整備日誌
9月になってしまいました。8月は一つも記事を書いてませんでしたね。
日中はともかく、朝晩はだいぶ過ごしやすくなりました。窓を全開にして寝ると風邪をひきそうです。
この夏はもっぱら息子を後ろに乗せて、近場の山や高原、湖なんかを目指してトコトコと流しておりました。彼らもだいぶタンデム慣れしてきたようで、対向車にピースサインを出す余裕も出てきました。後席が子供だと、相手もにっこりと返してくれることが多いです。この感覚は久しぶりですね。楽しいです。
さて、ここしばらく走りっぱなしのノーメンテだったためか、ブレーキがキーキー鳴いていたのが気になり、軽くメンテナンスをしました。大したことはしていないので写真はナシです。
まずはフロントブレーキの掃除。キャリパーをフォークから外し、水を張ったバケツに台所用中性洗剤を数滴、ドブ漬けしてブラシでごしごし洗います。水が真っ黒になるので何度かかえて洗い、ちゃんとすすいでおきます。
パッドを外しブレーキレバーを数回握ってピストンを出します。ピストンのパッド当たり面がちょっと腐食していたので、オイルストンで面出し。ピストンのシール接触面には取れない汚れがこびりついています。今回はやりませんが、ブレーキオイルの交換の時に耐水ペーパーで均すべきでしょう。
ブレーキパッドは溝残り1mm程度。まだまだいけます。鉄やすりで角を面取りしておきます。
全体を丁寧に脱脂してピストン端面に鳴き防止のパッドグリスを塗り、パッドピンは軽く段付きしていたのでペーパーをかけてグリスを塗っておきます。パッドをセットして、渾身の力を込めてピストンをひっこめます。このあたり、片押し1ポットは楽チンです。両押し4ポットとか考えたくないです。ちなみにこのキャリパー、刻印から日信工業製だと初めて知りました。
そして最後に、よくよくブレーキレバーを握っておきます。これを忘れるといざ試乗の時にすごく怖い思いをします。
こんな簡単な作業ですが、びっくりするくらいよく効くようになりました。鳴きも改善しました。ブレーキホースをステンメッシュに換える前に、ほんの少しだけ手間暇かけることをおススメしますよホント。
続いてキャブレータ。ヨシムラのトライオーバルに換えてから、全開→全閉時のアフターファイヤーがかなり気になってました。パイロットスクリューを緩めて低開度時の混合気量を増やします。
やり方はボルティ関東組のこちらの記事が詳しいです。
アフターファイヤーの改善(簡易版)
1/2回転緩めました。近所を5分ほど流した感じでは、かなり効果があるみたいです。
キャブといえば、上のほうでの息継ぎ感が気になってます。メインジェットを換えよう換えようと思いつつなかなか踏ん切りがつきません。
先日雨の中を走ったせいかドライブチェーンに赤錆がぽつぽつ浮き始めていたので、ひたすらウエスでこそぎ落としてチェーンルブを塗布。その際サイドスタンドを支点に車体を浮かせて後輪を回していて感じたのですが、ダンパーハブがだいぶへたってきてます。前回の交換からじき5000kmなので、ぼちぼち潮時でしょうか。
ちなみにリヤのドラムブレーキがちょっとだけ鳴いてますが、今回は見て見ぬふりをします。
これは随分前に作業したので事後報告ですが、クランクケース減圧バルブのカーボンリードバルブ、元のステンレス製に戻しました。定量的な測定をしていないので何とも言えませんが、なんとなくステンレス製のほうが効いてる感じがします。
タイヤの空気圧をチェック。前後ともに0.2MPaくらい減っていたのでフットポンプで足しました。
キャリヤにつけたトップケースの基部は、緩衝材として巻いていたNBRの板が経年で割れてました。ゴム板をやめてハーネステープを何重にも巻いておきます。ハーネステープのほうが対候性は高いと思います。
あとは各部増し締めして終了。
オイル交換、そろそろしないとなぁと思いつつ、5000km走っちゃってます。まずいです。なぜかホンダヤマハカワサキはあっても、スズキ純正エクスターオイルはどこのホームセンターにも置いてありません。なぜなんでしょう。なので次はカストロの激安品を入れる予定。
ああ、金がないなぁ。
(19774km)
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