クルマでiPhone6を使うためのアイテム2選
- カテゴリ: 雑記
- 投稿日時: 2015/04/12(日) 00:55:00
iPhone5からiPhone6に機種変更したのは良かったけれど、クルマで音楽を聴く環境が失われてしまいました。問題はふたつ。Spigenのバンパのおかげでlightning to 30-pin adapterがつけられなくなりヘッドホンアンプに出力できなくなったこと。幅が広くなったおかげで従来のスマホホルダでダッシュボードに取り付けできなくなったことです。
まずはスマホホルダから。今まで使っていたのはこいつです。
台座の部分は両面テープで固定。回転式のクランプ部は360度エンドレスで回転できます。スマホの上下は完全に開いているのでUSBケーブルやイヤホンジャックの邪魔にもなりません。ヘッドホンアンプに段積みしたiPhone5をそのまま取り付けられました。
まったく問題なくむしろ気に入っていたこのホルダ、残念ながら開口が最大69mm。バンパをつけたiPhone6はギリギリアウトです。
似たようなものでiPhone6に対応しているものを探しました。購入したのはこちら。
ええ、写真で見る限りではまそっくりです。一番の違いはエアコン吹き出し口に取り付けという点。
Apple Storeで公式アクセサリとして売られている Kenu Airframe Car Vent Mount もエアコン吹き出し口のルーバーに取り付ける方式ですね。十字型に溝の入ったゴムを差し込むタイプ。ルーバーを使うタイプは好きじゃないです。好きじゃないのになぜこれを買ったのかというと、Amazonのカスタマーレビューに「カーメイトUP417の台座と交換合体」したという記事を見つけたから。なるほどその手があったかと。
発注は3月24日。届いたのは4月10日。Amazonなのにずいぶん時間がかかってますがそれは中国発送商品だったため。納得ずくで発注しましたので問題なしです。今は国内発送の業者さんもありますね。それにしても送料込272円って、素敵です。 まずは比較写真。大きさも違いますがプラの材質や表面仕上げが全然違いますな。スマホを挟み込む部分の仕組みはほぼ同じです。早速バラしましょう。
ルーバーに差し込むツメ部分はゴムで覆われています。接着剤は少量なので無理抜きすれば簡単に外れました。芯金を固定しているタッピンネジの頭が錆びてます(笑
カーメイトUP417を分解しました。一番右にあるのが両面テープで固定するベース部分。写真がつぶれちゃってますが中央に異形の四角いヘコミがあり一番左に写っている樹脂バネがはめ込まれてます。
スマホをクランプする側の裏にあるのがこれ。先の樹脂バネと勘合する部分です。これであのクリック感のある回転固定がなされるのですね。これを新しいホルダに移植しないとなりません。
ってことでざっくりと3分割してしまいます。これがなかなか硬い樹脂で、最初はピラニアンソーでゴリゴリやってましたが、だんだん面倒になって例のリュータにノコ刃をつけてさっくりと切り離しました。プラモデルに使われているPS(ポリスチレン)とは違って、リュータの熱ごときではぜんぜん溶けません。キリコもほとんど出ません。一体これはなんていう材料なんでしょ。ABSかPPSか…
逆に今回購入したノーブランドER-MTACは、ちょっとヤスリをかけるだけでとても柔らかい材料だというのがわかります。オルファのカッターでサクサク切れます。中央のボスを切り取って角穴を開け、周りの凸凹を削って平らにしてしまいます。
加工が完了しました。切り出した旋回軸は鉄ヤスリでひたすら削って整形。中央のボスは回り止めを兼ねて四角くしときます。少々圧入気味にしっくりとはめ込めるように微調整。で、角穴のまわりに最後に使ったのがいつか忘れてしまうくらい古いエポキシ接着剤を詰め込んで…
合体しました。今のところはがっちり付いてますが、プラの材質が違うのでエポキシ接着剤が効くかどうか微妙です。旋回軸側をもっと大きめに切りだしてサラネジ使ったほうが良かったかなと気付いたのも後の祭り。
元通りネジで組み立てて完成です。ベースとクランプ部の間の隙間がちょっと気になりますが、強度的にはまあ大丈夫でしょう。
センターコンソールのルーバーとCDのローディング部の間に両面テープで取り付けました。CDは聴かない人なのですがディスクの出し入れはできるようにしてます。ちなみにオレンジのLCDの上についているのはミニ四駆のタイヤで、これがあるとiPhoneのホームボタンが操作しやすいんです。
iPhone6を挟んでみたところ。ホントはもうちょっと下に下げたいところです。iPhone6は横にスリープボタンがあるのでスマホホルダでクランプするところとちょうど被ってしまうんですな。まあ仕方ない。
さて次はどうやって音楽を飛ばすか。結論から言うとヘッドホンアンプをあきらめました。Bluetooth + FMトランスミッタを使うことにしたんです。
Bluetooth内蔵FMトランスミッタはこれを買うつもりでした。
ヤフオクとか楽天とかいろいろ見て回って、一番安くてまともそうだったのがこの SPEEDER ワイヤレスFMトランスミッター SP-BF008 でした。
でもこれ、送料込でざっくりと2000円するんですよ。2000円。ええ、安いのはわかってます。でももう一声欲しいなと。で、初めて ebay などというものを使ってみることにしました。
ebayにはたくさんのblutooth対応FMトランスミッタが出品されていますが、安いもののほとんどはMP3プレーヤーも兼ねていて、ごちゃごちゃした操作ボタンは付いてるはリモコンはついてるはで、まったく物欲をそそられないものばかり。シガープラグからびよーんとフレキシブルアームが伸びていて操作部がその先についているタイプのものも目立ちます。シガーソケット直付のシンプルなものを探すと意外と玉数は限られてきます。
最初に落札したものが送付不能で返金対応になったりしてビビりましたが、最終的に入手したのはこれ。
周波数のアップダウンボタンとオンオフスイッチはまあいいとして、一番右にあるのは外部入力端子。一般的な3極のジャックです。単なるFMトランスミッタとしても使えるわけです。
かなり嘘くさいですがなんと2.1Aの充電ポートがついてます。USBと書かれているポートに音楽ファイルの入ったUSBメモリをセットすることで音楽再生もできるらしいです。
本体は自由な角度に折り曲げることができるので、様々なシガーソケットのレイアウトに柔軟に対応可能とか。ただし90度までは曲がりません。プラスマイナス75度くらいかな。
ちなみにどーでもいいことですが、たまにシガーソケットのことをシュガーソケットというひとがいますよね。今どきのクルマはあの押し込み式ライターが付いてないから、元々はタバコのライターがビルドインされてたなんて知らないんでしょうかね。にしてもなぜ砂糖?
取り付けたところです。プラグを二口にしてますが、奥に見えてるETC車載器の電源をこの二口プラグから取り出してるので、こいつは外せないんです。LEDの表示がひっくり返っちゃってますが見ることはほとんどないので問題ないです。
肝心の音ですが正直いまいち。高音が伸びないし低音はスカスカ。自作ヘッドホンアンプがなくなったのも一因かもしれませんね。あと実用域の音量で無音の時にプツ、プツとノイズが入ります。まあこんなもんでしょう。
これでやっとクルマでiPhone6を使う環境が整いましたよ。
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