整備日誌
今シーズンはガンガン走ろうと決めました。春先のことです。
どうもここ数年、タイミングが合わなかったり億劫だったりして、全くと言っていいほど単車に触れていませんでした。でも今年は違いますよ。
さて、久しぶりにバイクカバーを剥いでみて、まず目についたのがチェーン。サビサビです。
真鍮のワイヤーブラシでガシガシと磨きます。こういうところは小判型の大きめのものが便利。
このチェーンは納車時に交換してもらったもの。まだまだ使えますいや使います。
ゴールドチェーンでないのがある意味幸いしました。若い頃はRKのゴールドチェーンって一種のステイタスでしたが、いかにも換えましたよ感が強すぎて今はあまり好きではないです。 続いてフロントタイヤ。サイドウォールが割れてます。終わってますね。
通販で買って自分で組み換えしたいところですが、交換作業の大変さは知ってますので、前回と同じく近所のショップに車両ごと持ち込み交換依頼しました。
銘柄は前回と同じくダンロップの TT100GP です。チューブも一緒に換えて工賃込み13800円。あいたた。
9 年、9000km 弱。走行距離というよりは経年劣化でしょうね。ちなみにリアは中べりが激しいだけで割れてないのでまだ使います。スリップサインが出てますがそこは見なかったことに。
この時点ではどこから漏れたのがなんとも判別しがたいところだったのですが、えいやあでストレーナカバーの O リングと勝手に判定。
純正部品の取り寄せは儲けもほとんどなく手間ばかりかかるので、ショップにお願いするのは気が引けます。他にも欲しいものがあったので通販で取り寄せることにします。
オイル交換。真っ黒なオイルが出てきましたが、前回からの走行距離は 2600km 程度。これまた距離というよりは主に経年劣化のような気がします。
オイルは例によってスズキ純正のエクスター。写真右が前の余り物で従来品の TYPE07、左が今回購入した R5000。TYPE07 はちょっと前に廃盤になったそうで、相当品がこの R5000 とのこと。現行のエクスターは 3 グレードあります。通販最安だったのはモノタロウでした。
ちなみに純正品だと「09280-82001 Oリング, D:2.4, ID:82」です。
特段難しいこともないので取付写真は割愛。マフラーは外さずに行けました。
切らしていると思ってチェーンルブも買ったんですが、在庫過多でしたwww
まぁ一番左のヤツは、缶の雰囲気からして学生の頃に買ったのではないかと思われるほど古い。緑色の油が出てきます。使えるけど色がアレかなと。
スズキ純正のミニ時計が壊れてしまったので、ダイソーの 100 円腕時計に交換。防水ではありません。
いいんです。壊れても惜しくない値段です。
ここまでが GW の前の話。で、10 連休最初の日曜日、職場の人達と遠出しました。富士五湖方面です。みなさんは熱海ほかで 2 泊、デフレ野郎の自分は日帰りです。一日で都合 400km ほど走りました。よく走った。
若い頃によく行った沢沿いの道とか広域農道とかガンガン走って大満足でした。
で、野辺山のコンビニで発見。
帰宅後にパーツカタログで調べたら「09285-12002 オイルシール, 12x22x9」とのこと。
どこから買うかあれこれ調べたら、送料を加味すると Webike が最安でした。休みが明けるのを待って発注。単価 183 円送料 250 円で合計 433 円也。 実働日 2日で来ました。
クラッチレリーズアームなどはずしたところ。オイルシールのリップがボロボロになってます。こりゃ漏れるわけだ。
抜いて圧入するだけです。作業は簡単。エンジンがかかっていなければオイルが出てくることもありません。
作業後、確認のため 100km くらい山道を走ってみました。交換したところは問題なし。
が、
下のほうにオイルが垂れてます。シフトペダルの根本です。なぜ同時に発覚しないのか… いや、自分の注意力不足ですわな。過去記事によると、このオイルシールは前にも換えてるみたい。当時はショップで実施してます。へたりやすいんでしょうか。
試走していてもう一つ気づいたことが。
コーナー進入時、アクセル全閉→クラッチ握る→アクセル煽る→ギヤ落とす→クラッチつなぐっていう一連の動作の時に違和感が。回転数を合わせるためにアクセルを煽るわけですが、吹け上がりが鈍いんです。回転数があっていない状態でクラッチが繋がるので、ガツンという衝撃がきます。アクセルのツキが悪いというのかな。
こないだの富士五湖行きのときもなんとなくそんな症状は出ていましたが、だんだんひどくなってきました。
直線でアクセル開け気味のパーシャル状態から、アクセル全閉、ふたたびアクセル開けたとき、回転数が上がらず逆に一瞬落ち込みます。
64651-07001 シヨツクアブソバー, ハブ
09462-00009 バンド
09285-12002 オイルシール, 12x22x9
なんとオイルシールはこないだと同じものでした。
オイルシールの打ち換えは簡単。ちなみに写真は交換前。
バンドってのはこれです。バッテリーの押さえ。切れかかってたんですよ。432 円と意外と高い。
オイルシールにアクセスしやすくするためにステップを外しました。メッキが錆びててすげー汚い。
ワイヤーブラシで錆を削り落とし、そのままだとまた錆びちゃうので、脱脂後門扉用のラッカー缶スプレーで銀塗装しました。まぁ違和感はないでしょう。
ショックアブソバー, ハブってのはこのときに換えたダンパーハブのこと。9000km 使ったわけですね。
クルマ用のジャッキを二つ、スイングアームの下にかませてリアタイヤを外しました。9 年前とやってることが変わらないwww
さて、アクセルのツキが悪い問題。
急開したときに供給不足ってことで、原因はメインジェットともニードルとも取れます。エアに対して燃料供給が不足している、つまり薄いんでしょう。
メインジェットもパイロットジェットもノーマルのままでいじってません。ニードルはこのときクリップ位置を一段下げてます。メインジェットの番手を上げないとだめかなぁなどと思いつつ、そうは言っても今まではこんなことなかったんだからというわけで、ひとまずキャブレターを開けて掃除することに。
放置期間が長い割に、すんなりとエンジンかかって走れちゃったので開けずにいたんですが、やっぱりちゃんとしないとダメですわ。茶色いのはタール化したガソリンと思われます。それほどひどくはないです。
問題はメインジェット。外してみたら中から例の緑色の錆が出てきました。写真撮り忘れました。
キャブクリーナーを穴という穴に吹きまくり、緑色の錆は歯ブラシやワイヤーブラシで擦り落としました。
そそくさと組み立てて試走。結果は… 正解っ
嘘のように調子が良くなりました。
古くて単純な機械はいいですね。良くも悪くも、手をかければかけただけ結果がついてくる。
ひとまず今回はここまで。
(24065km)
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