最終更新: 2019/10/16(Wed)23:20

自作と修理を愛するブログ。トイラジ、電子工作、ボルティー、NucleusCMS 、いろいろゴソゴソやってます
3Dプリンター / 3Dスキャナーも -kyu-

Home > ボルティー > メンテナンス

バッテリ交換

先週は恒例のツーリングで伊豆まで行ってきました。でまあ、こちらも恒例の電装がらみのトラブルに見舞われましたよ。
確か前も伊豆だったよなぁと紐解いてみるとやっぱりそう。5年前にスカイポート亀石でバッテリあがってます。間に合わなかったので行きませんでしたが、今回の集合場所もスカイポート亀石。何という偶然でしょう。というか因縁。

腕も単車も鈍っているのはわかっていたので、先々週の日曜日も近場をチョコっと走っておりました。その時は全く問題なかったので安心していたのに、本番当日の朝、いきなりバッテリがすっからかん。押しがけすればエンジンはかかるので、前と同じでバッテリだろうなぁとは思っとりました、ハイ。

今回のバッテリは、昨年の春先に購入して電解液を入れたのが去年の秋。ってことは半年ですよ、半年。冬季に車載のままだったのはアレですけど、半年しかもたないってどーゆー事? 突然死、超絶ハズレを引いたってやつです。リンク辿ってもらえればどこの製品かはわかりますからあえてここでは書きませんが、このブランドは二度と買わないでしょう。

帰宅してバッテリを外して、まず電圧を測ってみました。無負荷で10.7V。ほぼ1セル分低下していますね。

★白い沈殿物
右から2番目のセルの下になにかが析出沈殿しているのがわかります。っていうか、ブランド名がもろバレですな。ははっ。

★電極の状態
光に透かして裏から見ても、電極表面が白っぽく変化しているのが見て取れます。間違いなくこのセルが死んでます。

ダメなものはダメなので、新しいバッテリを買わなけりゃなりませぬ。
ボルティーのバッテリはユアサYB10L-A2という型番のものです。正規品は目の玉が飛び出るほど高いので別のものを物色。




お値段は yell、Super Natto、台湾ユアサの順番で高くなります。最安のyellは通販大手3社で横並びの送料込み3940円。yell(エール)はフルカルシウムってのを売りにしています。効果の程は謎ですがどこのレビューをみてもそれほど悪いことは書いてないです。まあこれでいいかなと思いつつ、でも互換品で中華製ってのが引っかかってポチるところまでは行かず。

開けて月曜日。職場のツーリング仲間に事の次第を話したところ

「いっそのことMFバッテリに替えちまうってのはどおスか」

聞けば彼のNinjaは純正のでかくて重い開放型をMFに置き換えているのだそうで。
厳密に言えば充電の方法やらなんやらが違うはずなので、純正搭載が開放型だったらMFバッテリに載せ替えるのはヤバそうだけど、少なくとも彼のNinjaは2年間ノートラブルなのだとか。
同じ容量だと容積が大きくなってしまって物理的に載せられなかったので、あんまりいろいろ考えずに寸法だけで選んだ結果、10時間率容量は半分くらいになってるけどうちの場合は大丈夫ですよと。

なるほど、その手があったか。

純正品のYB10L-A2は、寸法136×91×146、10時間率容量11Ah。
ジーエス・ユアサのMFバッテリ一覧表を参照して、純正品よりサイズが小さくて容量がほどほどのものを選びます。結果、YTX7L-BSに決定。後で知りましたがボルティーの兄弟車であるST250やグラストラッカー/ビッグボーイの純正品でもあります。
せっかくなので互換品ではなくてユアサ製品を探します。


ちなみにユアサの工場は台湾、中国、タイなどにあります。台湾ユアサ製が一番良さそうですがやっぱりお値段も一番高いですね。台湾ユアサ以外で探して、送料込みで最安は楽天の3850円でした。純正サイズのエールよりも安い。早速発注しすぐに届きました。

★天津ユアサ製バッテリ開封
天津ユアサ製のYTX7L-BSです。外箱、取説ともに中国語のみ。

★補充電後の電圧
取説に従い、電解液を入れて20分放置。電圧は12.77Vでした。このままでも充分使えるはずですが、更に補充電すると寿命が伸びると書かれていました。手持ちの充電器で補充電して13.94Vになりました。

★車体に取付
かなりサイズが小さくなりましたので、つじつま合わせで低密度押出発泡ポリエチレンのブロックを隙間に押し込んでみました。
手元にあったありあわせの材料を使ったのでいまいち座りが悪いです。後日改良予定。

昨日、近場の湖まで往復100kmほど試走してきました。始動性、再始動性など全く問題なし。先週は安定した12Vが取れずに機能しなかったタコメータとウインカも良好です。

さあ今回はいつまでもつでしょうか。最低でも3年はもってほしいなぁ。

コメント

4件のコメントがあります

おお…なつかしさを感じる品番。Dトラで使用していたものの互換ひんですね。私はロフトジャパンでしたが、当時から値段結構上がっているんですねぇ。
ちなみに私は補充電しながら使っていましたが、2年置きに死んでました〜( ̄▽ ̄)

  • おーき

先日はお疲れ様でした。

開放型とMFではレギュレーターが違うので、出来ればレギュレーターも一緒に換えると宜しいかと。

純正が排気量の割には大容量で開放型という事は、低回転時はあまり充電されないでバッテリーからの持ち出しが多く、高回転では高めの電圧で短時間で充電される仕様ではないかと推測します。
これが正しいとしたら高回転ではMFには過充電気味になるので、高回転を長時間維持する様な走りをすると寿命が短くなるのではないかと。大した差ではないかもしれないですが。

スズキは純正でYTX-5Lとか7Lが選択されている事が多いので、恐らく充電系の設計思想も車種毎には似たり寄ったりでしょう。 5L/7Lが選択されている車両のレギュレーターを流用すると良いのではないかと思います。
90年代のVJ23とかDR250Rなんかは同じレギュレーター使ってますので、その辺が良いのではないでしょうか。

但しスズキなんで実はその辺の設計はもっとずさんで、開放型のボルティも同じレギュレーターとかいうオチが無きにしも非ずですが……。

  • マハル

おーきさん毎度です。

ロフトジャパンは随分前にバイク用バッテリーから撤退したようですね。悪くはなかったので、今もあれば再購入していたかもしれません。

そうですか、DトラもYTX7L-BSなんですね。結構メジャーなバッテリのようで、いろいろな車種に純正採用されてるようです。

  • kyu

マハルさん先日はお疲れ様でした。
期待通りのコメントありがとうございます。

レギュレータだけMF用にしたとしても、ジェネレータも高効率のものに代えないことには、つじつまが合わずに充電不足になってしまいそうです。もちろん現実的ではないですが。

そうはいってもスズキなんで、かなり適当に設計されている気がしますね。現にAMAZONで売られている互換品は、GN125 GS125 EN125 ボルティー グラストラッカーすべてに対応しているみたいですwww
グラストラッカーの純正レギュレータの品番を調べてみましょうかね。

  • kyu

コメントを投稿

( *は必須項目です )

%3c%69%6e%70%75%74%20%74%79%70%65%3d%22%68%69%64%64%65%6e%22%20%6e%61%6d%65%3d%22%6e%70%5f%70%72%6f%74%65%63%74%62%79%6d%64%35%22%20%76%61%6c%75%65%3d%22%66%37%61%65%64%62%62%35%39%38%35%37%62%31%63%64%64%64%32%64%39%63%66%38%38%39%66%30%38%61%33%61%22%3e %3c%69%6e%70%75%74%20%74%79%70%65%3d%22%68%69%64%64%65%6e%22%20%6e%61%6d%65%3d%22%6e%70%5f%70%72%6f%74%65%63%74%62%79%6d%64%35%5f%68%61%73%68%22%20%76%61%6c%75%65%3d%22%33%39%38%35%61%31%34%62%66%39%39%66%33%30%38%31%63%30%35%31%33%32%32%35%38%34%66%31%61%30%31%34%22%3e

サイト内検索

↑ページ先頭へ

2532216 [Mode]
Copyright © kyu-weblog All Rights Reserved. Powered by Nucleus CMS v3.71 管理