リヤサスのOHと換装(1)カタナ250用純正サス入手
怒涛の海外出張の初日のことです。フライトがちょっと早めの時間だったので成田空港近辺のホテルに前泊したわけですが、ホテル内のレストランは高いので早々に解散、空港で買ったホットドックと自販機のビールを片手に、ヤフオクの模様眺めをしていました。
で、なんとなく「ポチっ」としてしまいました。
カタナ250のリヤサスです。ジャンク品扱いで2本セット860円でした。この純正サスはリザーバータンク付で、伸び側だけですが4段階の減衰圧調整機構がついてます。そしてなんといってもカヤバ製。ゼロ戦の脚を造っていたことは有名ですね。取り合いとかろくに調べなかったんですが、まあ何とかなるんじゃないかなと。というかなんとかしてしまおうという魂胆です。
ちなみにこの写真はオクの商品情報に掲載されていたものです。
上下穴ピッチは約350mm、穴径は上下ともにφ14です。ちなみにボルティーは上下穴ピッチ約325mm、穴径は上下ともにφ12。
バンプラバーが欠落しているのは当然といえば当然。なにか適当なもので自作すればよろし。
全体に小汚いのは想定内。これも錆び取りして磨けばよろし。
スプリングが青で塗られてますが、趣味じゃないので純正色の黒に塗りなおしましょう。どうやら前オーナーさん、スプリングの塗装を分解せずにやっちゃったみたいで、そこかしこに青い塗料がついてます。もう一本には側面にガリ傷もあり、シルバー塗装でタッチアップした跡もあります。全塗装決定です。
肝心の抜けは、バネを外してみないとよくわかりませんね。オイル漏れはなさそうですが、ロッドにちょこちょこと錆が出てます。
さて、リヤサス分解の最初の関門はスプリング外し。スプリングコンプレッサなんてものはもちろん持ってません。
ちょっとググると自作スプリングコンプレッサの情報は簡単に入手できましたが、まあひとまず手を動かしてみましょうかね。
プリロード最弱にしたらバネをつかんで縮めてみます。お、意外と簡単に縮みましたよ。これならスプリングコンプレッサはいらないです。
流石に素手だけでは無理でしたが、マイナスドライバでちょっとこじってやったら簡単にバネ受けが外れました。
スプリングを抜いて、アジャスタなど他の部品も外しました。なかなか錆がひどいですねェ。どうやって錆落とししようか思案中。
下のエンドアイもなかなかの風格。アルミ特有の白い粉を噴いてます。ロックナットも赤く錆びてます。このロックナットが後々事件を生むわけです、はい。
ロッドの点錆をビカールで落としたあと、手でストロークさせてみました。ガス加圧式なので、ロッドを押し込んでから手を放すと、自然に伸びて来るはずです。
どうやら長いこと放置されていたようで、シールが固着していてぜんぜんスムーズには動かなかったんですが、シール部周辺を洗浄後にシリコンスプレーを吹いて何度か押し引きしているうちに、だんだん動くようになってきました。圧力は保証できませんがガスは残っているようです。エアを噛んでいるようなぐじゅっって音もナシ。なんとか使えそうです。
減衰圧調整用のダイヤルを回すと、伸びてくるときの時間が変化するのがわかります。1が一番早くて4が一番遅い。
残念ながらステッカーはダメですね。KYBロゴのほうはまだしも、コーションラベルは剥がすしかないです。もう一本のほうはKYBロゴにガリ傷がかかっているのでこれもダメ。最近のロゴのステッカーを調達しようかどうしようか。
ひとまず今日はここまでです。 Tweet
コメント
6件のコメントがあります
また面白そうな事やてますね~。
考えただけでも色々問題点が目白押しだと思いますが、それをどうやって克服するのか興味深々です。
つーか実は既に装着完了してて、今週末のツーリングで御披露目というパターンに期待してます(w
勝手な予想:結局スプリングはボル純正に交換したに1000点
お察しの通り問題山積みで、実のところ、あと2、3回記事を書ける程度にしか作業は進んでいなかったりします。もちろん装着なんてまだまだ先ですわ。
今週末のツーリングも残念ながら体調不良で欠席。アメリカにいるときからちょっとおかしくて、3週間も経つのにぜんぜん回復してないです。
お互い歳はとりたくないもんですなぁ。
後天性免疫不全症候群!?
ちゃうちゃう(笑
そーゆーとこ行ってないし
なかなか素敵な代物を手に入れましたね
お値段が素敵!
スプリングコンプレッサなら言って頂ければお貸ししますよ
これからの記事が楽しみです
1000円以上は出さない、でも自分でそこそこ再生できるレベルのものが欲しいってガイドラインを設けてヤフオクウォッチしてました。なかなか出ないんですよねぇ。なので出張中にポチってしまったわけです。
スプリングコンプレッサ、お持ちなんですね。なにかのときはお願いします。