PNDで遊ぶ(2)DC-DCコンバータ作成
- カテゴリ: PND ちょいNAVI > 電源
- 投稿日時: 2011/04/27(水) 21:15:11
シガーソケットを取り付けてバッテリーから12Vをとり、そこにナビ付属のシガープラグを差し込んで電源を取る手法が、世の中では最も一般的なようです。ですが、これは嫌でした。
シガーソケットって結構大きいです。ましてやシガープラグを取り付けると、全長がハンパなく大きくなります。ただでさえスペースのないメーター周りでこれは厳しい。シート下の物入れに突っ込む手もありますが、ハンドル周りまで配線をひいてくるのが面倒。ヘッドライトリレーの配線と一緒にもってくればいいっちゃあいいんですがね。
ナビを付けていない時でもシガーソケットは残ります。となるとクルマ用の簡易なやつではなく、防水のしっかりしたバイク用または船舶用が必須。デイトナなどから発売されていますが、近所に用品店が皆無なので通販に頼るしかなく、ざっくり2000円は下りません。
自作のDC-DCコンバータからミニUSB-Bタイプのコネクタがついたケーブルを出しておけば、スペースの問題は解決します。さらに部品の調達は100円ショップで可能というリーズナブルさ。百均にDCコンバータが? あるんですよ。あとは防水さえなんとかすればよし。ってことで、DC-DCコンバータの製作です。
USBポート付シガーソケット専用DC充電器
USBポート付シガーソケット専用DC充電器は、100円ショップ「セリア」で扱っているカー用品です。そのものズバリ、シガーソケット12VからUSB5Vを取り出す商品です。本来は別売のケーブルを接続して携帯電話などを充電するためのものです。いきなり分解写真で申し訳ない。モトローラのスイッチング・レギュレータ MC34063A の互換品が載っていて、ほぼデータシートどおりの回路らしいです。出力電圧変更などの改造記事は気の迷いさんをはじめとしてあちこちに散見されますので詳細は割愛。部品単品で揃えたらどう考えても100円では買えません。いい世の中になったものです。
ちなみにテスタで実測すると、出力はピタリ5Vでした。
エポキシは基板の防水と熱を樹脂に逃がすためのものです。土手の工作が良かったせいでカドがたっていたので、完全硬化後に鉄やすりで面取りしています。
できあがったものをライトケースに入れ、ギボシ処理した入力端子を既存の配線に割り込ませました。
さて、5Vの出力側はオスコネクタがむき出しで防水性に難有りです。なにかうまいキャップはないかとあたりを見回して発見。ギボシオスの絶縁スリーブです。サイズは申し分なし。短く切って、穴は熱溶着でふさぎました。
結局、この工作のために新たに買ったものは「USBポート付シガーソケット専用DC充電器」のみで、ケーブルやらギボシやらその他の材料はすべて手持ち品ですんでしまったので、総額100円で完成。すばらしいコスパです。
ちなみにサインハウスの「DC12V - ミニUSB DC5V 変換パワーケーブル」は定価3360円でーす。(取り出せる電流値が違いますが…)
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