油温計の製作(7)温度センサの加工
注文していた純正部品が届きました。当初の見積もりよりもだいぶ早い到着です。
- 09247-14026 プラグ
- 09168-14002 ガスケット13.8×18.8×4.8
品番が変更されての納品です。純正部品の場合、部品の設計変更やら統廃合やらで変更されることは間々あるわけですが、この「09247-14026」という品番は、実はドレンプラグと同じもの。つまりこのボルトはドレンプラグと互換性があるということらしいです。
さて、自分はいわゆる「捨てられない人」でして、どんなガラクタでも「もしかしたら何かに使えるかもしれない」と後生大事にとっておく癖があります。ガラクタは分野別にジャンク箱に入れられていて、そのときそのときの旬が過ぎるとそのままお蔵入り。よほど何かが無い限りは日の目を見ません。最近はかなり改善して、ものを増やさないようにできるだけ捨てるようにしています。
今回のプロジェクトで使えそうな金具を探して、単車関係のジャンク箱をそれこそ十年ぶりくらいに開けてみました。ClubmanやGoose350のネジや使用済みガスケット類がごっそり出てきたのですが、そのなかになにやら見たようなボルトが。
Goose350にヨシムラのデジテンを付けていたのはこの一連の記事の最初で書きましたが、そのときデジテンのセンサ部分と交換したボルトが出てきました。寸法を測ってみると、今回発注したプラグとまったく同一。なんということでしょう。
ある意味、スズキの部品の標準化が進んでいるということではありますが、なんかちょっとくやしいです。先にあの箱を開けてみればよかった。後から来る人のために、このドレンプラグ(ドレンボルト)09247-14026を図面化しておきましょう。
さあ、部材がそろったのでセンサ部分を加工します。
サーミスタ(だと思われるもの)をケーブルの先端にハンダ付けし熱収縮チューブで固めました。ちなみにケーブルは不要のUSB延長ケーブル。外径φ3で、被服部分には80℃と書いてありましたがまあ大丈夫でしょう。4芯ですがそのうちの2芯だけ使用します。
ドレンプラグにはボール盤で貫通穴を開けます。φ4。熱収縮チューブでちょっと太ったケーブルにちょうどいい大きさの穴です。
例のエポキシ接着剤を隙間に充填しました。一般的なエポキシ接着剤の耐熱温度は100℃前後のようですがまあ気にしない。
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