マグネットチューン
- カテゴリ: 雑記
- 投稿日時: 2017/10/05(木) 22:18:06
職場の喫煙所で同僚の T-2 さんと雑談していたときのこと。マグネットチューンというものを教えてもらいました。
流体が通っているパイプの外側に超強力な磁石を取り付けることで、中の流体を改質して良い効果をもたらすのだそうです。流体はガソリンや空気、オイルなどのクルマ関係だけでなく、水道水やLNGなどにも効くとか。
アメリカは Industrial Technologies inc というところのマグネタイザー ( Magnetizer ) という商品が有名です。ほかにもコムテックというメーカーのマグチューンという商品もありますね。国内では後者の方がメジャーで入手性もよいです。ちなみにコムテックはドライブレコーダーやレーダー探知機、リモコンスターターなどのクルマ関連用品を扱う国内メーカーですね。
まぁその、いわゆるオカルトチューンの一種なのですが、超強力磁石ネオジムが百均で入手可能というところがポイント。
日本ではネオジウムではなく「ネオジム」というのが一般的。ドイツ語由来のようです。本物のネオジムはとても強力です。ネオジム同士をくっつけてしまうと引き離すのが困難なほど。そんなネオジムが百均で手に入るというのがすごい。
… そんなはずはないですよね。たぶんまがい物なんでしょう。またはばらつきが大きいとか。
とはいえ、そこそこ強力なのは確か。これを使ってお手軽に試してみるのは、悪くないアイデアです。
これを複数個対向させてインジェクター直前の燃料パイプに取り付けたいと。
DIY でトライしている世の中の皆さんは、アルミテープとか使って固定しているようですが、磁石同士がくっついてしまうので取り付けが難儀なのだとか。簡単に取り付けできるホルダがあるといいなぁと振られました。
ええ、3Dプリンタの出番です。
某 CAD でモデリングしたものを step でエクスポート、Fusion360 にインポートして STL に書き出し、Cura でスライスしました。異なる CAD でも問題なく読めるもんですね。ただ、モデルの修正は Fusion360 でやるより元の CAD でやったほうが早いです。そりゃそうです。
コイン型のマグネットをツメの弾性で保持する方式でしたが、積層方向を考えるとツメの根本の強度が著しく不足していると思われたので、ツメは壁とくっつけることにしました。後で聞きましたがバネ性がなくなってしまったので取付時は少々微調整が必要だった模様。
積層方向の関係で完全な円柱型は難しいので、ヒーテッドベッドに接する部分を平らにカット。モデルはいじらず Cura の設定で対応。結構な逆テーパーですがサポートは付けません。最近はできるだけサポートを付けないようにしてます。除去が面倒なのと表面が荒れてしまうため。プリント完了。意外といい感じ。逆テーパーもほぼ問題なし。冷却FANがうまく機能しているようです。
ちょっと積層痕が目立ちます。これはこのマシンの性能。もうちょっと調整を追い込みたいところ。
マグネットは7コ×2列で14コ装着可能。内側をN極にするとよいそうです。発泡スチロールに乗せて水に浮かべ、方位磁石の要領でN極S極を割り出したのだとか。なるほど。
装着したところ。燃料ホースをはさんでパチっと止めた上で、断熱のためのアルミシートを巻いてタイラップで固定。アルミシートは内側が発泡樹脂になっているものだそうです。磁石は熱をかけると磁力が落ちるのでその対策ですね。
プラシーボ効果を加味したとしても、体感では下のトルクが太くなったようです。燃費にどう影響するのか定量化するため、いまは長期評価中。
シエラ乗り T-2 さんのみんカラは こちら です。今後の動向は要チェックです。
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