1/24ダンバイン製作記(4) - 頭と胸
経過が気になって仕方がない全国2、3人のファンのみなさん、お待たせしました。大丈夫、ちまちまと進めておりますよ。
ン十年前そのままだった頭と胸をいじりました。
とはいっても実はコレ、11月半ばの写真なんですがね。
ほら、連載にテレビシリーズが追い付いちゃうとうまくないじゃないですか。あれと同じですよ。
大きいものをつくるとき、いきなりエポキシパテを使っちゃうと結構お金がかかっちゃいます。なのでラドール。ただしコストパフォーマンスは抜群なのだけど、水研ぎができないのが最大の欠点です。上からサフを吹いて無理やり整えるか。ま、どうするかは後で考えましょ。
襟は仮設。肩の上の盛り上がりはオーラコンバータのつなぎ目との兼ね合いで変える予定。
頭は中に入っていた当時の造形物をごっそり取り除き、キットのプラ地肌が出るまで削りました。加工に失敗してななめっていた切り口をプラ板でリカバリしたりしてこまごまと整形。真っ二つに割れていたヘルメット中央の割れ目はプラ板で埋めました。当時、なぜ溝をピラニアンソーで完全に切り離してしまったのか、全く覚えてません。
パーティングラインの処理とか端面の整形とか、とにかくアラが目立ちます。よくこんなのでモデラーを自称していたなぁという感じですわマジでww
タミヤのエポキシパテ速硬化タイプで頬当ての形状を変えてみました。目の下のちょっと肌色がかっているところです。当時はなかった材料ですな。
口パーツの位置が奥すぎるのでちょっと変ですが、一応はダンバインっぽい顔になりました。
上から見下ろしたところ。横顔はまあともかく、正面とか上から見るとダメダメです。目の上と頬を削りすぎていて面長になっちゃってます。ってことでまだまだ要修正。
ダンバインの顔って、難しいんですよね。
当時の1/72キットが、異例の金型改修されたのは有名ですが、あれも顔がイマイチだったのが主原因ですわな。
ランナーについている状態ではそれほど変ではないのに、組み立てて正面から見るとありえないくらいにひどい。総じて横顔は良いけど正面はダメっていうのがダンバインの立体物の評価です。
現代のダンバインの立体物は、Webにたくさん公開されてます。それこそ星の数ほど。影響を受けちゃうとつまらないのでできる限り見ないようにしてましたが、顔の解釈で迷ったのでいろいろ調べました。
で、こちらの記事が大変納得いくものだったので紹介します。
樹海の戦士の事 ダンバイン2000年版 頭部(魚系/骸骨系)
湖川友謙氏の描く魚系と、宮武一貴氏の設定画の骸骨系という話です。うん、たしかにそのとおりだと思います。だからこそ混乱を招いたんでしょうね。
今どきの作例としては、その両方をとってうまく融合するのが良しとされてるような気がします。つまり設定画至上主義の時代は終わったと。まぁ、つくる人次第なわけで、そのひとがかっこいいと思うのならどちらでもいいと思います。
で、自分はというと、どっちなんだろうかと。
ン十年前は、宮武氏の設定画ベースでアレンジしてますがね。
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