V作戦その3 オイル交換
エンジンがかかるようになったので、普通のメンテを進めていきます。まずは順当なところでオイル交換から。
ボルティーのエンジンオイルレベルの確認はエンジン側面の窓を見て行います。フィラーキャップについている棒状のゲージを使うタイプではないです。
で、窓をのぞき込んで見ても何も見えない。車体を傾けても何も見えない。点検窓からは全くオイルが入っているのが確認できません。
ドレンボルト付近を見るとオイルにじみの跡が。とはいえ、地面にはオイルだまりはないのですべて漏れたということではなさそうです。揮発したのか燃えたのか漏れたのか、真相は不明。
いずれにしてもわずかに残っているであろうオイルの状態はひじょーに悪いのは間違いないので、できるだけきれいにすることから始めます。
エンジンをかけてアイドリング状態で数分放置。オイルが温まったころを見計らってエンジンを止め、ドレンボルトを外します。
オイルストレーナ、早い話が金網の茶漉しが中に入っている部分のカバー中央にあるのがドレンボルトです。あ、もちろんオイルストレーナは外からは見えませんよ。
間違えやすいところにドレンボルトと同じサイズのボルトがあるので注意。間違ったほうを外すと、バネと先の丸いシャフト状の部品が落ちてきます。ちなみに間違ったほうは「ギヤシフトカムストッパ」という部品。外してしまったらあわてず騒がず元に戻しましょう。丸い頭を先にして入れて、その下にスプリング、最後にボルトです。
過去記事によると前回のオイル交換は5年前、モチュールの15W-50半化学合成1651円/Lをいれてました。
合成油は浸透力が強いので、古い単車だとオイル漏れを起こしやすいとも聞きます。ドレンボルト付近のお漏らしはこれが原因かも。
あらかたオイルが抜けたところで、プラグコードを抜いてエンジンがかからないようにしてからセルを数秒回し、中を攪拌してさらにオイルを落とします。
しつこくオイルを抜いたらドレンブラグを仮締めして、洗浄用にオイルを足します。洗浄用オイルには、いつ買ったかわからない骨董品の使いかけ、スズキ純正エクスターTYPE04を使用。
山梨のカムイで買ってますね。1080円/L。
カンに入っていた500mLくらいの全てを入れてしばらくエンジン回して、即座に抜きます。真っ黒でドロドロしたものがでてきましたよ。廃オイルはエーモン ポイパック 2.5Lで処理。
さて、なにを入れようか迷いましたが、結局無難なところで、洗浄に使用したのと同じスズキ純正のエクスターTYPE04にしました。写真の一番左ですね。ヤマハとホンダのオイルはどこのホームセンターでも取り扱っていますが、スズキのオイルはあまり売ってません。流通の力の差なんでしょうか。今回はたまたま近所のホームセンターで2本見つけたので買占め。1リットル入り1480円でした。パッケージデザインの変更とともに価格改定があったらしいです。2008年ころ? それにしても1.4倍は値段上がりすぎでしょう。
もったいないので使いかけのモチュールもブレンド。粘度も組成も全然違いますが、まあ気にせずいきます。
規定量1500mlに対して、だいたい1800mlくらい入りましたよ。それでもオイルレベルはアッパーとロアーの中間くらい。エレメントは交換していないです。んー、こんなに入れちゃいけないのかもしれませぬ。よくある話だと、ロアーレベルぎりぎりにしておいたほうが燃費はいいらしいです。
オイルまみれになったエンジン下部とエキゾーストパイプをパーツクリーナーで洗浄。
ってことでオイル交換終了です。
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