様子もなし。一区間だけ走って次のスマートインターチェンジで降ります。ゲートが開いて、ゲート付近にいた係員のおじさんに軽く会釈されました。成功です。そのまま一般道を走り、軽く山の中を80kmほど流して帰宅しました。
いやー、やっぱり便利ですね。
ただし金を払っているという自覚が薄い分、財布には優しくないものなのかもしれません。
(19936km)
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