磨きましょう、そうしましょう
自作油温計の取り付けやオイル交換のくだりでたびたびボソっていた、オイルフィルタカバーの腐食の件です。
納車時からその気配はありありだったわけで、ここまで放置してきたのは単に無精のなせる業。今回の冬眠期間はこれといって工作もしていないので、ブログネタづくりのためにちょっとやってみようかなという企画です。
ちなみにこいつを外すとオイルが漏れてきますが、寒くてオイルが硬いのか油分が下に落ち切っているのか、ほとんど垂れてきませんでした。
近所のホームセンターで調達してきたこいつはアトムハウスペイントの剥離剤。別メーカーも含めて他に数種類ありましたが、「匂いがきつくない」とうたわれていたものは逆に効果も薄そうなので敬遠しました。実売で800円程度。安物のハケも同時購入。
ゲル状の剥離剤をクリア塗装表面に塗りつけて待つこと数分、塗面が浮き上がってきます。割り箸を削って作ったヘラでこそぎ落として水洗いします。SUZUKIロゴのところには爪楊枝も使いました。よく見ると取り切れていないところもあったので、何度か繰り返します。
剥離完了。錆びていない部分はやけにピカピカです。クリア塗装をすると鏡面が曇るってことですね。その昔、中古で買ったGB250クラブマンもそうでしたが、クリア自体も経年変化で黄変したりします。
危険な薬品を使った作業が終わったので、室内に持ち込んで耐水ペーパーがけにはいります。荒い番手から始めて徐々に番手を上げて削っていくわけです。
プラモデルの場合も同じですが、ペーパー掛けの基本は直前の番手のミガキ傷を完全に消すこと、ペーパーの番手を極端に飛ばさないこと、ミガキ方向を90度変えることですね。
今回は#600から始めて、#800、#1000、#1200とすすめました。いつものタミヤ製フィニッシングペーパーを使用。タミヤのものは砥石の粒度が精密なのと、下地の紙が丈夫なのでとても使いやすいです。一度この使い心地を知ってしまうと二度とほかのものは使えません。百均のセットものなんてもってのほかです。
でまあシコシコと磨いていくわけですが、途中の写真は割愛。っていうか取り忘れました。
青棒でバフをかけました。フェルトバフがなかったのでありもので磨いたのですが、やっぱり磨きキズが目立ちます。もう一度前の工程に戻るべきですが、面倒なので妥協することにしました。プロの磨き屋さんでもないし、最初の状態に比べれば随分ましってことで。
バフ研磨の磨きっぱなしが一番光沢が出るのはよくわかっていますが、維持が大変なのでクリア掛けします。ウレタン塗料は塗膜の硬度が高くて丈夫だと聞きますが、使い切らなくちゃならないので高上り。なのでアクリル系のソフト99ボデーペンのクリアを塗装しました。
塗装後8時間くらいそのまま放置した後で、電気ストーブの前に吊るして2時間くらい焼き付けます。気持ちの問題ですがやらないよりやったほうがいいかなってことで。実際、焼き付け開始から一時間くらいしないとシンナー臭が消えませんでしたよ。ってことで完成です。
次はクランクケースカバーをと言いたいところですが、結構くたびれたし別のネタも仕入れちゃったのでまたの機会に。
ちなみにこれは刺激の少ない微臭タイプです。
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