デイトナ電タコのモデファイ
モデファイって言葉、久しぶりに使いました。早い話が修正とか改造とかいう意味ですが、エンスーの世界でよく出てくるような気がします。
さて、すったもんだの末、元電圧を安定化することで動作するようになったデイトナの電気式タコメータ。取付ステーを恒久化するためにいったん外したのですが、よくよくみると気になることが。
内部には流れたような錆のあと。ネジの頭も赤くなってます。ガラスの内側も汚い。先日のツーリーングの時も、錆びだらけのハーレー乗りに「錆びてるじゃん」とバカにされて悔しかったので、なにはともあれ分解することにしました。
この手の改造はwebをあたるとあちこちヒットします。偉大なる先人たちに感謝。
まずは専用工具づくり。近所のホームセンターで80円のマイナスドライバーを購入。ガスコンロであぶってハンマーで叩き、ヤスリで先端を研ぎます。最後にまた熱し、焼入れして完成。
リングのカシメをじわじわと開けていきます。
リングをばらしたところです。最後はてこの原理でえいやとやってしまいましたので、ふちがワヤワヤになってしまいました。辛抱がたりないとこうなるという失敗例です。
外れてびっくり。中はかなりひどい状態。
写真右下の錆サビの物体は、表が黒塗装で裏は無処理。ガラスはゴムのパッキンで抑えられていますが、このリングとメーター胴のフレア加工部の合い面はパッキンなし、つまり防水処理がされていないわけで、スキマに入った雨水がこのリングを錆びさせるのは至極当然。なぜメッキしてないのか不思議なパーツです。メーター胴内壁も真っ赤でした。外から見えたところは氷山の一角だったわけです。
基板にLDとシルク印刷されているのは照明用LED。6灯ですが色はグリーンでひじょーに暗い。コンデンサがとれかかってます。過電圧か逆接かなにかで溶けたのでしょうか?
------------------------------------------------------
【2010.02.09追記】
このコンデンサが曲がっているのには意味があります。決して修正してはいけません。
------------------------------------------------------
メーター底面方向からみた基板です。照明の電源はメーター本体とは別の茶線で、LEDの電流制限抵抗はケーブル近くのR1とR2でそれぞれ39Ω。それぞれ3灯が直列に接続されています。
露出1秒でこんな状態です。
というわけで、錆びとりだけのつもりが別の方向へ…。
Tweet
コメント
3件のコメントがあります
ちょww
錆びだらけのハーレー乗りって・・・
否定はしないけどw
電タコは なんかエライことになってるね。
kyu氏らしいというかなんというか・・・
あらま来てたのね。失礼しますた。
現在サビ取り進行中なのだけど、奥の手を使うべきか否か悩んでます。
うまくいったら、そちらのウインカーにもいかが?
メッキ面にも使えそうなら教えてほすいw