最終更新: 2006/05/22(Mon)22:36

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3Dプリンター / 3Dスキャナーも -kyu-

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200505/0722:58

電装、そしてシャーシの完成

リレー配線
2号機と同様にリレーを組み込みました。
リレーはホットボンドで固定してみましたが、すぐにはがれてしまったので、またしても瞬間接着剤。シャーシー側を削りこむとしっくりくるのですが、強度面で不安が残るためそのままです。

シャーシ全体(1)
シャーシ全体(2)
フロントタイヤはラジ四駆用レストンスポンジタイヤセット・ナロー(ブラック)(ITEM 15288)です。
アンテナはダイソーで購入したカラーワイヤー(園芸用針金)です。T'sGarageさんでも紹介されていますね。

サスペンションやタイヤ、ステアリングなどの調整をまったくしていないこの状態で、一度試走してみましょうか。

1号機ボディ仮組み
走るためにはボディが必要。ひとまず1号機のボディを仮組みしました。
鼻っ面アリタリアロゴの部分が割れてしまったので、ライトポッドにカバーをつけてあります。このカバーはエポキシパテによる造型。アリタリアロゴはプリンタで作りました。
フロントのアンダー角部が削れてますね。まあ、仮ボディですから。

200505/0521:43

フロントサスペンション

フロントサスは、純正のラジカン改造キットと同じようにするのが一般的ですが、ここはあえて圧縮コイルバネを使用しない方式にしました。
改造キットの方式には以下のような問題点があります。

  • ステアリングカバーとフロントアームの間にバネを挟むため、ステアリング作動時の抵抗が大きい。バネ定数を高く(スプリングを硬く)すればするほど作動抵抗が増える。
  • ニュートラルを保つためのトーションスプリングが弱い。
  • フロントアームの回転がコイルバネを開こうとする力、締めようとする力に変換されてしまう。結果、右折と左折で動きが変わってしまう。
  • 規格品でちょうどいいバネが入手できないため、長いバネを切断、端末加工をすることになるが、そっくり同じバネを作るのが困難。

そこで、リアサスと同様にプラスチックの弾性を利用したサスペンションを造ることにしました。

ステアリングカバー加工部
なにはなくとも、ステアリングカバーを加工しなければなりません。加工部分はコイルバネ式と同様のところです。
1)裏からピンバイスで貫通穴にします。穴径はφ3.4~φ3.6
2)出っ張っているボスを削り面一にします。
3)三角のリブを削り落とします。

アッパーアーム
アッパーアームと呼んでいいのでしょうか。樹脂バネの役目を果たす部品です。裏側から見た写真です。
白い部分は塩ビの板材から切り出しました。先端の乳白色の部分は、プラモデルのランナーを利用した半球状の部材です。ここがフロントアーム上の延長したピンに接触します。

総Assy
アッパーアームをステアリングカバーにねじ止めし、全体を組み上げた状態です。ねじはワッシャヘッドのタッピンネジですが、どこから持ってきたものかは不明です。不要なオモチャを分解したときに取ったものでしょう。材質はやわらかく、メッキもいまいちです。
マグネットリングとねじが干渉しないように、適当な長さにつめてあります。

ストロークさせた状態
ステアリングカバー中心を指で押すと、右写真のようにストロークします。
矢印で示している部分が、延長したフロントアームの上ピンです。アッパーアームがしなっているのがわかります。

200505/0400:37

フロントホイール・フロントアーム

前輪構成部品一覧
フロントホイールの構成部品とフロントアームです。ベアリング化することが主目標。さらにラジカン純正ホイールでキャップをします。
左から、純正ホイールを後輪同様に加工したもの、M2ナット、ベアリング、ミニ四駆用ホイールを加工したもの、ベアリング、フロントアームです。実はそのほとんどは1号機用に作成したものを流用しています。

M2ナットとミニ四駆ホイールは、ナット止め小径ホイール・ショートシャフトセット(ITEM 15253)のものを利用しています。同セットにはロックナットも含まれていますが、ホイールキャップとして加工した純正ホイールと干渉するため、厚みの薄いM2ナットを使いました。あらかじめ瞬間接着剤を一滴たらしてから組み立てて回り止めにします。
ベアリングはラジ四駆六角穴ボールベアリング4個セット(ITEM 15287)です。よく聞く話ですが、この六角穴ベアリング、内輪と外輪のガタがとても大きいです。そこでベアリングでホイールをサンドイッチして、ナットの締め込み加減で与圧をかけるようにしました。

ミニ四駆ホイールの加工
ベアリングをはめ込むためのザグリ加工を施しました。破けてしまいそうなところは適宜エポキシパテで肉盛しています。ちなみにベアリングの外径は6mmです。
色がオレンジ色なのは、1号機のとき、緑だとあまりにもオモチャっぽかったためです。本当はノーマルのレモンイエローにしたかったのですが、サーフェイサーをケチったため発色が期待できなかったのでちょっとトーンを落としたというわけです。
なお、このザグリ加工は芯出がかなり難しいです。左はうまくいったのですが右はかなり偏芯してしまいました。

フロントアーム
フロントアームです。なんとなく、ナックルと呼んだほうがしっくりくる部品ですが、大陽工業の部品販売リストによると、フロントアームという名前です。
ノーマルはシャフトが回転しますが、ベアリング化することでシャフトは固定にしなければなりません。前述のナット止めホイールのシャフトを切断して接着。フロントアームの中に入ってしまう部分にニッパで傷をつけて抜け止めとし、瞬間接着剤で固定します。
上方のピン(写真では左側)は延長します。この部品がうろ覚えなのですが、たぶんミニ四駆ビスセットA(ITEM 15232)に入っていたものでしょう。これも瞬間接着剤で接着しました。なぜ延長するのか、このあたりはサスペンションの項で触れることにします。

トーインの様子
シャフトは、進行方向に向かってちょっと曲げておきます。いままではステアリングロッドの穴位置変更でトーインにしていましたが、今回はこちらで。
最後にベアリングとの干渉などチェックして細部形状を整えます。

トーイン模式図
ちなみにトーインとは上図のようなことをいうらしいです。ラジカンは各部のガタが大きいですが、トーインにすると直進安定性がすこぶるよくなります。

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200504/2923:54

ミッションボックス

ミッションボックスまわりを組み立てます。
ミッションボックス
モーターはパワーダッシュ。チューン系と比べるとカーボンブラシのダッシュ系の方がラジカンとの相性がよい気がします。
アクスルシャフトは72mm強化シャフト(ITEM 15235)を切断して使用。ベアリングは組まずにミニ四駆標準添付のハトメを使います。ハトメとミッションボックス上下の接する部分にはアルミテープを貼ってガタを少なくしてあげます。
AOパーツのメタル軸受けセット(ITEM 94381)、または、620ベアリングを組み込むというテもあるのですが、ミッションボックスを精度よく加工する必要があり、そのあとの強度やメンテナンス性にも問題があるため、あえてハトメです。
ギヤは、モーターのピニオンが8T、中間ギアはラジカンノーマルの12T/30T、ファイナルは「G11はだいろ」28Tとしました。この構成でラジカンノーマルと減速比が同じになります(8.75:1)。ファイナルはソニックセイバーからの流用です。
中間ギアとファイナルのバックラッシが小さすぎる感じがしたので、中間ギアをはめ込むミゾを軽く削って微調整しました。金型がかなりくたびれているらしく、ミッションボックスはバリっぽくて合いが悪いです。

200504/2623:31

リアホイールの製作

純正リアホイールとミニ四駆のタイヤを組み合わせるための加工をします。

リアホイール改造前後
上段左が純正リアホイール。右は以前購入してあったダンガン用グレードアップパーツ、ワイドタイヤ・ホイールセット(ITEM15283)のホイールです。それぞれ下段のように削り込みました。
純正ホイールは前輪と後輪でリムのオフセット量が違います。後輪のほうが深いので、前輪を使用したほうが楽だったかもしれません。
また、ダンガンのホイールはシャーシ側のボスをカットしてオフセット量を小さくしています。シャフトとの勘合部分が短くなってしまうので、貫通穴加工をして長さを稼ぎます。最終的には瞬接などでヌケドメ処理をしなければならないでしょう。

リアホイール装着
ラジカンホイールはスチロール系、ダンガンは軟質ポリ系で明らかに材質が異なるため、エポキシ系の接着剤で接合するつもりでしたが、同セットのワイドタイヤにサンドイッチする形ではめ込み装着したところ、ガタも無く結構いい感じになったのでとりあえずそのままです。

タイヤはミニ四駆のレストンスポンジタイヤをチョイスするという手もあるのですが、1号機、2号機の経験からすると、ターゲットの路面ではゴムタイヤの方がコントローラブルでした。グリップしすぎないほうがスピンしにくいようで、レストンも使い込んでだれてきたほうが扱い易かったです。このあたりは実走行の具合を見て変えるつもりです。

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