ナックルへのベアリング組み込み
- カテゴリ: XMODS EVO
- 投稿日時: 2007/06/01(金) 00:08:01
グリス抜きしたベアリングを組み込んでいきます。
標準添付のプラブッシュはかなり小さめにできています。つまりガタが大きい。これは合成写真ですが、最初手に取ったとき、またしてもアメリカ製の大味なつくりかと思ってしまいましたが、そんなことはありませんでした。
ナックルは四輪ともほぼ同一構造です。ベアリングハウスをフタで押える感じと言ったら良いでしょうか。部品精度でベアリングの与圧が決まります。これまでのような、ナットの締め込み具合で与圧が変わる構造とは一線を画するものです。
シャフトはドッグボーン側がφ6、ホイール取付部分はφ3でDカット、先端はM2です。例によって有効ネジが浅かったためダイスで切りなおし。φ6部分は中央にベアリングの内輪を押える段付きがあります。とても理にかなったつくりですね。
ベアリングハウスとフタはツメによる引っ掛けと一本止めのネジの併用。はめあいは割合きつめで良い感じです。
ベアリングの収まる部分の厚みが小さかったり、φ6部分の段付きの厚みが大きかったりすると、与圧が増してスムーズに回転しません。組み上げた後、シャフト部分を水平に持ってナックルを回転させて様子を見ます。数回転した後、ちょっと戻って止まるような動きが理想。4ケ中3ケは問題なし。一つだけちょっと渋かったので、ベアリングハウスを押えるフタのツメをほんのわずか削りました。
ホイールはベアリングとはまったく関係ないところで固定されるため、ホイールナットをめいっぱい締めこんでも問題ないです。
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コメント
2件のコメントがあります
XMODSはガタとの戦いでしたが、ツボを抑えると十分に使用できる物になるとは。
いずれ購入しようと思いつつ、そのままとなっています。しかし4駆は魅力です。
まだまだ作業中ですのでたいしたことは書けませんが、EVOの精度アップには驚いています。逆に、旧XMODSでは気にならなかったボールベアリングのガタが結構問題になりそうです。
シールなしの1006、NSKやミネベアなどの大手ベアリングメーカーをあたるとモノはあるようですが、ラジコン用として小売はされていないようです。
それなりに数量がまとまれば、機械部品の商社から取ることもできるのですが、いかんせんお値段が高そうです。