タカラ 1/72 ソルティックの製作
- カテゴリ: プラモデル > 1/72 タカラソルティック
- 投稿日時: 2020/06/22(月) 23:24:36
オラザブは9月のバザー編、来年3月のザブングルの日と続いてますが、ちょっとウォーカーマシンから離れてみようかと。ザブングルが一段落して、次に何をつくろうかと積みプラを眺めることしばし。
レイズナーは始めると3体作りたくなると思われるのでちょっとヘビーかな、エルガイムは1/100ででかいし息抜きには辛そうだななどと考えておりました。で、ああそうだと思い出したことが。ダグラムのソルティックをつくりたいなぁと。
ちょっと前になるのですが、ダグラム全話一気観という暴挙をしたんですね。もちろん一日では終わるはずなく数日かけました。あれ、結構面白いぞ。次はどうなるんだっけ。ってな具合でひたすら観ました。リアルタイムでも観ているはずですが、全く話の内容を覚えていなかったんですねwww 中学生には難しかったのかも。
近年マックスファクトリーから新キットがリリースされ、その界隈ではなにげに盛り上がってます。今どきのキットを買ってみるのもいいか、なんて思い始めてお値段確認してビビりました。結構お高い。3500円くらいします。最近のガンプラもそうですが、500円とか1000円とかでロボが買えたのははるか昔の話みたいです。しょぼん。ならばオクで旧キットをというのは至極自然な流れでしょう。
タカラの1/72ソルティックH8ラウンドフェイサーです。SAK (スケールアニメキット) というやつです。当時500円のものを1000円で落札。まあまあ安いほうでしょう。ものによっては2000円超えてました。積みプラを消化するはずが新しく買ってしまうというのは本末転倒な気もしないでもないです。
さて今回のお題は「できるだけ手をかけずにかっこよくする」って方向です。
ツイッターのモーメントにまとめてますので時系列に沿った流れはそちらを見ていただくとして、こちらのブログではざっくり総括してみますかね。
素組状態がこの写真。腕が太くて上半身がでかい。ずいぶんマッチョな体型です。キャノピーがクリアパーツなので頭の大幅な改造はできませんが、形は悪くない印象。
だいたいの工作が終わったところ。
胸と腹を切り離して上半身を片側3mmずつ幅詰め、下半身と腹を切り離して腹を1mm延長。腰横の物入れっぽいところはプラ板積層削り出しに置き換え。
太ももは接着面にくさび状のプラ板を挟んで付け根側を太く。足の甲はプラ板でボリュームアップ。ふくらはぎのディテールは合わせ目消しができなかったのでプラ板で作り直し。
肩と上腕を幅詰め小型化し肩の位置を下げ、肩の軸を削り込んでできるだけ胴体側に寄せ。
肘関節のジャバラっぽいところは肘関節を作り直した影響で3DPによる新造。
ほかには肩のシールドの小型化、くちばしの延長をして、握りこぶしは3DP製にしました。
各関節は塗装が楽になるようにできるだけ後ハメポリキャップ化してます。
基本的なところは前作のザブングルと同じ構造。足首はボールジョイント化。他部分のポリキャップはザブングルの余り品を利用しました。
特に股関節はこのやり方が良いと思います。人型ロボの場合はね。
実はボトムズより前の大河原デザインで、フロントアーマーが跳ね上がる解釈はあんまり好きではないのですよ。ボトムズ以降は最初からそうデザインされているのでいいんですけど。
塗装はエアブラシによるグラデーションに挑戦してみました。いわゆるMAX塗りは真っ黒に塗りつぶすところから始めますが、仕上がりが暗くなりがちなのでやめてファルコと同様の手法に。
デカール貼って水性つや消しクリアでデカール保護。
タミヤのエナメルスミ入れブラックでスミ入れ。
リターダーで溶いたラッカー軍艦色(1)でハイライトをドライブラシ。
水性つや消しクリアでセーブ。
フラットベースを混ぜたエナメルブルーでウォッシング (フィルタリング)
エナメルスミ入れブラックを細部にリタッチ。
ざっとこんな感じです。
フィルタリングのフラットベースが多すぎたみたいで、隅に溜まった塗料が白っぽく粉吹いちゃいました。次回への課題。
シャバシャバのエナメルはプラをやっつけて割れたりしますが、なんとなく傾向がわかってきました。ポリキャップを圧入してたりするとダメなんですね。塗装前の状態で内部応力がかかっているといわゆるケミカルアタックを食らっちゃうわけです。樹脂モノを薬品雰囲気に暴露して加速試験するのと同じ。特に応力がかかっていると確実に割れたり変形したりします。スナップフィットの場合は応力かかりまくりなので、ガンプラにエナメル使うと割れるっていうのはそういうことかと。しまりばめでなく隙間ばめになるように心がければトラブルはだいぶ減ります。
パイロットは下地だけアルティメットホワイトをエアブラシで塗ったあと、ひたすらラッカーの筆塗り。エアブラシ用のレベリングうすめ液で乾燥時間を遅らせて塗りムラを防ぎます。エナメルスミ入れブラウンでスミ入れし最後に水性つや消しクリア。塗る前はいまいちかなと思った造形、塗装映えしますね。しかし難しい。自分的にはこのくらいが限界です。
アンテナはダイソーのピン針。先端が危ないのでヤスリで丸めてあります。根元部分にエナメル線を巻きつけてそれらしく。プライマを筆塗りして本体色でエアブラシ。
キャノピーの窓枠はマスキングゾルを使ってマスキングし吹付け塗装しましたが、予想通りうまくいきませんでした。筆塗りでレタッチしスミ入れしてごまかします。飛行機のキャノピーの塗装は今後の課題ですな。クリアパーツの塗装はうまく行った試しがないです。
あ、そうそう。胸と額の赤いところは、タバコの箱の内側についている銀紙を切り出してクリアレッドを乗せたものを水性接着剤で貼り付けてます。クルマのテールランプまわりと同じ手法。案外いいテクスチャがつくので気に入ってます。よく見えないけど。
武器。例によって最後まで残りましたWWW。
キットのものは厚肉でヒケもすごいんですが、なにより小さすぎるという印象。ヒケの処理で難儀するより、さくっと作り直してしまったほうがよいと判断しました。形状的にプラ板工作でもなんとかなりそうですが、意外と面倒くさそうなのでまるっと3DPでつくっちゃいました。キットのものをノギスで測って3Dモデル化し1.2倍にスケーリングして出力。ただしバレルは真鍮パイプとプラパイプにしてます。
ってことで完成です。着手4月30日、武器以外の完成は6月7日で5週間くらい。間にゴールデンウィークがあったりコロナで休みが多かったり、はたまた古傷が傷んでぜんぜん作業できなかったりでしたが、自分的にはまあ早かったほうではないかと。
いやー、かっこいいですね。いつかマックスファクトリー版もつくりたいです。
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