ピニオンの換装
- カテゴリ: XMODS
- 投稿日時: 2006/03/27(月) 23:52:48
ちょっとやそっとでは抜けないと噂のピニオン。まずは仕事場にあった「アマチュアベアリングプーラ」を試してみました。
写真を撮り損なったのでちょっと拝借。http://www.rakuten.co.jp/first23/854659/855116/
「AB1」という品番のものだったのですが、引抜物の直径、おねじ先端径ともにまったく適用外。少々改造するつもりでしたが肝心の道具を某所に忘れてきてしまったのであえなく断念しました。
つづいてはお手製で工具を製作。スクラップの中から見つけてきた適当な板金部品、板厚1.2tの亜鉛メッキ鋼板製の箱にM6タップを立て、キャップボルトの先端に深穴をあけてφ1.2の平行ピンを挿入。ボルトを締め上げるとピニオンが抜けてくる予定でした。これも残念ながら失敗。板金が軟らかすぎてピニオンが抜ける前に箱が変形してしまったのです。
もはやこれまで。市販品に頼ることにしました。
まるはサン推薦の「ユニオンのベアリング抜き工具」はどうしても見つけられず、GWSというメーカーのピニオンギヤ引張り工具 - マイクロサイズを購入することにしました。福岡県飯塚市のショップ「エアクラフト」さんで扱っています。ちなみに税込み送料込みで1979円でした。
GWSは台湾のメーカーで、正式名称を「廣營電子有限公司(Grand Wing Servo-Tech Co., Ltd.,)」といいます。わたしは不勉強ゆえ知らなかったのですが、R/Cのサーボではかなり有名な会社のようです。
http://www.gws.com.tw/
品物はこのように梱包されています。ちょっと厚めのトランプのケースといった感じです。本体とネジ部は真鍮製。その他は焼入シャフトにメッキでしょうか。組み立てに必要な工具もセットされていて、さらにセットスクリューの予備も入っていました。とても良心的です。取説は中文と英語のバイリンガル。中文といっても台湾なので、読もうと思えばなんとなく読めるような気がします。
そのままではピニオンとモーターのスキマに入らなかったため、ツメをヤスリで少々削る必要がありました。また本体に適当な大きさのスパナをかましてやらないと、とてもじゃないけど力が入りませんでした。なぜここまできつく圧入してあるのでしょうか。そうはいってもさすが専用工具、ものの数十秒でピニオンは外れました。
とりはずしたピニオンです。モーターセットステージ1を購入してバラしたので、11T、10T、9T、8Tの4種類です。適当なところでひとまず10Tを使用することにします。特に意味はありません。ちなみにモジュール0.5のピニオンとかみ合わせてみましたが、まったくだめでした。ひとまわり大きいようです。
モーターは例によってミニ四駆用のパワーダッシュです。定格電圧が3V程度のモーターを使うのは問題かもしれませんが、まあいままでの実績もありますから。セラコンとケミコン、コネクタを配線して完了です。ピニオンですが、「適度に」使い込んだφ2mmのキリを通してよくもんでおきました。シャフトに通すとちょっとゆるい程度なので、瞬間接着剤を極少量シャフトに塗ってから圧入しました。
コメント
7件のコメントがあります
取り扱い商社のユニオンがみつからなかったようで、申し訳ありません。
製品はGWSでも扱っていましたね。
いえいえ。
ちなみにユニオンで手に入るものとGWSのものとは同じモノでしょうか。
きつすぎるピニオンギヤの穴の対処法ですが、結局、シャフトを細くする代わりに穴を広げる方法にしました。
実は私、電動工具はまったく所有していないのです。最近の電ドラはアタッチメントが豊富で購買欲をそそられるのですが、どうせ買うなら名のとおったメーカー、でも高いというジレンマのもとに今にいたってます。
ピニオンプーラを箱ごと見てみましたが、箱の中に同じように入っています。
単にケースにGWSと刻印されていないだけのようでした。
抜くためのシャフトも3種類入っていて、組み立て式でした。
シャフト固定のイモネジは、あまりに小さすぎて、イモネジを持つのも大変なサイズですね。
ピニオンギアは真ちゅう製なので、穴を削る方が楽のようです。モータのシャフトは焼きいれ入ってメッキまでかかっているので、非常に硬いようですし。
電動工具。1度使うと手で作業するのが嫌になりますが、値段相応だと思います。DIY店の安物はそれなりの安物ですし、電動ドライバなど、センターが出ていない物が大半なので、使うと嫌気がさします。
12V仕様(リョー○など)の安物仕様ですと1万円程度ですが、そこそこ使えるようです。
電池が重いので外付けコネクタにして使っていますが(笑
モータがへたってきたので2つめを購入しましたが大ハズレでした。
やっぱり値段ですかね。かといってヒルティなんて買えません・・・
ピニオン抜き、シャフトを固定するほうのマイナス溝が切ってあるセットスクリューは、確かにめっちゃ小さいですね。実は一度なくしそうになりました(見つかりましたが)。
GWSがつくっているのかどうかは怪しいですね。OEMとか。
道具はやっぱりそれなりの値段のもののほうが、後々のことを考えると得なのかなぁと思います。メーカーにも変なこだわりがあって、スパナなどの手工具はKTC、刃物はオルファ、ドライバーはベッセルでないと気がすみません(笑
電ドラといえば松下電工と思ってるのですが、ビットの取り付け部寸法が独自仕様だということを、ついこないだ知りました。
そうはいっても、工具箱には100円ショップブランドのものがたくさん入っていたりします。
道具ヲタクではありませんが、道具があると楽に作業できるので、次々買い足しているのが事実です。
個人的には、値段を度外視するとヒルティ、値段なりの性能は、日立かマキタと思っています。
松下のはDIY店でも見かけなくなってしまいました。販売などで問題あるのでしょうかね。
はじめまして。
XMODSを購入したんですが
モーターはアトミックで大丈夫でしょうか・?
はじめましてもとちんさん。
さて、アトミックチューンですが、残念ながら私は「チューン系」のモーターをラジコンに使用したことはほとんどありません。
もともと「ダッシュ系」のモーターはラジ四駆用に設定されたものでカーボンブラシが採用されていますが、チューン系は板ブラシで素のミニ四駆用だと思っています(間違っていたらごめんなさい)。
さらにミニ四駆用モーターがリスキーなのは、乾電池2本で駆動することが前提の設計というところでしょうか。ご存知のとおりXMODSは4本ですからね。
基板の破損が怖いようでしたら、ひとまずFETは換えたほうが無難だとおもいます。
ただ、ハイパーダッシュに比べると消費電流のカタログスペックは約半分ですから、もしかするとFET換装なしでも問題はないのかもしれません。ダメかもしれません。こればかりはやってみないとわかりません。
やっとそこそこ走らせられるようになって実感していますが、XMODSがモーターに必要としているのは「トルク」です。回転数ではないです。