最終更新: 2017/06/07(Wed)23:56

「つくる」をお題目に、トイラジやらVoltyやら、いろいろゴソゴソやってます -kyu-

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ポータブルヘッドホンアンプをつくる(3)

  • カテゴリ: 雑記

Appleの神対応にもかかわらず、原因は違うと判明したのが前回のあらすじでした。

アプリが悪いのかもと、プリインストールのミュージックアプリの代わりにDENONのイコライザ付アプリをインスコしてみたりしても変わらず。低音を強調するセッティングにすると、逆に音割れがひどくなる有様。
そうはいっても、ヘッドホン出力ならなんとか聴けるレベルだったので、せっかくつくったんだし使わなくちゃと、毎日使い続けること数週間。その間、似たような事例はないかとひたすらググる日々。で、初心に戻ってnabeさんのサイトを見ていて、こんな記述を見つけました。

音がちゃんと出ない 2013/01/15 この回路、発振しても音はちゃんと出てしまうので、たぶん原因は以下のどれかです。
  • 接触不良、半田不良、基本的な配線ミス
  • トランジスタの接続ミス、もしくは向きが逆
  • SBDかCRDの向きが逆

ようやく観念して、ケースに収めた基板を引き出し、丹念に調べることに。

まずハンダ不良を探しました。今回の製作では、基本的に余った抵抗の脚を主な材料として回路を引いていました。長さが足りないところだけスズメッキ線を使用。このスズメッキ線が、いつ買ったかわからないくらい古いもので、表面が劣化していてハンダのノリがいまいちの箇所がいくつか見つかりました。コンデンサの熱劣化とか気にせず、ハンダの盛り直し。でも状況かわらず。

mbeで書いた実体配線図に不備があったのかと、回路図と実体配線図を突き合わせて確認。これも問題なし。

左はちゃんと聞こえてるっぽいので、回路を分断して実際に聴きながら一時的に右と左を入れ替え。オペアンプの後までは問題なし。ということはダイアモンドバッファのあたりが怪しい、というところまでこぎつけました。

トランジスタの向きを確認。大丈夫。2SCと2SAがテレコになっていることもなし。

ショットキーバリアダイオードと定電流ダイオードを確認。

…SBDの向きが逆でしたorz

これからnabeさんとこの「低電圧ヘッドホンアンプVer3(op-dbuf3)」をつくろうとしているあなた、もしドラムや低音がバリバリ割れるようなことがあったら、是非ここを疑ってみてください。

紆余曲折を経て、やっとまともに鳴るようになったヘッドホンアンプ。効果は想像以上でしたよ。
わたしは評論家でもないし人並み外れた聴力があるわけでもないし、まして音楽を表現するための語彙は乏しいので大したことは書けませんが、だいぶ低音が伸びるようになったこと、右と左の分離(というのかな)がよくなったこと、今まで聞こえなかった微細な音が聞こえるようになったことなど、プラシーボ効果ではなくはっきりと違いが分かります。

さて、最後にケースの話を。

市販品のアンプの様な外観にあこがれていたので、適当なアルミ押し出し材を探しました。単三電池は直径14mm全長約50mmなので、これが無駄なく収容できるサイズを探すことになります。更にiPhone5は幅約60mmですから、段積みしたときに極端に大きかったり小さかったりしないような大きさのものが理想でした。

で、ホームセンターのエクステリアコーナーとかいろいろ物色したのですが、結局はまたしても電子部品屋さんの通販に頼ることに。
aitendoというWebショップで入手。商品カテゴリ一覧>色々な電子部品>ケース と下っていくと見つかります。
こののショップ、他の総合系電子部品ショップと較べると、商品ラインナップがかなり異色です。他のショップで必ず扱っているものがなく、逆に絶対に他のショップにないものがたくさんあります。面白いです。

買ったのは「アルミケース(C)[C71X25.5X100]」です。詳細は下記のリンクを踏んでみてください。
http://www.aitendo.com/product/4703

好みの分かれるところではありますが、押出材特有のダイス痕がなかなかいい雰囲気です。肉厚が2.5mmと比較的厚めなので、アルミ製とはいえ結構な重量感があります。表面処理は塗装ではなく黒アルマイト。切断面はノコ刃の切りっぱなしのようで、角バリの丸め処理はされていませんが、パネルをつければ問題なし。

専用のパネル(フタ)は別売ですのでご注意を。ネジもM2.5なので入手性はあまりよくないかもしれません。

パネルは片面だけヘアライン加工がされている平板で、(多分)ダイス/パンチ金型による打ち抜き加工。端面のバリはそのままです。ケースと同様に黒アルマイト処理ですが、つるつるの面にはアルマイト液が流れた跡が残っていたりします。せめて端面は、アルマイトかける前に研磨とかしてあればよかったのにと思いましたが、手間暇はそのまま価格に反映されるわけで、商品としては妥当な線かなとも。

さあ、お待ちかねの完成写真です。

★ポータブルヘッドホンアンプ完成
まずは単品の写真から。いろいろ講釈を垂れた割にはふつーのできだったりします。
パネルの端面は耐水ペーパーで均して角を丸めています。最初そのまま使っていたら、iPhoneに装着したカバーが傷だらけで残念なことになってましたので。
iPhoneを固定するためのゴムバンドは、ダイソーの手芸コーナーで購入した織ゴムを針と糸で縫製しました。手前側が20mm幅、奥が15mm幅です。
黒と銀で色合いを統一したかったので、ボリュームのつまみは安いけどアルミ製、パネルの固定はステンレスのキャップボルトとしました。ボルトはM2.5が気に入らなかったので、タップでさらって無理やりM3を入れてます。

★iPhoneと合体っ
こんな感じで使用します。大きさがわかりにくいかと思いますが、アンプの長辺はiPhone5よりだいぶ短いです。幅はまあまあ。でもちょっと厚すぎですね。重量もけっこうなものです。この状態で携帯して、歩きながら聴くのはちょっと辛い。
ゴムバンドは、ホームボタン側はいい感じですが、奥側はもうちょっと細くないと操作性がよくないです。
アダプタのおかげでケーブルが随分張り出しているのもいまいち。まあこればっかりは仕方ないです。iPhone3GSとかにすればだいぶましなんでしょうねぇ。

これにてポータブルヘッドホンアンプの記事は終わりです。まあなんにせよ、それなりに満足してますよ、ハイ。

コメント

3件のコメントがあります

>紆余曲折を経て、やっとまともに鳴るようになったヘッドホンアンプ。

無事動作してなによりです。

ネットで公開や販売されている自作ヘッドホンアンプ(またはキット)は、
製作者の好みというのが極端に現れていて、面白いなと思います。

でも多くの方が、素晴らしい音がしていると評価されているので
多少、高音が伸びるタイプと低音が伸びるタイプと分かれるようですが
大なり小なり、効果はあるという事ですね。

かくゆう私も、その一人ですが。

>aitendoというWebショップ

フロントパネルは穴まで開いているので、楽ですね。

私が使ったケースは、電解コンデンサが僅か背が高いため
プラ板を両合わせのケースの間に挟んで1mm程内部を広く取って
基板を収める事ができました。

パネルは穴あき済みのものではなく、のっぺらぼうのものにしました。パネルに合わせて部品のレイアウトをする自信がなかったもので。
型紙にレイアウトを写し取って一発勝負でしたが、アルミの穴あけは簡単でしたよ。
って、まるはさんはご存知ですよね。

>製作者の好みというのが極端に現れていて、面白いなと思います。

あー、そうやって悪の道に引きずり込もうとする(笑
最近出張もないので資金繰りがつきませんわ。ははっ

  • kyu

>型紙にレイアウトを写し取って一発勝負でしたが

パネルに固定する物の位置さえ注意すれば
たいがいうまくいくものですね。

>最近出張もないので資金繰りがつきませんわ

気づくと増えている物ですから(あっはっは

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