イタリア
2012年10月以来なのでほぼ6年ぶり。人生3度目のイタリアです。
6年前のエントリではぼかして書いてますが、帰路の飛行機で変な角度で首を傾けたまま爆睡し、頚椎をやっつけてしまいまして、未だに完治しておりません。一番悪いときは左手指の感覚が全くなくて、痺れというか感覚麻痺というか、まるで常に薄い手袋をしているような状態でした。
MRI にもかかりましたし医者も変えてみましたが、外科的手術をするほどではないとの見立てで今に至ります。最近はひどい肩こりくらいの状態で落ち着いています。海外出張の際は必ずネックピローを持参するようになりました。
さて、そんなこんなであまりいいイメージのないイタリアに再来。直行便なのでもちろんアリタリア航空です。7月8日の便でやってまいりました。
アリタリア航空はなんと経営破綻中です。機材はエアバスA330でしたが、映画はイマイチでしたね。新作全然なし。機内食はまあこんなもんかなという感じでとりたてて良いところもなく。ミラノマルペンサ空港もなんだか寂しい感じで、なんともいえない雰囲気でした。なお飛行機には新婚旅行と思われるカップルと老後のツアー客がいっぱい乗ってました。イタリアって、観光で行くにはいいイメージがありますよねやっぱり。
滞在地は ベルガモ ( Bergamo ) 県ウルニャーノ ( Urgnano ) という北部の地方都市。田舎町で、ミラノから車で約一時間の距離です。ホントになんにもないところです。日本人はおろか東洋人すら全く見ません。
日々の足に困るからと、同行者は国際免許を取ってきて、会社の車を借りてホテルと職場を行き来しております。自分の国際免許はずいぶん前に切れたきり更新していなかったので、運転は完全に彼にお任せです。今どきの若者は臆するところがなくてすごいです。
ホテルは一階がレストラン二階が客室という構成。ウルニャーノで一番美味しいという評判のレストランです。確かに美味しいです。でかいピザが8€くらいから食べられます。ワインもボトルで10€くらいから。夜は酔っ払いがうるさいのが玉にキズ。客室はどちらかというと質素。ベッドもシングルサイズだし窓の外にはすぐそこに表通りがあるので開けられず。真っ暗で時間の感覚がわかりません。我々のような作業着姿の出張者をよく見かけるので、それほど高級なホテルということはないのでしょう。
英語は人によります。皆が話せるわけではありません。イタリア訛りの英語は巻き舌が強くてとても聞き取りにくいです。ただでさえ苦手なのに。なので Google 翻訳の日本語→イタリア語を多用してます。おかげで意思の疎通はかろうじてできますね。すばらしい。
近所にはでかい教会と古いお城があります。街を構成する上でこのふたつはセットなんですね。規模は違えどミラノもそうでした。こんな事言うと叩かれるかもしれませんが、キリスト教ってなんだか怖いなぁ。一週間の予定だったのに急に仕事が延長になり土日が空いてしまいました。悪いとは思いつつ、イタリア在住の旧知の方に連絡してミラノ見物に付き合ってもらいました。写真はミラノ中央駅です。
ミラノの大聖堂。でかいです。上に登ったり中に入ったりすると金を取られるのでやめました。長蛇の列でいつ入れるかわからなかったというのもあります。
ガレリア。高級ブランド店ばかりの一大ショッピングモールです。中心の床に牛のモザイク画があり、この牛の睾丸に靴のかかとをつけて3周回ると幸福になるというアレです。もちろんやってきましたwww
サンマウリツィオ教会。フラスコ画がすごかったです。
スフォルツェスコ城。
全体的に思うのは、なにしろ空間の使い方が贅沢です。でかくて広くてなにもないところがあちこちにあります。ただ、観光となるとミラノはちょっと弱いのだそうです。ベネツィアとかローマとかのほうが見どころも多いとか。
この日は猛暑だったのですが、お城のベンチでくたびれ果てた新婚さんと思しき日本人カップルに会いました。喧嘩にならなきゃいいけどwww
コメント
この記事へのコメントはありません