最終更新: 2023/07/28(Fri)22:35

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減速機をつくろう(その2)

ここのところ、トイラジとはまったく関係のない記事が多くなってます。本末転倒とはこのことですね。しばし反省。

TRUCK用の減速機構を考えます。前の記事で、何のかんのとえらそうなこと書いてますが、とりあえず思いついたままにやってみましょう。

モータ缶を改造して、中に減速機構を組み込むってのが最初のアイデアでした。うまくやれば、本体をまったくいじらずにポン付けできるからです。イメージとしては、130モータが二段重ねになってるような感じです。

ご存知のとおり、130モータは、円柱を三枚におろしたような形をしています。直径はφ20、短いほうの対辺は15mm。したがって、内部にギヤを組み込むためには、ギヤの歯先円直径がφ15以下でなければなりません。トイラジで一般的なギヤはモジュール0.5なので、歯数28Tでピッチ円直径φ14、歯先円でφ15です。
また、一般的に平歯車の減速は、3:1が現実的な限界です。28Tの1/3は9.3333。よって、28T/9Tまたは28T/8Tなんてのがほしいところですが、さて、そんな都合のいいギヤがあるのでしょうか。

ここでジャンク箱をあさってみると、なかなかよさそうなギヤを発見。
★ラジカンのカウンターギヤ
ラジカンのカウンターギヤです。偶然にも2つありました。30T/12T。
ただし比はともかく、大歯車の歯数が30Tというのが曲者。歯先円でφ16ということです。これではモータ缶に入りません。むう。
ならば、モータ缶を切り開いてしまいますか。

★モータ分解の図
ジャンク箱にあった適当なモータをバラしてみたところです。部品点数も少なくて、非常に最適化されているのがよくわかりますね。
★モータ缶切り開き
で、金切バサミでこんな風にしてしまいました。

続いてギヤの加工。モータ軸がスルスル通る穴を開けます。モータ軸はφ2なので、気持ち大きめのφ2.5あたりを狙います。
ラジカンのカウンターギヤは、小歯車側の軸の中心に、φ0.8くらいの穴が開いています。この穴はかなり中の方まで続いています。ヒケ防止かなにか、成型の都合なのでしょうね。この穴をガイドに、キリの径を徐々に大きくして慎重に穴を開けていきます。
…失敗しました。思いっきり偏芯してしまいました。
★穴あけ失敗
ハトメを打ってごまかしてみました。

気を取り直して、全体を仮組み。あくまで仮です。
★仮組み
緑のギヤはミニ四駆のファイナル30T。茶色のピニオンは、何の流用か不明です。12T。
写真下の2つのギヤを、切り開いたモータ缶に納めるつもりでした。

でもここで気づいたのですよ。このレイアウトだと、モータと出力ピニオンの軸方向の位置関係がヒジョーに悪い。後輪の真上になってしまいそうなわけです。いづれはビックフット化する前提なので干渉は必至です。

というわけで、めちゃめちゃ苦労して解体したモータ缶はお蔵入りになりました。
モータ缶に内蔵しないのなら、失敗したラジカンのカウンターギヤにこだわることもないってことで、ギヤから見直しです。

今回はここまで。

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