モトイージー
- カテゴリ: ボルティー
- 投稿日時: 2017/03/14(火) 22:14:13
突然思い出しました。
昨年秋のツーリングの帰宅時、真っ暗な農道をパタパタと走っていると、ヘッドライトとスピードメータ以外の照明がなんの前触れもなくブラックアウト。かと思えば、点灯と消灯をランダムに繰り返したりします。ヘッドライトは点いているので走行に支障はないのだけれど、ウインカポジションがついたり消えたりするので、はた迷惑この上なし。
雨の中を一日走ってきたというのもあって、自作増設した電装系のおおもとが接触不良を起こしているんだろーと。
でも冬になり雪が降って、そんなことがあった事自体をすっかり忘れておりました。
近頃はだいぶ陽気も良くなってきました。そろそろバイク始動の頃合だなァと庭でボルティーを眺めていて、ふと接触不良の件を思い出したと。
エポキシ樹脂で固めた回路、パッと見は腐食とかありませんね。が、思いつくままに増設していったのでギボシが多すぎです。ぎゅうぎゅうです。
+12VとGNDの電源ラインを整理してハーネス化。
根元から順にウインカポジション、タコメータ用+12V、ナビ用+5V。一番最後は油温計につなぐつもりでしたが…
キッチン温度計改造の油温計、ケースがちょっと大きすぎでかっこ悪いなぁと思っていたので、小型化してやろうと中身を取り出したところ、液晶と基板を繋いでいるFFCがポロッと取れちゃいました。残念。
液晶はこの部分が一番弱いと聞きます。経年や湿度の影響がでかいとか。2011年の今頃つくったものなのでもう6年も経過してます。ある意味、よく持ったものだと。また新しいの作りますか、そのうちね。
そういえばヘッドライトリレーなんてのも作りましたね。オルタネータから半波整流で信号を取り出してバッ直のリレーをオンするやつです。
プラシーボ効果の去った今、あまり明るさに変化がない気がするので、こちらはさくっと取り外してしまいましょう。
で、ここからが今回の本題。
前にちょっと検討だけしてとりあえずやめておいたモトイージーをつくることにしました。
あまりにも有名なので説明するまでもないとは思いますが、スイッチ類を増設することなく、ヘッドライトの常時点灯を解除できるというものです。ボルティーには関係ありませんが車検も問題ないようです。
ディマースイッチローでエンジンをかけた時は消灯、ディマースイッチを操作してハイビームにして、さらにロービームに切り替えるとロービームが点灯、以降はエンジンを止めるまでずっとロービーム点灯しっぱなし。リレーを使った自己保持回路ですね。考え方自体は古くからあるありふれたものですが、これを単車の常時点灯解除に使おうと考えた人が偉いです。
なお市販されているホンモノは 浜モトニューロー という会社が開発販売している模様ですが、なぜか同社のウェブサイトには何も書いてありません。
こちらが回路図。同様のものはWebに散在してます。ただリライトしただけ。なお、見ると分かる通り、ディマースイッチをHiにして「ゆっくりと」Loに戻したときは、Lo点灯しないですね。HiでもLoでもない中間位置だと自己保持が切れちゃいます。
パッシングボタンならHiとLoを同時点灯するので、ちゃんと機能するでしょう。ディマースイッチの場合もパチンパチンと素早く操作すればいけそうです。
さて材料調達を。
ヘッドライトリレーの廃止で余ったリレーを使いましょう。定格は12V40Aとだいぶオーバースペック。60/55Wのヘッドライトバルブを駆動するわけで、接点容量は10Aあればお釣りが来ます。
リレー以外で必要なのは、ダイオードが2つとギボシやら線材やら。
ダイオードはたまたまジャンク箱から掘り出した2GWJ42を。ラジカンのカスタムに凝っていたときの残りものですね。定格40V2Aでこれまたオーバースペック気味。リレーのコイルに通電するだけなのでおそらく1Aもあれば十分でしょう。
H4ソケットなどはヘッドライトリレーから流用します。で、唯一購入したのが平型端子です。
自動車用の平型端子ってみな同じだと思ってましたが、いろいろな規格があるんですね。H4に使われているのは305型という、オスの端子幅が7.8mmのものです。ホームセンターで売られている一般的な平型端子は250型といって、幅5.9mmとちょっとだけ狭い。手持ちは250型でした。
その道で有名な配線コムで購入。オス端子が一個33円でした。
余談ですがどうやってもH4メスカプラから端子が抜けなかったので、既設の線材をはんだ付けで延長してしまってます。振動と経年で割れたりしないか心配。絶縁はしっかりしてますけどね。
だいぶ迷いましたが、H4オスカプラは使用せず。平型端子を車体側のメスカプラに直接挿す仕様です。ライトハウス内のスペースが苦しいからというよりは単にケチなだけ。接続ミスには気をつけたいですね。念のためマーカーチューブを入れました。
ってことで本日はここまで。車体への取り付けは後日。
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