最終更新: 2006/05/22(Mon)22:36
自作と修理を愛するブログ。トイラジ、電子工作、ボルティー、NucleusCMS 、いろいろゴソゴソやってます3Dプリンター / 3Dスキャナーも -kyu-
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モーターの性能を調べました。ウルトラダッシュは参考までに。
名称 | 適正負荷回転数(rpm) | 無負荷回転数(rpm) | 消費電流(ma) | 定価(円) |
---|---|---|---|---|
パワーダッシュ | 19900 | 不明 | 2500 | 367 |
プラズマダッシュ | 25000 | 29000 | 4200 | 840 |
ウルトラダッシュ | 24000 | 29000 | 4000 | 630 |
タイヤの外径は約φ30ですから、ピレリストラトスは
25000rpm × 1/7 × 60 × (30/1000000)km ×3.14 = 20.19km/h
約20km/hのスピードが出ることになります。しかし実際は16km/hで効率79.3%です。ちょっと悪すぎます。ここでやっと気づきました。
プラズマダッシュの消費電流4.2Aに対して、現在実装しているリレーDS1E-M-DC3Vは、定格3Aです。つまりモーターの性能を引き出すどころか、逆に絞ってしまっていたのです。3÷4.2=71.4%で、おおよそつじつまが合います。
ちなみに消費電流が3Aより小さいアリタリアストラトスは
19900rpm × 1/6.07 × 60 × (30/1000000)km ×3.14 = 18.54km/h
でパワーダッシュの性能をほぼ使い切っていることがわかります。
コイル定格がDC3Vで接点容量が5A以上のリレーを探しましたが、2c接点のものは見つかりませんでした。
考え方を変えましょう。
FETなどでDCモーターを正逆制御する方法として、Hブリッジという手法を使うのが一般的なようです。FETはほとんどが5V駆動なので、本機のようなニッケル水素1.2×2では動かないでしょう。
2aまたは1a1bのリレーを2つ使えば同様のことができるはずです。
共立エレショップで探したところ、DC3V駆動で定格8Aの、G6C-2117P US DC3V(オムロン)がよさそうです。
モーターには10Tピニオン、中間ギヤはG-7ピンク、ファイナルはG-18イエローを組み込みました。
実はこの6.07:1の減速比、ラジカン改造キット2そのままであることがわかりました。28Tだと思い込んでいたファイナルはノーマルでも26Tでした。
スピードチェッカーによる計測は18km/hとでました。ほぼ予想どおりです。
試走の結果はすごいことになりました。
リアタイヤが外れるはずれる。シャフトに圧入してあるだけだからという話もありますが、ステア操作中の横荷重は尋常ではないようです。ナット止めホイールを検討すべきでしょうか。
車速の伸びもよし、加速も以前と比べて遜色ありません。
ステアの左右差の影響で、右はよいのですが左回りは即スピン。左だけ切れ角を抑制したほうがいいかもしれません。
サスペンション変更によるフロント周りの跳ねは、さほど気になりません。
トイザらスで使えそうなものを物色していたところ、ダンガンレーサーのグレードアップパーツが目にとまりました。R-04スイングテールユニット(ITEM15807)です。後続の敵車に往復ビンタを食らわすというえげつないユニットですが、本来の用途はともかく、ギヤが数種類同梱されていたためとりあえず購入しました。449円です。
見てのとおり、ミニ四駆のパーツが流用されています。
番号 | 色 | 名称 | 歯数 |
---|---|---|---|
1 | ピンク | G-7 | 12T/28T |
2 | イエロー | G-18 | 26T |
3 | オレンジ | - | 10T/16T |
4 | オレンジ | - | 8T |
特に「G-7ピンク」は、絶版のグレードアップパーツNo.17「チューンアップギヤーセット」に入っていたものです。これ欲しさにヤフオクで定価500円プラス送料を払おうかどうか悩んでいたので、とてもうれしいです。
「G-7ピンク」と「G-18イエロー」を有効利用してギヤ比を考えると
このときの減速比は
で6.07:1になります。現状比1.44倍ですから、速度はスピードチェッカー測定で18~19km/hになるはずです。
塩ビ板から切り出したフロントサスが折れてしまいました。形状に問題があるのはわかっているのですが、適度なやわらかさを得るために削り込んだのでこればかりは仕方ありません。弾性係数の異なる材料を選ぶのが筋でしょう。ピアノ線を使うことにしました。
近所の金物屋で手に入るなかで一番細いのは#22というものでした。線径0.70~0.66mmです。10m巻で240円でした。これをニッパで切断しラジオペンチで曲げました。
組み込みは塩ビサスと同様です。ナックルのピンにあたる部分まで一体モノとしました。
手で押した感じからするとちょっと硬い気がしますが、ひとまず走ってみましょう。
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