最終更新: 2020/11/23(Mon)13:57

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1/24 ダンバイン製作記 (12) - 削る磨く

表面処理の続きです。この手の作業は絵面に変化が乏しいので、あまりブログ向きではありません。なので方法論について触れてみようかと。

前回のエントリでも書いた電動歯ブラシを改造したサンディングツール。これは使えます。素晴らしいです。

使い方のコツですが、そもそもが歯ブラシなのであまり強く押し付けると止まってしまいます。軽く当てる程度のほうがよく削れます。もし切削能力が不満なら、そこはペーパーの番手を下げればいい話。
軽く当てているせいか、耐水ペーパーの使用量がかなり抑えられているように感じます。切れなくなって交換するまでの頻度が低いというか。空研ぎの場合は、時々手を止めてペーパーについた削りカスを歯ブラシで落としてあげれば、切削能力は復活します。ブラウンのこのモデルは、2分間ごとに数秒の間欠運転になるので、そこを目安にするといいでしょう。
耐水ペーパーをパンチで丸く抜くと、どうしても 2 割くらいは使えずに捨ててしまう部分が出ます。それでも全体としてのペーパーの使用量は少なくて済む気がします。

両面テープで貼り付けたペーパーの交換も、思っていたほど難しくはありません。ダイソーのクッション付き両面テープはぺろっと剥がれます。糊が残ることもありますが除去は簡単。しかも切削中はずれることはほとんどありません。もともと毛が植えられていた部分には凸凹があるので、いい感じに噛み合っているのでしょう。替えのヘッドを用意する必要はなさそうです。

電池の消費量は案外バカになりません。手持ちの単 3 充電池を発掘してみましたが、ラジカンで使っていた充電池はみなお亡くなりになってましたので、3 セット目の一次電池を使い果たしたところで AC アダプタ給電に改造しました。

★ACアダプタ化 ★ACアダプタと自作部品
ACアダプタはジャンク箱にあった死蔵品なのでタダ。3.3V と電圧が 10% ほど高めですが問題なさそうです。ダミー電池と新造のフタで対応したので、いつでももとに戻せる仕様です。
なおつくってみてわかったことですが、電池のときと比べて音が大きくなりました。重量が軽くなったので振動が大きくなったのでしょうね。まあぜんぜん許容範囲内です。

もとが電動歯ブラシなので防水性もばっちり。よって水研ぎも可能。耐水ペーパーの番手を上げたときは水研ぎがオススメですね。#360 は空研ぎ、#600 は水研ぎで運用しています。

なお、例えば #360 で削った時、実際の削れ方はもうちょっと番手が上、#420 あたりのような感じになります。当て木に両面テープ留めして手作業したほうが、同じ番手でもより切削能力は高いです。そこはそれ、適切な番手を選択すればいい話なわけで。

さて。
溶きパテを厚めに塗る、電動 #360 、溶きパテ、電動 #360、溶きパテ、電動 #360 と満足行くまで繰り返した後、#600 で水研ぎ、#1000 のサーフェイサーをエアブラシで。今回の表面処理の流れはこんな流れです。

★胸 #360
部品の状態で #360 の空研ぎまで終わらせてから接着し、合いの悪い隙間にタミヤパテをてんこ盛りにした胸周りです。写真を取り忘れてますが、このあと水研ぎまで進めます。削りカスは蛇口の流水に当てながら使い古しの手動歯ブラシで除去。水に晒せるとホント便利ですわ。

★サフ吹き中
よく乾燥させてから #1000 のサーフェイサをエアブラシで吹きます。
気温が高いと、吹いたそばから溶剤分が揮発してボツボツになりやすいので、レベリングうすめ液を足して乾燥を遅らせます。シャビシャビクリアと同じ理屈で表面がなめらかになります。
瓶入りのサーフェイサは初体験。缶スプレーは手軽ですが、圧力と吐出量が調整できないので意外と難しいんですよね。
希釈はサフ 1 対うすめ液 0.5 対 レベリング薄め液 0.7くらい。様子をみながら適宜変えます。
クリア吹きと同様、圧低めで至近距離から。離すと梨地状になってしまいます。

★胸 サフ完了
外殻はサーフェイサ吹きっぱなしで終了。胸と腹はキャノピなのでこのあとさらに #1200 で磨く予定。

★前 ★後 ★俯瞰
手足頭以外のサフ吹きまで終了しました。手の遅い自分としては異例の速さです。お盆休みと電動ツールのおかげですね。
サフ後に新たに見つけたキズや気泡、整面の乱れなどは後でまとめて処理しましょうかね。いやしないかも。

今回はここまで。

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