最終更新: 2019/12/11(Wed)11:34

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アオシマ 1/24 西部警察 マシン RS-2 の製作

突然ですが、「制作」と「製作」の違い、ご存知でしょうか? いやなに、タイトルを書くときにいつも気になってたというだけなんですがね。
芸術など創作が入る場合は制作、図面に基づいてモノを作るのは製作と使い分けるのだそうです。
じゃあプラモは? 3DCADを使ったモデリングは? 疑問は絶えません。

★箱
さて、ここのところプラモづいているわけですが、やっぱりというかなんというか、RS-2 と RS-3 の製作を依頼されました。依頼者は例の RS-1 と同じかたです。RS-1 はとても気に入ってもらえたようで、この流れで RS 三兄弟をやってほしいと。ええ、がんばりますよ。

塗装色はほぼ同じなので RS-2 と RS-3 を同時進行しようかとはじめてみましたが、不器用な自分はどうしても一点集中になってしまうので、まずは RS-2 に尽力することに。
ブログ的には、事細かに書いていくと RS-1 と重複する所も多いのでバッサリと割愛。要所だけまとめる方向とします。

実車についてちょっと触れておきますかね。哨戒の任にあたる情報収集車という設定です。

他の2台との最大の違いはサンルーフ仕様というところ。 なので天井に大型のパトライトが載せられず、側面とリアウインド内に回転灯が装備されています。側面のものは格納式で、忍者屋敷のからくり戸のようにくるっと回って現れます。リアウインド内のほうは固定式。
リアバンパーから伸びている長いアンテナも外観上の特徴ですね。このアンテナ、普段はルーフのサイドモール付近で先端を固定されています。逆に劇中でもほとんど展開したことがないそうで。

このパトライトとアンテナさえおさえておけば RS-2 らしくなるはずです。そのほかはベース車両が同じ RS-1 とほぼ同じですが、二人乗りなのでコンピュータなどの内装はそれなりに違います。

キットの方はというと、基本的に RS-1 と同じ金型のようで、コマの組み換えと別ランナーの追加で製品化されております。なので機銃や大型パトライトのベースなど不要な部品も多いし、金型由来のキズも同じところにあります。
ボディやシャーシなどはほぼ共通なので、いじるべきところも同じと思っていいでしょう。特にヘッドライト周りの違和感はそのままなので、RS-1 と全く同じ手法で改造すればいいです。

さて、お誕生日会という明確な締切があった RS-1 と違って、今回は特に時間的制約がありません。いろいろ考えて、前回できなかった電飾を施すことにしました。そのまま素組しても製作過程は RS-1 とほぼ同じですからね。回るパトライトは楽しそうです。

LEDを複数ぐるっと環状に設置して、順番に点けたり消したりすれば、回転灯に見えるのではないかなと。Arduino を使えば簡単にできそうです。アルトのタコメーターを製作したときに見込み発注した部材がいろいろ余ってますので、新規手配品はほぼ無しでいけるでしょう。

まずは全体の構成を考えます。
台座をつくって電源やら制御部やらをそちらに逃がすというのも手ですが、依頼者 ( の息子氏 ) の RS-1 の遊び方とか聞くと、展示台に固定しちゃうのはダメッぽ。車体単独で全て完結するのがよさそうです。
で、シャシーの前側には電池ボックスがありますのでこれを利用することに。単三2本です。モーターライズの名残ですな。金具とかスイッチとかは入ってないけど、そのへんは問題なし。

★電池ボックス加工 ★電池ボックス加工
銅板を切って電極を作り、大量在庫品のスライドスイッチを本来のスイッチ穴に接着剤で固定。なんの問題もありません。

さて Arduino です。手持ちのちっちゃいのはこれでした。

Pro Mini ということで買ったんですが、よくよくみると AVR マイコンは Atmega168。I2C が使いたかったのに該当する端子がないってことで、別のものを再手配し、こいつは使わずお蔵入りしてました。買った当時で166円。LED を光らせる程度ならこれで十分。ただしこの Arduino は 5V でないと動きません。

★ブートローダー書き込み中
調べてみると、クリスタルを 16MHz から 8MHz にしてクロックを落とせば、3V で動くらしいことがわかりました。ずいぶん前、電源の逆接でマイコンを燃やしちゃったオシロキットの基板に載っていたクリスタルが、都合よく 8MHz だったのでこれを移植。他にもブートローダーの書き換えとか、Brown-out Detection の変更とか必要でしたが、そのあたりの説明はまたの機会に。ともかく、3V で動く Arduino が出来ました。


ブレッドボードで試作。速度によりますが LED は4つあれば回転しているように見えることがわかりました。
回転灯は全部で4つあるので、16コの LED を点けたり消したりしなきゃなりません。Arduino 直結では電流が足りるはずもないので、定番の 1815 で受けることにします。1815 ってまだ手に入るんですね。互換品だけど。
ついでにフロントバンパー内の赤い警告灯もファンファンさせましょう。パトライトはデジタル出力で充分ですが、こちらはアナログ出力で残光を表現。

3V 縛りなので白 LED が必要なヘッドライトは点けません。せっかく苦労して低電圧化したのに、昇圧回路入れるのもなんか変でしょ。電池交換のサイクルもできるだけ長いほうがよいだろうし。電池交換イコールボディとシャーシを分解するってことなので。あれは心臓に良くないです。

LED の配線はいわゆるエナメル線で。細い UEW 線の手持ちがなかったので、もはや絶対に使用することのないミニ四駆のノーマルモーター缶を開けて、コイルをばらして使いました。ちなみに線径は 0.2mm でした。
LED は手持ちの中で一番小さい 1206 。サイズは 3.2mm×1.6mm です。一個1円。リアウインド内のパトライトはこの LED でいいんですが、側面側はスペースが狭いのでもっと小さいのでないとだめです。これは手配しないとないな。

★ヘッドライト改造 ★ヘッドライト改造
電装は一旦おいておいてプラモデル的作業を開始。まずはヘッドライト周りの改造から。やったことは RS-1 と全く同じです。反射板を3Dプリンタでつくるところも全く同じ。背景の写真は貸してもらった資料本の RS-3 ですが、まあ顔は同じなので。

★ピンクサフ
バリやヒケの処理をしてスジボリを彫り直したボディにサフ吹き。例のなんちゃってピンクサフです。成型色のままだとわからないキズが面白いように浮かび上がってきます。サフ吹きは重要。

★赤 ★マスキング ★黒
本塗り。赤塗ってマスキングして黒塗って。マスキングに少々失敗したので、乾燥してから慎重に削ってリカバリしました。
クリアがけしなくても充分見られるようにという気持ちで塗りましたが、やっぱりところどころゆず肌になっちゃいました。とはいえ、前回に比べたらずいぶん上達したように思います。数をこなすというのは大切です。
3D プリンタを利用した強制乾燥は行わず、すべて自然乾燥。風邪で体調が悪かったり天候不順だったり気持ちがのらなかったりで、赤黒ともに図らずして充分な乾燥時間がとれましたが、作業部屋は寒いんですよね…

★ダッシュボード
ダッシュボード。コンピュータ的なものは RS-1 と比べて少なめ。前回断念したメーター周りは、手法を変えてみました。
最初にラッカー白をエアブラシで下塗りし、ランプやメーター類の凸モールドを同じくラッカー筆塗り。べたっと塗ると下塗りの白が溶け出してしまうのでチョンチョンと。その上からエナメルのつや消し黒をべたっと筆塗りし、エナメルシンナーを含ませた綿棒で凸部を拭き取ります。モールドがしっかりしていればとても有効な手ですね。
綿棒は百均のものだと繊維が出てきてうまくいかないので、タミヤの先がとんがってるものを使用。こういうところはケチケチしちゃいけません。

写真がありませんが、見えないところに補強材を入れてダッシュボードを接着。これやっとかないと電池入れ替えでボディを外した時に崩壊すると思われます。RS-1 のときはエポパテの団子を仕込んどきましたが、今回はプラ角材です。

★シャーシに電装を組み込み
組み立てたシャーシに電装を実装。基板を保持する部分はプラバン細工で。意外とスペースがなくて苦労しました。
ボディ側とはコネクタで接続します。コネクタは 6 ピン以上が必要ですね。写真にはありませんが、後でジャンクな QI コネクタを埋め込みました。マフラーのモールドの上、凹んでるところです。

★0603
そうこうしているうちにちっさい LED 0603 が到着。サイズは 1.6mm×0.8mm で一個0.76円。1mm 厚のプラ板を切り出してつくった 1mm 角棒に貼り付けて配線を引き出しておきます。マジでしんどかった。2 セット 8 コ失敗しました。たくさん買っておいてよかった。いずれいいコテ先を買おう。
メッキのベース部品に穴を開けて、LED のかたまりを配置。ギリギリでしたがなんとか入りました。

★デカール失敗
ボディ。デカール貼りでトラブル発生。ドアをまたいで貼る RS-TURBO の S が欠けちゃいました。マークソフターでなじませようとして失敗。マークソフターの使用は控えたほうが良かった。どうやってリカバリしようか。最悪、また700円かけて部品注文かな。
ちなみに前回はマスキングをはがすときに持っていかれてしまったので、念の為タミヤのデカール糊も使ってます。

★デカールリカバリ
うまく行った方にトレーシングペーパーを当てて形状を写し取り、RS-1 の余りもののデカールから同じ色の部分を切り出して貼り付けてみました。
ロット違いのためか経年の影響か、色がぜんぜん違いますね。うーん、納得行かないけどこれで勘弁してもらいます。

★クリア
クリアがけ。前回の轍を踏んでクリアは厚めに。

★窓枠・メッキモール
窓枠の塗り分け、メッキモールと順調に進みます。

★仕上げ
ナンバープレートやウインカー、リアスポイラーなどのこまごましたものを取り付け。

最後まで悩んだのはアンテナ。トランク上のヤツは伸ばしランナーとプラバンの組み合わせ、リアバンパーから伸びている長いアンテナはステンレスの針金 φ0.55mm でこしらえました。
長いアンテナの基部の形状が実車とだいぶ異なりますが、強度的には致し方ないところでしょう。実車と同様にするとすぐにもげてしまうと思われます。

ってことで完成です。

仕掛りが12月22日、完成は年をまたいで3月1日。途中にスランプと部材待ちの期間があったとはいえちょっと時間かかりすぎですね。RS-3 はもっとサクッとつくろう、うん。

★ ★ ★ ★

今回の反省点。

・塗装の前に部屋の掃除をすべし。本塗り、クリアともに細かい糸埃を巻き込んじゃってます。
・パテを使ったら必ずサフを吹くこと。どんなにきれいに仕上げても直接塗装すると境界が浮き出てきます。シートの後ろ側は失敗。
・本塗りは最低でも2回重ねること。一回だとその後の #2000 撫で回しに塗膜の厚さが耐えられません。
・マスキングは慎重に。ここにかけた時間が最終的な仕上がりを左右します。
・デカールを貼る部分の下地はツルピカに仕上げること。つや消しや梨地状だとシルバリングを起こします。今回はギリセーフ。
・できるだけマークソフターは使わない。マークソフターを塗ったらいじらない。
・塗装後に接着する部品は、塗膜の厚さを考慮してクリアランスを調整する。取り付け穴がない場合は塗装前に開けておく。塗装後の加工はできるだけ避けたほうが無難です。
・クリアがけの後の乾燥は、できるだけ乾燥ブースを使おう。一日2回×3日で都合6回重ね塗りしましたが、2周間経っても完全乾燥しませんでした。一見乾いていますが素手で持つと消えない指紋が転写されてしまいます。
・セラ黒はほぼ見えないくらいの幅でヨシ。

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