フロントホイールの構成部品とフロントアームです。ベアリング化することが主目標。さらにラジカン純正ホイールでキャップをします。
左から、純正ホイールを後輪同様に加工したもの、M2ナット、ベアリング、ミニ四駆用ホイールを加工したもの、ベアリング、フロントアームです。実はそのほとんどは1号機用に作成したものを流用しています。
M2ナットとミニ四駆ホイールは、ナット止め小径ホイール・ショートシャフトセット(ITEM 15253)のものを利用しています。同セットにはロックナットも含まれていますが、ホイールキャップとして加工した純正ホイールと干渉するため、厚みの薄いM2ナットを使いました。あらかじめ瞬間接着剤を一滴たらしてから組み立てて回り止めにします。
ベアリングはラジ四駆六角穴ボールベアリング4個セット(ITEM 15287)です。よく聞く話ですが、この六角穴ベアリング、内輪と外輪のガタがとても大きいです。そこでベアリングでホイールをサンドイッチして、ナットの締め込み加減で与圧をかけるようにしました。
ベアリングをはめ込むためのザグリ加工を施しました。破けてしまいそうなところは適宜エポキシパテで肉盛しています。ちなみにベアリングの外径は6mmです。
色がオレンジ色なのは、1号機のとき、緑だとあまりにもオモチャっぽかったためです。本当はノーマルのレモンイエローにしたかったのですが、サーフェイサーをケチったため発色が期待できなかったのでちょっとトーンを落としたというわけです。
なお、このザグリ加工は芯出がかなり難しいです。左はうまくいったのですが右はかなり偏芯してしまいました。
フロントアームです。なんとなく、ナックルと呼んだほうがしっくりくる部品ですが、大陽工業の部品販売リストによると、フロントアームという名前です。
ノーマルはシャフトが回転しますが、ベアリング化することでシャフトは固定にしなければなりません。前述のナット止めホイールのシャフトを切断して接着。フロントアームの中に入ってしまう部分にニッパで傷をつけて抜け止めとし、瞬間接着剤で固定します。
上方のピン(写真では左側)は延長します。この部品がうろ覚えなのですが、たぶんミニ四駆ビスセットA(ITEM 15232)に入っていたものでしょう。これも瞬間接着剤で接着しました。なぜ延長するのか、このあたりはサスペンションの項で触れることにします。
シャフトは、進行方向に向かってちょっと曲げておきます。いままではステアリングロッドの穴位置変更でトーインにしていましたが、今回はこちらで。
最後にベアリングとの干渉などチェックして細部形状を整えます。
ちなみにトーインとは上図のようなことをいうらしいです。ラジカンは各部のガタが大きいですが、トーインにすると直進安定性がすこぶるよくなります。
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