ピニオンの換装
ちょっとやそっとでは抜けないと噂のピニオン。まずは仕事場にあった「アマチュアベアリングプーラ」を試してみました。
写真を撮り損なったのでちょっと拝借。http://www.rakuten.co.jp/first23/854659/855116/
「AB1」という品番のものだったのですが、引抜物の直径、おねじ先端径ともにまったく適用外。少々改造するつもりでしたが肝心の道具を某所に忘れてきてしまったのであえなく断念しました。
つづいてはお手製で工具を製作。スクラップの中から見つけてきた適当な板金部品、板厚1.2tの亜鉛メッキ鋼板製の箱にM6タップを立て、キャップボルトの先端に深穴をあけてφ1.2の平行ピンを挿入。ボルトを締め上げるとピニオンが抜けてくる予定でした。これも残念ながら失敗。板金が軟らかすぎてピニオンが抜ける前に箱が変形してしまったのです。
もはやこれまで。市販品に頼ることにしました。
まるはサン推薦の「ユニオンのベアリング抜き工具」はどうしても見つけられず、GWSというメーカーのピニオンギヤ引張り工具 - マイクロサイズを購入することにしました。福岡県飯塚市のショップ「エアクラフト」さんで扱っています。ちなみに税込み送料込みで1979円でした。
GWSは台湾のメーカーで、正式名称を「廣營電子有限公司(Grand Wing Servo-Tech Co., Ltd.,)」といいます。わたしは不勉強ゆえ知らなかったのですが、R/Cのサーボではかなり有名な会社のようです。
http://www.gws.com.tw/
品物はこのように梱包されています。ちょっと厚めのトランプのケースといった感じです。本体とネジ部は真鍮製。その他は焼入シャフトにメッキでしょうか。組み立てに必要な工具もセットされていて、さらにセットスクリューの予備も入っていました。とても良心的です。取説は中文と英語のバイリンガル。中文といっても台湾なので、読もうと思えばなんとなく読めるような気がします。
そのままではピニオンとモーターのスキマに入らなかったため、ツメをヤスリで少々削る必要がありました。また本体に適当な大きさのスパナをかましてやらないと、とてもじゃないけど力が入りませんでした。なぜここまできつく圧入してあるのでしょうか。そうはいってもさすが専用工具、ものの数十秒でピニオンは外れました。
とりはずしたピニオンです。モーターセットステージ1を購入してバラしたので、11T、10T、9T、8Tの4種類です。適当なところでひとまず10Tを使用することにします。特に意味はありません。ちなみにモジュール0.5のピニオンとかみ合わせてみましたが、まったくだめでした。ひとまわり大きいようです。
モーターは例によってミニ四駆用のパワーダッシュです。定格電圧が3V程度のモーターを使うのは問題かもしれませんが、まあいままでの実績もありますから。セラコンとケミコン、コネクタを配線して完了です。ピニオンですが、「適度に」使い込んだφ2mmのキリを通してよくもんでおきました。シャフトに通すとちょっとゆるい程度なので、瞬間接着剤を極少量シャフトに塗ってから圧入しました。