自分のボルティーはNJ47Aという結構古いタイプで、しばらく併売されていたグラストラッカー初期型と同様、単気筒のくせにエキパイは二本出し、エンジン下で集合してマフラーは一本という構成です。エキパイとマフラーは一体モノで外すことはできません。
思い起こせば、中型免許をとって初めて買ったGB250クラブマン初期型はエキパイ二本でマフラー二本。二型以降はエキパイ二本でマフラーは一本、エキパイとマフラーは分離できました。クラブマンの社外マフラーのほとんどは二型以降用のスリップオンだったため、二型用の純正エキパイを入手して、確かダブルエムのステンレススリップオンを入れてました。あれはうるさかったなぁ。
話を戻して、グラストラッカー後期型やST250などの兄弟車はエキパイが一本で、ボルティーも最終型は一本出し。ただしエンジン腰上の構造がぜんぜん違うので、クラブマンのように後期型のものをポン付けで交換というわけにはいきません。
純正マフラーはもちろんメッキ品。日頃の無精のせいでエキパイにはポツポツと錆が浮いていて、特に集合部はかなりひどい錆状態。マフラーには垂らしたオイルが焼けたような怪しいシミが納車当初からあるし、エンド部分には前オーナーがこけた時につけたと思われるガリ傷も。シミはちょっとケミカルでこすってみましたが全く落ちる気配がありませんでした。
錆落としに尽力するのも手ではありますが、できれば純正品のほぼ新品が入手できればいいなぁと常々思っていました。
さて、この手の部品の入手は、自分のような貧乏人にとってはヤフオクに頼るのが常。ってことで暇なときはカテゴリで絞り込んだ一覧を値段順にソートしてぼちぼち眺めていたのですが、エキパイが一本のタイプならまだしも、二本タイプはなかなか出てきません。
新車で購入時に社外品に交換し、仕舞ってあった新品同様純正品が出品されたこともあったのですが、終了直前に入札しようとウォッチにいれて待っていたら、終了を待たずして出品取り消しされてしまいました。期待も大きかっただけにがっかり度もMAX。
仕方ない、新品の社外品を買おうかとリサーチしてみたものの、選択の余地がほとんどないくらい種類が限られていることと、あまりの高値に全く手が出ず。
で、マフラー欲しい病がどんどん高まっていたときに「ぽっ」と出品されたのがこれ。
今や絶版のヨシムラトライオーバルですよ。グラストラッカー用として出てきました。やっぱりスズキにはヨシムラでしょってことで本気度120%で入札、二人で競り合った末に無事落札できました。ちなみにこの写真は出品時の詳細説明からいただいています。
実物が到着し手に取ってしげしげと眺めると、写真からもわかるとおりエキパイの腐食はけっこうひどいです。詳細説明にもちゃんと書いてありましたが、ヘコミ、傷もけっこうあります。
値段の割に状態はいまいちでちょっと早まったかなぁ思わなくもないレベルでしたが、手をかければまあまあ見られるようになるはず。がんばってキレイにすることにしました。
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