V作戦その4 走り出し
クランクケース内減圧バルブを分解してみました。
取り付けたばかりのころはその効果に感激していたわけですが、カーボンリードバルブ化してしばらくしてあまり体感できなくなって、もとのステンレス製に戻してずいぶん経ちます。
んー、なんだろうと思いつつ、内部をきれいに清掃して組み上げて再取り付け。そのときすべてがわかりましたよ。つないでいたホースがガバガバだったんです。気密が保たれていなかったと。空圧系で継ぎ手部分の勘合が甘いって、そりゃ効果も出ませんわ。
ホースを換えるべきところですが、手持ちもないのでインシュロックでキュウキュウに締め上げておきました。
あとは各部に注油とグリスアップ、曇ったメッキ面をピカールで磨き上げ、ボロボロだった自作ステッカーを作り置きしておいた新品に貼り換え、などなど。残る最大の問題は給油です。どうにかして新鮮なガソリンを入れなきゃなりません。
ガソリン携行缶などという高額アイテムを持っているはずもありません。外したタンクをガソリンスタンドに持ち込もうと思って調べると、どうやらそれは駄目みたい。
で、クルマにぎりぎりあふれる寸前まで満タンに入れて、自宅へ戻って給油口からチューブで抜こうと。
意気揚々と帰宅しセルボの給油口を開けてみました。あれ、さっき溢れそうなくらい入れたのに液面が全然見えない。
細くて長めのシリコンチューブを給油口から突っ込んで、つないだシリンジを引いてみます。全くガソリンが出てきません。いやーまいった。
仕方がないので、ボルティーのタンクから抜いた古いガソリンをオイラーに移して、キャブ内がいっぱいになるまで注ぎます。これでなんとかガソリンスタンドまでたどり着けないだろーかと。
近所をぐるっと試走。おお、ちゃんと動くわと喜んだのも束の間、うちから500mくらいのところで機関停止。ガス欠です。とほほ。
ひいひい言って押して帰宅。仕方ないのでオイラーのガソリン350mlをタンクへ再投入し、ドキドキしながらガソリンスタンドへ行きました。
ちなみに残った古いガソリン500mlは、処分に困った挙句、クルマに入れちゃいました。
シルバーウィーク後半の本日、息子を後ろに乗せて試走してきました。走行距離230kmほどで燃費は31km/Lと上々。やたらとエンジンが軽く感じられたのはクランクケース内減圧バルブのおかげでしょう。心配していたキャブセッティングは、全閉から全開までのつながりもよく、アフターファイヤーなども皆無でかえって前より調子がいいくらい。いやー、よかったよかった。
KATANA250のリヤサスは、ケツ上げが行き過ぎなのとバネが硬すぎでダウンヒルが怖いのでノーマルに戻しましたよ。
(20675km)
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