最終更新: 2017/06/07(Wed)23:56

「つくる」をお題目に、トイラジやらVoltyやら、いろいろゴソゴソやってます -kyu-

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リヤサスのOHと換装(6)メッキ部品のサビ取り

★サビたメッキ部品
カタナ250のリヤサスにはメッキ部品が多用されとります。上のほうで目立つところはおそらく装飾クロム、下のほうで隠れてしまうところはたぶんユニクロだと思われます。残念ながらよくサビてます。

サビ取りといえば、ヤスリや電動工具などの物理的な手段でガリガリやるか、市販のサビ取り剤で化学的に処理するかの二者択一。どちらの手段をとるにしても、特に相手がメッキされた鉄の場合、労力の割りに報われないことが多いです。何故か。それはサビ取り後の防錆処理が難しいからですよね。

メッキが付いていないもの、つまり塗装品の場合は、下地処理して再塗装すればよいのですが、メッキ部品の場合はそーゆーわけにはいきません。もともとがピカピカのメッキ処理だったところを上から塗装してしまうと、見た目がまったく変わってしまいます。シルバー系統の塗装は所詮メタリック塗装でしかないし、メッキ調塗料は耐擦過性に劣るものがほとんど。メッキ調塗料の上からクリアを重ねるとツヤの具合が変わるともききます。ならば単純に、地肌の上にクリア塗装? いやいや、クリアが剥げたらおしまいですね。

一番いいのは、サビ取り後残ったメッキを全部剥離し、研磨して再メッキをかけるってとこでしょう。ただし個人レストアでは自前の再メッキはほぼ不可能、前処理だけしてあとは業者さんにお願いするってのが定番です。それなりの費用がかかるみたいです。なるべく金をかけたくないのでもちろん相場は調べてません。

★イニシャルアジャスタ ★イニシャルアジャスタ
今回の一番の強敵はこいつ。イニシャルアジャスタそのものです。形状が複雑な上に赤サビがひどい。サビがメッキの下に侵攻してしまってます。ヤスリだけでシコシコ削るのはほぽ不可能というわけで、ケミカルに頼ることにします。

サビ取りのケミカルにはいろいろありますが、一番メジャーなのはリン酸塩処理するものでしょうかね。いわゆるパーカライジングです。クレのラストリムーバー花咲かGエーゼットのサビアウトなんかがこれにあたります。

そのほかの処理では「還元性一液式水性エポキシ樹脂防錆塗料」なんてものあります。この命名および詳細はこちらのサイトを参照。

クルマの防錆塗料のナゾ(ホルツサビチェンジャーを考える編)

「赤サビを黒サビ化するわけではなく、水溶性還元剤が赤サビを溶かし、水性エポキシ樹脂塗料で固定する」ものらしいです。99工房の赤サビ転換防錆剤ホルツのサビチェンジャーなんかがこれですね。

ちなみにこのサイト、当該記事だけでなく他の文章も読みごたえがあって面白いですよ。

だいぶ前ですが、赤サビ転換防錆剤は購入して使ってみてます。後にできる塗膜が結構厚いので用途は限られますが、それなりにいい仕事します。

あとはがっつり「酸洗」ですね。そのあとの中和と防錆処理さえさえしっかりすれば、これが最強でしょう。防錆処理さえしっかりすれば、ね。

というわけで、興味本位も先立って、巷でよく聞くサンポールによるサビ取りを試してみることにしましたよ。

サンポールでサビ取りっていうネタは、Webをあたるとそれこそ星の数ほど見つかります。この記事にもちらっと書きましたが、もともとサンポールはサビ取り剤として開発されたものらしいです。
あ、ホルツのサビチェンジャーについてウソが書いてありますね(汗)。

重要なのはサンポールでサビ取りした後の中和処理です。酸洗したままほったらかしだと、見る見るうちに錆びていきます。酸を中和するのに必要なのはアルカリ。藁を燃やして出た灰から灰汁をつくるとか、マジックリン使うとかいろいろな方法がありますが、ここは素直に、同じ系統の店で手に入る重曹を使用することにしました。

★ネオナイスと重曹
ネオナイスはサンポールの代替え品として人気のある酸系洗剤。ダイソーで売ってました。重曹はセリアで購入。もちろんどちらも百円です。
ネオナイスは本家サンポールと違って無色透明。匂いもちょっとだけ穏やかな気がします。

★サビたナット
いきなり本番部品に適用するのはちょっと気が引けたので、失敗してもどうにか代替品が手に入るこのナットでひとまず試してみることにします。

★激しく反応するサビたナット
酸の海にどぼん。周囲温度が高ければ高いほど激しく反応します。出てくるのは水素ガスだと思われるのでそこそこ換気をよくしてやったほうが吉。ちなみにサビだらけの状態で、塗装とかはシンナーで取り去って、ケミカルでよくよく脱脂しておいたほうがよいです。
硫酸の海に沈む第三艦橋の風情ですな。
しばらくほっとくと泡が出なくなります。そしたら歯ブラシ状のものでごしごしこすります。使い捨てのステンレスワイヤーブラシでもよし、毛が固めのナイロンブラシでもよし。
都合1~3時間くらい漬け込みました。

★重曹で中和
酸で処理したら、たっぷり重曹を溶かした水にドボン。いろいろなやりかたがあるみたいですが、水洗いせずにそのまま重曹の海に入れちゃいました。
ちなみに水じゃなくてお湯に重曹を溶かしこんでます。分量は適当ですが、冷めてくると白い結晶がどんどん析出してくるくらいの濃度です。時間は1時間くらい。
中和したら流水で洗います。溝に酸なりアルカリなりが残っていると大変なので、それこそしつこいくらいによく洗います。
ナットじゃない部品が写ってますがまあ気にしないで。

★中和処理後のナット
こんな感じになりました。小さい写真を拡大しているので画像が荒いけど、最初の状態と比較すると雲泥の差ですね。ちょっと金色がかっているのはたぶん、こいつはもともと有色クロメート処理されていたんじゃないかと。

サビはとれたけどメッキも薄くなっちゃってますね。メッキが取れているところは、このままだと遅かれ早かれサビてきます。防錆処理が必要。さてどうする。

ってことで続きは次回。

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