ホイールベースLL
- カテゴリ: XMODS EVO TRUCK > 純正OP
- 投稿日時: 2007/12/31(月) 00:33:58
いまさらですが、EVOには2種類のシャーシがあります。正式な呼び方が今ひとつわからないのですが、ひとつは旧XMODSと同様のオンロードタイプ、他方はトラックです。
トラックはそのまんまで、英文の取説にも「TRUCK」と表記されています。わからないのはもう一方で、英文の取説では単に「CAR」となっていますが、パッケージには「HOT ROD」と書いてあったり、一般的には「ツーリング」と呼ばれたりします。確かにトラックシャーシを使っても町乗りに仕立てることはできるので、オンロードタイプと呼ぶのは変かもしれないです。
ちなみにキットの名称にも違いがあって、トラック用は4WD(四輪駆動)、ツーリング用はAWD(全輪駆動)と表記されています。ナンでなんでしょうね。
さて、外観からわかるとおり、トラックシャーシはリアユニットがツイストできるのが最大の特徴です。他には、車高が高く設定してあること、サスのストロークが大きいこと、4WDキットを見ると一段ギヤが多いので、恐らく減速比が高いことなどが、ツーリングシャーシとの違いでしょうか。当然、部品点数も多いです。
まずは箱出し状態で、ボディを載せずに走らせてみました。旧XMODSと違って、ホイールはシャーシにはなから取付済みです。
足回りのガタの影響か、ふらふらしてまっすぐ走りませんね。スピードはやはりそれなりですが、極端に遅いということもなし。まあこんなもんでしょう。見極めが早い気もしますが、早速いじり始めましょう。
まずは定番の4WD化とベアリング組み込みから。このふたつは同時にやってしまったほうがよいです。
キットの取説を眺めながらリアドライブユニットをさくさくとばらしていきます。基本的にはツーリングと同じような構造で、デフギヤには米粒大のかさ歯車が3ケ内蔵されています。ベアリングの支持位置が違いますね。すべてのギヤがスムーズにまわるように、削ったり盛ったり圧入したりしてバックラッシを調整。いじる場所はツーリングのときと同じでした。
使用するベアリングの種類と個数は、ツーリングもトラックも同じ。しかしながら減速の段数は増えているので、ベアリング化されない軸があります。リアドライブユニットのサードギヤです。フロントユニットのセコンドギヤも同様でしょう。
両端に組み込まれているのは外径φ6内径φ2厚さ2のプラベアリング。例によって入手の難しいサイズです。シャフトとプラベアの内径側の公差がキツメらしく、回ったりまわらなかったりだったため、気持ちだけ穴を広げました。軸方向のガタは、センターシャフトのベベルギアのバックラッシに影響する構造ですが、この個体はあたりのようで、特に神経質にいじらずともすみました。
センターシャフトは3種類。長いほうから LL、L、M と呼びます。キットの取説によると、フォードF-150はLL、ハマーはL。じゃLLを組めばよいというところでハタと気づきました。
「ホイルベースの変更はどうやってやるん?」
ツーリングは、リアのギヤボックスと基板の載っているシャーシの間にスペーサーがあり、これをつけたり外したりで変えられるわけですが、トラックにはそれがない。前述したツイストのため、このあたりの構造はまったく違います。
ああ、2200円が無駄になる可能性が…
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