最終更新: 2020/11/23(Mon)13:57

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201810/0522:21

1/24 ダンバイン製作記 (13) - 関節の表現

お盆休み中に異例の速さで進行していたダンバインですが、国内外の出張など挟んで、案の定というか、通常のペースに戻りましたwww

で、ここでやっと関節部のオーラマルスに着手。工程的には溶きパテ~サフ処理より前にやっておくべきだったかもと思ってましたが、やってみたらこのタイミングで正解でした。

オーラバトラーって、生物感バリバリに仕上げるかアニメ調のロボットっぽくするか、解釈は人それぞれです。最近主流の生物感を全面に押し出す手法は、やりすぎるとただのバケモノになってしまいがちです。そもそも自分にはそんな腕はないわけで。なのでどちらかというとアニメ寄り、キットをお手軽にディテールアップしました的な方向を目指すことにしました。

劇中の設定ではオーラバトラーは、土着の生物の殻を装甲に、筋肉をアクチュエータに転用して、オーラ力という精神エネルギーを動力源として、半導体を使った電子制御と気合で動かすというとんでもないシロモノなわけです。
外殻は生物の殻を加工したものですが、期待する形状になるように押したり引いたり圧かけたり切ったり削ったりしているはず。革を蒸してなめして型押しして、古代の鎧をつくるような感じかなと。あくまでも人工物であって、そのままの形の生物ではないのですな。
殻、つまり装甲を外すとなかには人体模型チックなモンスターが入っているわけでもなく、フレームとアクチュエータと信号伝達用の電線と動力やらなんやらを送るパイプが張り巡らされているはず。膝裏とか腿の付け根とかに見えているのは、可動域の都合でカバーしきれなかったこれらの中身なのだという解釈です。

などとうんちくをたれてみたものの、オーラマルスは王道のつくり方で。エポパテを使います。可動モデルの場合は一工夫必要ですが今回は完全固定なので問題なし。

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201808/2500:01

1/24 ダンバイン製作記 (12) - 削る磨く

表面処理の続きです。この手の作業は絵面に変化が乏しいので、あまりブログ向きではありません。なので方法論について触れてみようかと。

前回のエントリでも書いた電動歯ブラシを改造したサンディングツール。これは使えます。素晴らしいです。

使い方のコツですが、そもそもが歯ブラシなのであまり強く押し付けると止まってしまいます。軽く当てる程度のほうがよく削れます。もし切削能力が不満なら、そこはペーパーの番手を下げればいい話。
軽く当てているせいか、耐水ペーパーの使用量がかなり抑えられているように感じます。切れなくなって交換するまでの頻度が低いというか。空研ぎの場合は、時々手を止めてペーパーについた削りカスを歯ブラシで落としてあげれば、切削能力は復活します。ブラウンのこのモデルは、2分間ごとに数秒の間欠運転になるので、そこを目安にするといいでしょう。
耐水ペーパーをパンチで丸く抜くと、どうしても 2 割くらいは使えずに捨ててしまう部分が出ます。それでも全体としてのペーパーの使用量は少なくて済む気がします。

両面テープで貼り付けたペーパーの交換も、思っていたほど難しくはありません。ダイソーのクッション付き両面テープはぺろっと剥がれます。糊が残ることもありますが除去は簡単。しかも切削中はずれることはほとんどありません。もともと毛が植えられていた部分には凸凹があるので、いい感じに噛み合っているのでしょう。替えのヘッドを用意する必要はなさそうです。

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201807/3022:05

1/24 ダンバイン製作記 (11) - FDM出力品の表面処理

形にはなりましたがこれからが大変です。考えようによっては、一昔前のガレージキットをつくるのに似ています。プラキャスト (とは最近は言わないらしい) のガレージキットを買ってきました、箱を開けました、バリ取りと軸打ちをしました。今ここです。

周知の通り、今回のような見栄え重視の品物を FDM で製作する場合、一番やっかいなのは表面の積層痕の処理です。強度と精度さえ出せばいい機械部品とは違うのですよ。

積層痕の消し方をググっていて、なかなかおもしろい記事を目にしたのでリンク貼っときます。

FDM(熱溶融積層造形法)出力と表面処理 - コメを噛め

要は FDM で出力したものは最終製品にはなりえないけど、デジタル支援で素材がつくれるのはすばらしいってな内容と受け取りました。ホントそのとおりと思います。

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201807/0522:05

1/24 ダンバイン製作記 (10) - 再始動

だいぶ間が空いてしまいました。ええ大丈夫、生きてますよ。
前回のエントリ以後、2回ほど海外出張に行きました。4月の頭にポルトガル、6月の頭にメキシコです。都度ツイッターで発信しておりましたが、これといって特筆することもなかったです。メキシコでテオティワカンの遺跡に行ったくらいかな。
ツイッター便利ですわ。わざわざブログのエントリ起こすまでもない案件はもっぱらツイッター。なのでブログの更新頻度はダダ下がりです。

さて、3月中旬ごろのこと。いつものようにツイッターを眺めていると、3DCADでモデリング中のダンバインの頭が流れてきました。作者は @yasimov さん。 CAD は OSD かな。ひと目見て、なんというかビリビリと衝撃が走りました。おー、3DCADでオーラバトラー作れるんだ、と。

例の 1/24 ダンバインのリベンジ、手が止まってしまって久しいわけですが、切った貼ったのやりすぎでどうにもシンメトリが出せなくなってしまったこと、石膏粘土で作ったパーツの処理に困っていたことに加えて、目標としていた地元の展示会の開催が流れてしまったことなどが重なって、もう2年近くもほったらかしになってしまってました。

この2年の間に、3D プリンタをつくりました。大して高精度ではないもののそれなりの出力はできます。
Fusion360 もあります。従来型のソリッドだけでなくサーフェスもスカルプトもできる高機能な 3DCAD です。デジタルでつくればシンメトリは簡単に出せるはず。
実際に 3DCAD でモデリングしている人がいるのだから、頑張れば自分にもできるかもしれません。
タコメータの完成以降、次のネタに困っていた自分にとって、これはまたとないうってつけの案件。ということで、3D プリンタでダンバインをつくることにしました。もはやプラモデルの制作記でもなんでもありません。ははっ。

実物の立体として完成させることを目標とします。PC の画面の中だけで完結したくありません。
3D プリンタで出力したものはあくまで素材という位置づけです。なので CAD ではあまり細かいところまで作り込みしません。CAD でつくるのが難しいところは無理にモデリングせず、出力品を加工することにします。

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201604/1222:47

1/24 ダンバイン製作記 (9) - 背中

★HJEX
久しぶりに模型誌を衝動買いしました。先日発売のホビージャパンエクストラ 2016 Spring (ホビージャパンMOOK 718)です。衝動買いって言ってもAmazonなんですけどね。

その昔、学生時分はHJ、MG、B-Clubの3誌を毎月欠かさず購読してましたわ。情報源といったら、今と違って紙媒体の月刊誌しかなかったわけで、キャラ物からスケール物まで、それこそ穴が開くくらい丹念に読み込んでました。

ここのところツイッターで模型業界の人をフォローするようになって、なんだか面白そうな本が出るらしいと聞きおよびまして、まあなんとなく買ってみたと、そんなわけです。

「模型のホメかた。」というタイトル。誰それさんの塗装はすごいねぇーとか、さすが○○さん、このディテールアップは精密感ハンパネェとか、そういう意味ではありません。

ランナーから切り取る前またはパチ組しただけの、昨年発売された様々なジャンルのプラモデルが、でかい写真でどどーんと載ってます。超絶テクを駆使した作例とかはあんまりありません。

ほっとしたというか、なんというか。

改造せなあかん、ディテールアップせなあかんという強迫観念に襲われて、ぜんぜん手が動かせないでいる自分がアホらしく思えてきました。この写真はよいです。ランナー状態だからこそ、メーカーさんの姿勢とか意気込みとか、存分に伝わってくるわけですよ。

ああ、そうそう。そういう楽しみ方もあったよねって。

自分が中学生の時に、勉強とプラモを教えてくれた近所の大学生のお兄さんをふと思い出したりして。彼はF4ファントム好きで、コクピットシートだけできたところでそいつを肴に呑む酒がうまいと言ってたなぁ、なんて。

積んである箱はたくさんある。うん、次回作はあんまり手をかけずにサクッとつくろうと、心に決めました。

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