タンクライター マーベラス
- カテゴリ: 雑記
- 投稿日時: 2016/05/09(月) 22:57:49
愛用のZippoを紛失してしまいましたトホホ。
あまり知られていませんがZippoは永久保証。正規品であれば修理は無償対応してくれます。ただしケースの傷や凹みなどはダメで、ヒンジの動作不良やなかなか着火しないなどの機能面に限ります。
当時は愛知県一宮市のサービスセンターでの受付でしたが、現在は大阪市に送り先が変わっているようです。
ジッポーライター修理品の送付先変更に関するお願い
送付時の送料は自分持ちですが、返送料はジッポー・サーヴィスの負担でした。
神対応としかいいようがありませんよハイ。
さて、十年以上も使い続けてきたブルーチタン加工のZippoでしたが、外出先で使って、ふと気づいたら無い。その日の足取りを逆に辿って探し回りましたが無い。ない。がっくりがっかりして帰宅。それからしばらくは100円ライターでしのいでいました。
タバコを吸う行為って、ニコチンを摂取するためだけのものではなくて、面倒くさいことをもってまわってわざわざすることをいかにかっこ良くするかというか、箱から一本取り出して火を着けて吸い込むまでの行為がある種の儀式化していたりするじゃないですか。立ち上る紫煙のゆらぎを見ることによる精神的な安定効果だったり。だからカッコ良く吸いたいわけですよ。
カッコ良くタバコを嗜むためには道具は重要。その最たるものがライターですわ。100円ライターって、実用性とコスパは最高なのですが、いかんせんカッコ良くない。
で、新しいライターを購入するにあたって、まず最初の選択肢はふたつ。ガスかオイルか。
実はダンヒルとデュポンは持ってまして、使わずに押し入れの肥やしとなっておりました。どちらも禁煙した人様からのいただきもので、ともに使い込んだ中古品。ちなみにダンヒルもデュポンもガスライターです。
日本で広く流通している東京パイプ社の共用ガスボンベでガスの注入を試みましたが、Oリングが劣化しているのかボンベのアダプタが合っていないのか、どちらもきちんとガスが入りません。専用のカートリッジ式ガスボンベがあるようですが、入手性の面で難ありです。
そんな感じでガスライターは敬遠して、オイルライターに絞りました。
オイルライターといえばZippo。でもねぇ。猫も杓子もZippoでしょ。ちょっと色物に走ってみようかと。
いろいろ調べて候補をふたつに絞りました。残念ながら落選ししたのはこいつです。
ペンギンライター社 デューク I
国産品。サスペンション式と呼ばれてます。アーム部をボディ側に押し込むとフタが開き、連動してフリントホイールが回転、着火というアクションです。一番ベーシックなモデルなら3500円程度とリーズナブル。
部品点数は少なければ少ないほど信頼性は上がるというのが自分のポリシーでして、カッコいいけど可動部が多いのがネガでした。ちょっとだけ幅広なのも不採用の一因。
で、購入したのはマーベラスです。
東京パイプ マーベラス B/W2タイプ
こちらも国産品、東京パイプ社製。タンクライターと呼ばれてます。オイルを綿に染み込ませて保持するのではなく、文字通りタンクに液状のまま溜めておく構造。
Zippoってよくオイル漏れしますよね。尻のポケットに入れておいて、漏れたオイルでかぶれて痛痒い思いをした経験は誰でもあるでしょう。
オイルタンク式のマーベラスは、そんなZippoよりも高い気密性が必要なはずで、そのあたりが面白そうだったというのが購入の理由。
マーベラスの現行モデルは、着火アクション違いで15種類。B/W2タイプというのは、一番ベーシックなBタイプに風防を付けたモデルの2番目です。室内禁煙の多い昨今、実用の上で風防はないとダメでしょう。ちなみに風防付きの最初のモデルB/Wはもう生産していないようです。
Bタイプの動作は単純で、ホイールを回すと連動してフタが開きつつフリントを擦って着火、フタを閉じて消火です。しごくシンプル。
ちなみに無印のBタイプは、楽天やYahoo!ショッピングの商品説明に、某アイドルがドラマのワンシーンで使用していた旨の記載があります。これって逆効果なのでは? と思います。思えばTW200のスカチューンも同様の理由で敬遠してましたねww
まだ使い始めて日が浅いので、レビューは簡単に。
Tポイントを使ってYahoo!ショッピングで購入。思っていたより上質な紙の箱には、本体と取説、予備のフリントが3コ入ってました。定価は税抜き4500円のようです。Zippoより一回り小ぶりですね。
手持ちのZippoオイルを充填しました。振るとチャプチャプと音がします。オイルの有り無しはこれで判断できるので便利。一週間ほど使ってみましたが、前評判通り、Zippoとくらべてオイルの持ちは良いです。
フリントは専用品。太いです。Zippoが直径約2mmに対してマーベラスは直径3mmほど。無理すれば流用も可能という話をききますが、やめておいたほうが良さそうです。
フリントが太いせいか、着火時の火の飛び方は力強くてナイス。
なにげに良いと思ったのがフリントホイールの構造。着火時、フリントに接するヤスリ車に指が触れにくいです。
自分、手汗がすごいんです。Zippoだと、一発で着火できないとヤスリ車が湿ってしまって、更に火が飛ばなくなる悪循環に陥りやすいわけで、マーベラスだとその可能性が少ないです。
ちょっとだけ残念なのは消火するとき。フタを閉じて火を消すわけですが、音がチャチい。「カシャっ」ではなくて「ピチ」と、軽々しいおもちゃみたいな音がします。
なにはともあれ今後とも宜しくお願いしますよ。 Tweet
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