油温計の製作(9)車体への取付
庭の根雪がやっと消えた2月の最終日曜日、車体への取り付けを敢行しました。
土曜日に下ごしらえをしておいて日曜日に本作業という段取りだったのですが、土曜日夜の天気予報では「明日は雪」と報じられていてあわててバイクカバーを掛け直したり、明けて日曜日は朝からさんさんと日が降り注ぐ「どこが雪じゃ」的快晴だったりで、季節の変わり目が実感できる一日でした。
まずはステー
廃材でつくったアルミステーを取り付けるところからはじめます。スピードメータをトップブリッジに固定しているボルトに共締めしました。このボルトは特殊ボルトで、頭はツルツルで首下に四角い突起がついてます。ニュートラルランプの載っているパネルに角穴があいていて、差し込むだけで周り止めになるというわけです。
防振用のゴムブッシュやらカラーやら配線クランプやらいろいろなものが共締めされている上に、自作タコメータのステーまで挟んでいるので、さらに今回のアルミステーを共締めするとボルト長さが足りません。適当なキャップボルトに交換するのが筋ですが、いかにも感が嫌です。仕方ないので一番下、ナット寸前のスプリングワッシャをあきらめます。緩み止めがなくなってしまうので、本当はネジロック剤を使ったほうがいいでしょうね。
ちなみにこのステー、耐水ペーパーとピカールでちょっとだけ磨いておきましたよ。
ドレンプラグを交換する
オイルフィルタ下のドレンプラグを外す前に、オイルのダダモレを予期して下回りを養生します。オイル交換のときに使うオイルパンを下に置き、キムタオルを「すぐに取り出せる場所」に準備しておきます。17のボックスレンチを持って、いざボルト外し。
…なんだか拍子抜けしてしまうくらいの低トルクで、あっさりとドレンプラグは緩みました。
あとは道具を使わずに手で回していきます。
センサを埋め込んだドレンプラグを手に、外れたら間髪入れずに取り付けられるように心の準備を怠りなく。
…これも拍子抜け。ぜんぜんオイルが出てきません。
もしやここはオイルラインではないのか? 一抹の不安が脳裏をよぎります。
センサ付のドレンプラグを軽くねじ込んでから、はずしたプラグを確認。先端とねじ山にはうっすらと油っ気があり、まったくオイルが来ないわけではないようです。
オープンエンドのスパナで(こんなもんかな)トルクをかけ、クランクケースのボルトと共締めにしたステーでケーブルを固定しました。ステーは適当な金物で自作。黒い部分はハーネステープを巻いてます。
それにしてもアルミ部品の腐食が目立ちますね。はやいとこなんとかしなけりゃいかんなぁ。
配線の取り回し
表示器を載せて配線を引き回します。写真がわかりにくいですが、電源線はタコメーターのケーブルと同様に取り回してライトケースへ、センサの入力はアクセルワイヤーに沿わせてタイラップ止め。どちらも外径φ4の黒PVCチューブに入れ、末端はハーネステープで処理してあります。写真を撮りませんでしたが、電源線はギボシでタコメーター用の電源に接続しました。
センサケーブルは2Pのコネクタで分離できるようにしてあります。エンジン前部のフレームに沿わせて下まで下ろしました。エキパイの熱の影響が心配ですが、セルモータの配線も同様のライン取りなので大丈夫かな?
コネクタまるごとハーネステープでぐるぐる巻きにして、多少なりとも防水効果を期待します。
どきどきのメインキーオン
充分に充電したバッテリーを載せ、さあ、メインキーオン。
でもエンジンはかけません。近所迷惑なのでここではエンジンかけられないんです。ってことで動作確認は次回。
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