低燃費・省燃費
- カテゴリ: 雑記
- 投稿日時: 2014/06/08(日) 00:08:01
車検整備作業終了したセルボを受け取ってきました。油脂類と消耗品を交換したおかげで、部品代工賃諸費用込みで98126円もかかってしまいました。なかなか痛いですが仕方ない。
それはそれとして、代車として借りていたスペーシアカスタムについて、ちょっと書いておこうかと。スペーシアカスタムについてというよりはエネチャージについて、ですかね。
エネチャージって早い話が「回生ブレーキ」のことだと思ってました。ハイブリッドや電気自動車ならともかく、ガソリンエンジン車でなぜ回生が燃費改善に効くんでしょう。TVCMの印象が強い割に、その原理とか効果についてはほとんど知りませんでしたが、いい機会なので調べてみました。
クルマが走行中に必要な電力はそれほど大きくはありませんが、停止状態からエンジンを始動するときには、バッテリーに蓄えた電力を使います。バッテリーから持ち出した電力の充電および、走行に必要な電力を得るための発電機がオルタネータです。
従来のクルマは、常にオルタネータを回してバッテリーを満充電で維持していました。エンジンの回転数は様々に変化しますから、電圧が一定になるような制御をします。オルタネータの負荷はとても大きいのにもかかわらず、例えば過充電を避けるために電力エネルギーを熱として放出してしまうなど、せっかく発電した電力をただただ捨ててしまっていたりしました。
エネチャージは加速とパーシャル時には発電しません。減速の時だけ発電します。ガソリンを燃焼して得られるエネルギーではなく、車両が持っている運動エネルギーを使って発電します。よって全体で見るとエンジンに対する負荷が減り、結果的に燃費が改善するというわけです。で、減速時だけ充電するために、急速充電が可能なリチウムイオン電池を別途載せたりと、システムとしてまとめたのがエネチャージなんですね。
エネチャージはスズキの呼び方ですが、他社でも同じようなことをやっていて、例えばマツダのスカイアクティブi-ELOOPもほぼ同じでしょう。日産のECOモーターもある意味同様。アイドリングストップだけが燃費改善に寄与しているわけではない。最近のクルマってすごいんですね。
で、一週間400km超乗ってみた感想です。
てっきりターボ車だと思っていた代車のスペーシア、今日スズキ自販の所長さんに聞いたら「いやあれはNAですよ」とのお答え。そのくらい加速が良かった。60km/h程度なら1500rpmも回していれば充分というところにしても、エネチャージの効果は間違いなく体感できます。
ただ、乗り出し時にトリップメーターをリセットするのを忘れていたので正確なところはわかりませんが、走行距離約430kmで給油量は19.5L。普段通勤で走っているのと同じ行程で、セルボは20km/Lチョイなので、ちょっとだけ良いかなくらいのレベルでした。
ちゃんと測ればよかったと後悔。たぶんもうちょっといいと思います。
さて、ここでタイトルの「低燃費・省燃費」について一言。
広く普及してしまっている低燃費って言葉、なんか変ですよね。燃費が低いと書いて燃料消費率が良いという意味。意味合いとしたら省燃費のほうがしっくりくるのは自分だけでしょうか?
一部海外のようにkm/LではなくてL/kmだったら「低」でよかったのだと思うんですけどねぇ。
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