エアブラシ
どうも最近、トイラジいじりの熱がすっかり冷めてしまったため、ながらく放置状態のこのブログでしたが、モノを造る情熱はいまだ衰えず。というわけで、最近はこんなものをいじってます。
ことの発端はヤフオクでした。
ここ数年、本格的な塗装はほとんどやっていなかったのですが、筆塗りの限界を常々感じていたのでハンドピースの出物はいつもチェックしていました。で、いつものように何の気なしに眺めていた出品物一覧で、ダブルアクション口径0.3mmの新品が1000円スタートなのを見つけてしまったのです。
メーカーはGSIクレオス、つまり一昔前で言うグンゼです。プロコンBOYWAという製品。
模型製作に打ち込んでいた学生時代は、グンゼのブラシ=吸い上げ式の初心者向け安物というイメージでした。でも最近は違うのですね。ぱっと見、オリンポスのピースコンに勝るとも劣らずという感じ。
プロコンBOYWAについて調べているうち、オリンポスが2008年7月に廃業していたことを知ります。エアー缶直結式のヤング88を持っていたのですが、今はもう手元にありません。ちょっと残念というか複雑な心境になりました。それはともかく、タミヤやエアテックスなど、この業界の最近の情勢について一通りの情報を仕入れました。
ちょっとだけ懐に余裕があったので、これまたちょっとだけ考えた末に、本気モードで入札しめでたく送料込み6400円で落札。これが昨年の暮れの話です。
早速、近所のホビーショップでクレオス純正のエアー缶を購入しました。店のおばちゃんに聞いたはなしだと、タミヤとクレオスでは缶の接続部に互換性がないとな。うーむ。でかい缶は定価で1000円弱もするし、ランニングコストはバカにならない予感。
道具は買ったもののこれといって塗るものも別段なく、手持ち無沙汰というか平和な日々がしばらく続いたのですが、暮れも押し迫ったある日、息子から難問が持ち込まれます。
クリスマスプレゼントで息子がサンタさん(ってうかオレ)からもらった「1/100 MG 真武者頑駄無」ですが、メッキの刀が真っ二つに折れてます。いやいや折ったのは息子です。不良品ではありません。こいつを修理するはめに陥ったのでした。
接着するのはたやすいのですが、問題はメッキの再現。手持ちの塗料でメッキを再現できそうなのは、以前ストラトスのライトポッドの内側に塗って失敗した、Mr.カラースーパーメタリックのメッキシルバーSM07くらいです。筆塗りではうまくいかず、アルミテープで逃げてしまったんですね。高かったのに。
ボンベ直付けのレギュレータを調節、ドキドキしながら塗料を希釈し、エアブラシのカップに注ぎます。
正直、びっくりしました。素人でもムラ無く塗れます。筆塗りでアレだけ苦労したのがうそのよう。道具の力を見せ付けられた瞬間でした。
息子に渡した真武者頑駄無の刀はその後、二度三度と折られてしまい、いまはわたしのジャンク箱のこやしになっています。
コメント
5件のコメントがあります
こんばんは。
エアブラシ等は友人にマニア(?)が居るのですが、詳しい事は全く…。
プラモデルだけでなく、シャーシを格好良く仕上げたり、修復跡を消すのにも使えそうで、羨ましいです(^-^)
にしても、メッキ塗装が綺麗ですねー。
ホイール何かをチョチョっとキメるのに良さそう………。
自分も始めてみようかな♪
あの、関係無いのですが、もし宜しければリンクさせて頂いても宜しいでしょうか?
厚かましい要望ですが…(>_<;)
このエアブラシの話はまだまだ続きがあります。近々書こうと思ってます、ハイ。
トイラジの場合、どちらかというとボディのディテールアップ向けですね。実はうちのEVOトラも、下半分をシルバーにしたくて仕方ないんですよ。
リンクの件了解しました。こんなつたないサイトを宣伝していただけるなんて、逆に申し訳ないです。
話の続き、気になりますね♪
楽しみにしてまーす(^-^)
ディテールUPですか…。
ドリパケライトの微妙な塗装を何とかしてみたいですね(笑。
薄い上に所々均等でなかったりと、ボディ形状が綺麗だけあって、非常に残念なんですよね。
EVOトラも格好良く仕上がると良いですね♪ダンパーやスプリングの色も変え、ウェザリンク塗装もして…
…っと考えるのは得意なのですが、実行に移すと大変ですね(汗。
リンクさせて頂きました!
自分のリンク集に、こんなに素晴らしい技術と知識をお持ちの方のサイトが存在するだけで、歓喜で鳥肌が立ってきます(笑。
今後も宜しくお願い致しますね♪
記事で出てきた塗料ですが、生産完了で店頭在庫限りに
なるとの話が模型誌に載っていましたので近くの模型店
に問い合わせたところ、原料の都合なので再生産はない
という事のようです。
あらまそうですか。溶剤が専用で単品の販売がないって時点で終わってるとは思ってました。