ステアギヤを強化する(その2)
- カテゴリ: カスタマックス4×4
- 投稿日時: 2009/10/22(木) 01:07:36
2009.10.27追記 タイトルを変更しました。
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結果報告です。
3パック走らせましたが、歯の欠けはありません。
しかしながら、時々ステアが戻らないことがあります。
再度バラしてよくよく確認すると、歯のかみあいが浅すぎて、場所と力のかかり具合によってはロックしてしまうことがあるようです。
調整と動作確認の際、ろくにモータによる負荷をかけてみなかったのが敗因ですな。
オリジナルのM0.4で9T/24Tの場合、軸間距離は(9+24)×0.4÷2= 6.6mm。
M0.5で手持ちの歯車からチョイスしたのは8T/16T。この場合の軸間距離は(8+16)×0.5÷2= 6.0mm。たかだか0.6mmとあなどったのがまずかった。モジュール0.5の歯たけは1.0mmですから、4割しかかみ合っていないことになるのです。ちゃんと負荷をかけてみたところ、歯飛びもおきたりしてぜんぜんダメでした。
軸間距離をいじるのには相当な覚悟と度胸が必要で、さらに失敗する確立が非常に高いです。
では、軸間距離を変えずにすむ最適な歯数は?
10T/16Tまたは8T/18Tで軸間距離6.5mmになりますね。マイナス0.1mmなら許容範囲内でしょう。そこまで高精度な加工ができるとも思えませんし。
減速比も考慮すべきでしょう。オリジナルからあまりかけ離れてしまうと、駆動力不足になりかねません。もとは0.375です。10T/16Tで0.625、8T/18Tで0.444。
小歯車の加工性も忘れてはなりません。AOパーツの紫8Tは、通常の白いピニオンと全幅は同じですが、軽量化のため歯のないボス部分があります。手持ちの10Tはレインボープロダクツのものですが、こちらは全部歯です。二段歯車をつくる際に問題なのが小歯車と大歯車の一体化の方法ですが、小歯車にボスがあれば、大歯車には穴あけで圧入という方法が取れます。10Tの歯を半分削ってボスをつくるのは、まず不可能でしょう。
以上のような理由から、8T/18Tに決定。
さて、モジュール0.5の18Tなんて、世の中に存在するのでしょうか。グーグル先生にお伺いを立てます。ほどなくミニ四駆の標準ギヤセット(要するにオプを組んでいないキットのままの状態)のカウンターギヤ青が24T/18Tらしいことがわかりました。ジャンク箱をひっくり返してみると、あったあったありました。
ベアリングが入れられるように大穴が開いてます。ちょっと難しそう。
おもむろにノコで切断。オルファのデザインカッターの柄にセットできるものです。愛用してます。
さようならオレンジ16T。熱溶着は結構うまくいっていました。
同様に半田ごてで熱溶着し、デザインカッター主体で整形。かみあいもバックラッシも問題なさそうです。歯の面取りやらなにやらをして完成です。
例によって結果はまた。
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