春ガキタ

エンジンをかける前に、エキパイとマフラーはパーツクリーナーで脱脂し、KUREシリコンスプレーを軽く吹いて磨いておきます。専用の耐熱ワックスは高いのでこれで代用。
燃料コックをONにしてキャブにガソリンが充填されるまでしばらく待ち、チョークを引いてセルをチョン。一発であっけなく火が入りました。今年も冬眠は成功したようです。

どんな爆音かとびくびくしていたのですが、アイドリングではノーマルとほぼ同等の静けさ。半自作のインナーサイレンサーの効果なのか、そもそも大したことはなかったのか、どっちともいえません。ひとまず家の前で暖気はできそう。
軽くブリッピングしてみると、パタタンパタタンと、実にクオーターシングルらしい音がします。もちろんノーマルよりは音が大きめですが、まあ問題ないレベルで一安心。ちょっとだけ低音が強調されていていい感じです。ヘルメットを被って走り出します。

交通量の多い国道へ。アクセルを開けるとそれなりに響きますが、こないだ聞いた都内のビッグスクーターより大分ましですね。そのまま流していつもの峠道へ。

峠の入り口で前を走っていたミニバンに道を譲ってもらいました。こちらの音量のせい?　いや、自分の前にいたゼファーのプッシュのせいでしょう。しばらくゼファーくんの後についていきましたが、どうもペース取りが合わないので、上りの長い直線でパスさせていただきました。で、ガンガン走ってみました。

音量については全く問題ないのですが、んー、なんとなく伸びない。いや、半年のブランクのせいで以前の状態を忘れてしまっているだけ、もともとこんなもんだったような気もするし、なんともよくわからないです。例のクランクケース減圧バルブの効果についても、こんなもんだった気もするし、カーボンリードバルブに変えたせいのような気もするし。

峠の向こう側、いつものセブンイレブンに到着。エキパイはうっすらと金色に焼けてきてます。排気漏れはなさそう。
普段ならここから更に山へ登って行くんですが、一本目の峠頂上付近の山肌には灰色の残雪が横たわっていましたので、無理は禁物ってことで下界へ下ることにしました。

普段はあまり通らない道なのでちょっと迷って街中へ。通行人の反応をスモークシールド越しにうかがってみましたが、爆音に反応している人はいませんでした。まずは消音化は成功。

駐車場広めのセブンイレブンで二回目の休憩。紫色はいい感じなんですが、ミガキの際妥協したボツボツのヘコミ部分が目立ってきてます。まあこればっかりは仕方ないかなぁと。できるだけ黒錆化しないといいなぁと。

背景の白いワゴンRがじゃまですが、珍しく全体写真です。

交通量の少ない河っぷちのくねくねした小道を抜けてバイパスへ。みなさん飛ばしているので、流れに乗ってちょっとアクセル開け気味。ちょっとした不具合に気づきました。
そこそこ開けてパーシャル状態で巡航していると、アクセル開度は一定なのに軽いガス欠のような症状が現れました。ガソリンの供給不足って感じです。んー、キャブのどこかが詰まっているのか、タンクキャップの穴が塞がってるのか、燃料コックのストレーナーか。今度見てみよ。

ってことで120kmほど走って2012年初乗りは終了です。

(18623lm)

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