充電ドリルドライバのバッテリを活性化する
- カテゴリ: 雑記
- 投稿日時: 2014/06/01(日) 17:18:33
庭のデッキにある階段のステップがぐらぐらなので、ネジを増し締めして欲しいとカミさん。デッキも階段も2×4材でつくった自作品で、完成からもうかれこれ6年経過してます。その間一回だけ塗装をやり直してますが、基本的にノーメンテ。ガタがきても当然です。
愛用の松下電工製ドリルドライバEZT168と買い置きしてあったコーススレッドを手に庭へ。松下の家電は嫌いですが、唯一、充電式ドライバだけは好きです。職場で使ってるのもパナソニックの現行品です。充電式ドライバだけはマキタやリョービのものは何となく敬遠してますね。ブラックデッカーとか論外。
デッキの階段、最下段のステップがちょっと浮いてぐらついてました。新しいコーススレッドを打ち込めば終わりなんですが、全体的に経年による風化でかなりみすぼらしくなってます。塗装は剥げ、雨風をもろに受ける最上段のステップの一部は木材そのものがボロボロに。
今日は暇だし天気もいい。久しぶりに木工でもしようかという気になり、完全にバラして表面処理をやり直そうと思い立ちました。
錆びたコーススレッドを充電式ドライバでギュンギュンと抜いていきます。しばらくは何とかつかえてましたがほどなくバッテリー切れで停止。バッテリーを充電器にセット。満充電には小一時間かかるはずなので、その間を利用してちょっと用を足しに外出。帰宅して、さあ続きをとギュンギュン始めると、あれバッテリー切れ。コンセントの差し込みがまずかったのかと指し直してみても変わらず。充電中を示すLEDが点灯しません。
結局、分解は手ドラでしのぎ、電動サンダーで表面をならして再塗装。引退した古いニッカド充電池も動員してなんとかデッキを再組立てしました。
この充電式ドライバを最後に使ったのは確か、カタナのリヤサスにバフ掛けしてた頃なので一年以上も前。室内保管とはいえ、その間充電も一切せずに放置してたことになります。
さて本題です。
松下電工製ドリルドライバEZT168の純正バッテリーはニッケルカドミウム電池で品番はEZ9066。この記事で書いたとおり、今使用しているのはロワジャパンで買った互換品のEY9065-Cです。Ni-MH、つまりニッケル水素充電池ですな。
ニッスイを長期間放置するとどうなるかってのはご存知の通り。いわゆる不活性化してしまったのだろうと推測されます。
対処方をググると、こちらの情報に行き当たりました。元ネタは某巨大掲示板該当スレのテンプレートのようです。
まずは正常な電池と並列に接続して覚醒させよとのこと。この充電池は 7.2V 2.0Ah ですから、内部は6セルなのでしょう。もちろん7.2Vの電池なんてものを持っているはずもないので、ひとまず殻を割って単セルでの充電を試みます。
各セルには電極がスポット溶接されておりバラせないので、電極にワニ口をかまして充電することとします。充電元はマンガン単一。亜鉛電気メッキの時に使っていた電池なので2ヶ直列になってますが、使用するのはもちろん片側です。電圧を監視するためにアナログテスタを割り込ませてにらめっこしながら、1セルずつ充電していきます。電圧が1.25Vになったところでやめておきました。とくに根拠はありません。時々セルに触って異常高温になっていないか確認しながらやりましたが、特に変化は感じられませんでした。すべてのセルが1.25Vになったのを確認してから、爆発でもしたら嫌なので殻を閉じ、充電器にセットします。充電中を示すLEDが点灯。おお、やったと思ったのもつかの間、数分で充電は終了してしまいました。
本体にセットして回転させてみます。デッキを組み立てたときに比べると格段にパワフル、しかも持続します。でもやはり容量が抜けているようで、早々に回転不能に。
すかさず充電器にセット。しかし充電されません。だめかなと半分あきらめつつ、充電器の電源プラグを抜いたりさしたりしていると、あれ充電され始めました。だけど数分で充電終了。なんどもなんどもしつこくやっていると、数分ずつですが充電されていきます。
充電器から外して一晩放置し、翌朝また充電開始。今度はかなり長時間充電されています。小一時間そのまま放置し、充電中のLEDが消灯したところで実使用してみました。
下穴あけとコーススレッド30本弱打ち込みに使用してみましたが、まったく無問題で実用に耐えました。どうやら直ったようです。
で、出来上がったのがこの椅子です。子供のリクエストで、物置にあった適当な端材でつくりましたとさ。
ちなみにうちで使ってるサンダはリョービのMS-350ですが、後継機がこれみたいです。
充電ドリルドライバはやっぱり高いですね。現行モデルだとこのあたりがオススメでしょう。
コメント
4件のコメントがあります
おお、やっとコメントできそうなネタだ。
うちの電動工具はマキタのインパクトドライバー。僕らの職種?ではど定番。ちなみに電動ドリルはIKEAの家具を自前組立用に購入した激安IKEAドライバーですよ。インパクトのバッテリーはもうおじいさんなんで長時間労働が出来なくなってしまいましたが・・・
やっぱ業界によって定番ってのは違うもんなんですね。うちの工場だと松下の電ドラ率がほぼ100%ですわ。
IKEAって、ミュンヘンしか行ったことないです。まあまあ楽しいけどホームデポとかのほうがもっと楽しいですな。これも職業病?
ご無沙汰しています。
家の電動ドライバー(日立)の10セルタイプ組電池を、やっとの事で殻割りして
中の電池をみると、紙巻?ニッケル水素でした。
そして、単2より少し背が低い電池なので、10セルも入っていたため、
模型店で売られている単2型のニッケル水素電池が使えません。
しばらくは死んでしまった電池を取り除き、配線を直接ハンダ付けして
ショートさせて7セルで使っていましたが、あまりにトルクがないため、
富士通のノートのニッケル水素電池(ノートってリチウムイオン電池とばかり思って
いたので意外でした)を以前入れ替えたので、ノートも死んでしまったので
8セルを組電池にして、グラステープで巻き、元の電池アダプタのドライバー側と
繋ぐところだけを利用して再生しました。
見栄えは非常に悪いですが、外付け端子を付けているので、ラジコンの充電器で
充放電出来るようにしました。
ちなみに、電池のカツ入れですが、私はもっと荒っぽい方法を取ります。
どうせ死んでいる電池なのですから・・・
12V安定化電源、または、車のバッテリーにワニ口クリップなりの配線を付け
(車用の充電ケーブルでも可)、プラスマイナスだけ間違わないようにして、
一瞬、電池の端子に接触させます。
当然小さな火花が出ますから一瞬が大事です。
これで冬眠してしまった電池は大概は起きます。それでも電圧が復活しない電池は
死んでいるということです。
さすがです(笑
ときどきまともな電源が欲しくなりますね。最近まともな工作をしていないのでなくてもいいっちゃいいんですけど。