Lightning延長ケーブルが使えなくなった
- カテゴリ: 雑記
- 投稿日時: 2016/03/27(日) 22:20:22
いつもの貧乏DIYの話題です。
先日iOS9.3が公開されましたね。何の躊躇もなくアップデートしたら、なんとLightning延長ケーブルを認識しなくなってしまいました。Lightning延長ケーブルが使えなくなるとなにが困るかっていうと、クルマでiPhoneの音楽が聴けなくなるんです。あ、Lightning延長ケーブルってのはこちらの記事をご覧ください。
認識しなくなったというか、充電はできるけどデータ通信ができなくなったというのが正解。非認証のアクセサリにはありがちなことです。
しかし、ねぇ。オスメスを延長するだけのただのケーブルですよ。どうやって検出しているのかそのからくりが解りませぬ。MFi正規品にはLightning-USBケーブルみたいな認証チップが入ってるんでしょうか。
まずは悪あがき。使えなくなった延長ケーブルを分解してみます。
殻を割ってコネクタを取り出すと、何の変哲もない8ピンのオスメスが一対一でつながっているだけでした。ああ、ケーブルは8芯だったんですね。太いわけだ。
仕方ないのでMFi認定品を探します。AMAZON、楽天、Yahoo!ショッピングそれぞれで見つかりました。すべて同じメーカー、CableJiveのものです。
Lightning Xtender Cable、色は黒のみで60cmと180cmの二種類がありますが、短いほうでも3580円。高い。
海外サイトも見て回りましたが、どうもMFi認定品はこのCableJiveのものしかないみたいで… Appleのサポートフォーラムにこんなスレを見つけました。occassional contributorさんの発言が面白いですね。全く同意なのですが、現実問題、動かないんですよねぇ。他のサイトでCableJiveのは高すぎるってな意見もありまして、こちらも激しく同意です。ホント、ベルキンあたりで出せばいいのになぁ。
どうせ買うならポイントがたくさんつく日がよいということで、最大35倍の楽天スーパーSALEが始まる3/26(土)まで待つことにしました。いつもはほぼ空っぽの楽天銀行に振り込みの準備もしたところでふと我に返りました。はて、なんで延長ケーブルが必要なんだっけって。
今現在iPhone6につけているバンパーはSpigenのネオ・ハイブリッドメタルというやつです。Lightningコネクタの開口が小さいのでApple純正の「lightning to 30-pin adapter」が直刺しできませぬ。なので延長ケーブルで嵩上げせざるを得なかったと。
丸一年使い込んできたバンパーは、ちゃんとバンパーとしての機能を果たしてきたおかげで傷だらけです。もう加工してしまってもよい頃合いです。
鉄ヤスリで穴を広げつつ整えます。アルミ材はよいですね。切るのも削るのも楽ちん。工具は最近、タミヤのものがお気に入りです。どうせOEM品なんだからわざわざタミヤの高い道具を買わなくてもと昔は思ってましたが、入手性だったり性能の安定感だったり、世間で支持されているのがわかるようになってきました。
ちなみに愛用しているのはこれです。
安物ですがよく切れますよ。仕上げにはクラフトツールシリーズ No.104 ベーシックヤスリセット (細目 ダブルカット) 74104も併用します。 加工後の状態。開口が大きくなるので強度は落ちますが、落下時の衝撃は角部分に集中しますし、TPUの黒ゴムがクッションとなるので問題ないでしょう。ちなみにこの後微調整をして、もうちょっとだけ穴を広げてます。穴の縁はエッジが立たぬようにカッターで軽く面取りし耐水ペーパーで丸めました。
バンパーのTPUの加工はカッターで。きれいに切るのが難儀ですが、よく切れる新しい刃で慎重に切り取りました。
LINE出力と急速充電入力を取り出せるように改造したDockケーブルを再び開腹し、長いケーブルを付け直しました。その過程でチップ抵抗を破損してしまったので、またいちから回路をこしらえてます。
手間はかかりましたが、実質0円で元の環境が取り戻せました。浮いたお金で子供に天文の本を買ってやりました。とっても充実した週末を過ごせた気がします。
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