リヤサス再び
KATANA250 の KAYABA 製純正リアサスをリペアして使う計画は流してしまいました。取り付けて走ってみたら、リアの接地感が薄くて怖くてたまらなかったので、ほどなくノーマルに戻してしまったのでした。何気にもう 6 年も前になります。
峠の下りでは開けられない曲がらないの連続でほとほと懲りてしまいました。バネレートが合ってないのが一番の理由と思われます。車重がだいぶ違う。
あらためて調べてみると、乾燥重量は KATANA 250 が 160kg に対してボルティーは 125kg。35kg って、小学生の子供をタンデムしてるくらい違います。
加えてサスの角度。KATANA は結構レイダウンしてますがボルティーはどちらかというと直立に近い。サスが仕事をするストローク領域が違うんでしょうね。
レイダウンキット的なもので対応することも検討しましたが、スイングアーム側のマウント部分を後ろにずらすにはチェーンカバーの取り付け部が邪魔だし、フレーム側で対処すると逆にケツアゲになっちゃいます。全長で 25mm 延長はちょっと無謀でしたね。
で、外して室内でずっと塩漬けにしてあったブツを、捨てるくらいなら幾らかでも回収できれば良いと、思い切ってオクに出しました。
意外にも結構いい値段がつきました。ありがとうございます。おかげでリアタイヤを新調する資金がでました。
さて、やむなくノーマルに戻したリアサス、状態は変わらず悪いわけです。バンプラバーは消失、バネといわずダンパーボディといわず、いたるところがサビだらけ、エンドアイのゴムブッシュは変形したまま。小汚いので見た目もいけてません。懲りずにまたオクで出物を物色しはじめました。
まずは前回の轍を踏んで、車重や車格が似ている車両の情報を検索。
バリオスⅡが乾燥重量 151kg、クラブマン が 132kg、エストレヤ 142kg、250TR が 146kg、ボルティーは 125kg。ボルティーってめちゃめちゃ軽いんですね。同じ空冷単気筒の 250TR と比べても 20kg も軽い。知らなかった。
ノーマルサスペンションの長さはなかなかわかりませんね。どうやらドンピシャなのはバリオスⅡの模様。
ちなみに見た目がクラシカルな 250TR とかエストレヤとかは、同じくクラシカルな見た目のサスが好まれるようで、見つかるのはボルティーのノーマルサスのようなものばかりです。リプレイスするにはちと物足りない。
ってことで、ちょっと車重は重めですがバリオスⅡに取り付けていたという品物に絞りました。
どうやら今どきは漢字圏のサスペンションが人気の模様。RC とか RFY とかですね。RC は台湾、RFY は中国のようです。
見た目はなんちゃってオーリンズだったりなんちゃってカンタムだったり。硬いだ柔らかいだと評価は様々ですが、そりゃ車種専用設計でない限りはポン付けではそうなりますよハイ。
ものによっては新品でも 5000 円しないくらい。程度のよい中古品で 4000 円くらい。
どちらかというと RFY のリアサスのほうがたくさん出回ってます。ノーマルサスリペア中の「とりあえず」で購入している人が多い印象。皆さん口を揃えて、安かろう悪かろうと言ってますね。ホントかな。ちなみに RC のほうが柔らかめだという情報もありました。
で、単車一台まるごとバラして売っている業者さんの出品物をずっとウォッチしていると、激安のジャンク品でまあまあ状態が許せる範囲のものが出ました。程度悪い、開始価格 100 円。誰も入札しません。これだわ。
結局、もうひとりほぼ新規のひとと競り合って940円で落札しました。
そのままポン付けするつもりはハナからありません。例によっていろいろやってみましょう。 Tweet
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