最終更新: 2018/07/18(Wed)18:05

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文化的生活 - スマホ

  • カテゴリ: 雑記

文化的生活シリーズ最終回を飾るのは、なんとスマートホンです。
IDO時代より長年お世話になっていたauからMNPでソフトバンクへ。ついにiOSに手を出してしまいました。iPhone5です。
ここまでの道のりが大変険しかったので、経緯をつらつら書き留めてみましょう。

ヨーロッパ~アメリカ出張から帰ってきてちょっとだけ落ち着いた2月上旬のことです。例によってヤフオクの模様眺めをしていて思いました。中古のiPhone4って案外安いんだなぁと。相場は32Gで一万五千円くらい。現行の二世代前の機種なので当然といえば当然かも。

で、まあダメもとでポチったところ、意外や意外、競ることもなくあっさりと一万円で落札。

そんな気はさらさらなかったはずなのに、あーでもないこーでもないといじり回し、最終的には、なんとかしてsimフリー化できないかとか怪しい方向へ進んで行ったわけです。
ご存知の通り、iOS6.0.1/ベースバンド04.12.02では下駄すら効かずあえなく撃沈。

ここで方針変更して、最近流行っている、遅いけど月額1000円の激安simとともにいわゆるポケットWi-Fiを導入しようかと思い始めたときに、上海へ出張に出かけます。

現地駐在の人との晩飯時にそんな話をしたら、じゃタオバオ で探してみようか、いま注文すればこっちにいる間に届くよってな具合で、とんとん拍子でブツを入手。いくらだったかはちょっと忘れましたが、送料込みで200元くらいじゃなかったかと思います。日本円で約3000円ですね。

★ポケットWi-Fi ZTE-T A6
手に入れたのはZTE(中興通訊)のZTE-T A6というモデル。外観はほぼb-mobile向けのMF30と同じです。あわよくば台湾の空港でプリペイドsimを買って試してみようという魂胆でした。

しかーし。

残念なことにこのZTE-T A6、中国以外の国では全く使えないことが判明。中国移動通信(China Mobile)というキャリア専用品だったのでした。3Gにもいろいろ規格があります。日本国内でもDoCoMo/Softbank(W-CDMA)とau(CDMA2000)ではぜんぜん互換性がないのはご存じのとおりです。それでもこれら二つの方式は世界中の他の国でも採用されているわけですが、中国移動通信のTD-SCDMAというのは全くの独自規格。どうあがいてもよその国では使えません。ろくに調べなかったのが悪いといえば悪い。

台湾で世話を焼いてくれたPCに詳しいサービスさんにそんな話を(英語で)したら、そうか、まかせろ。台湾の技術はすごいんだぞ。iPhoneのsimフリー化でも安いポケットWi-Fiでもなんとかしてみせると、なんとも頼もしいお言葉。

彼はとっても世話好きのいい人で、いろいろ真剣に調べてくれましたが、アンドロイドネイティブだったのでiPhone4については自分と同じく撃沈。そのかわり休みの日に台湾の秋葉原といわれている光華商場へ連れて行ってくれることになりました。

光華商場については紹介されているサイトがあちこちにありますのでここでは割愛。秋葉原もそれほど詳しくない自分ですが、小さいお店がぎっしりとつまったラジオデパートのような感じの集合店舗です。
それらしい品物を扱っている店のおやじにに片っ端からポケットWi-Fiについて聞いて回りました。が、USBスティックタイプでPCに取り付けて3Gにつなぐためのアイテムはあっても、単体で3GをWi-Fiにする機器は売ってませんでした。聞いたところによると、そういうことをしたいひとはスマートホンのテザリングを利用するので、需要がないのでメーカがつくらないというのが現状のようです。

意気消沈して外に出て、しかたない、晩飯はどうする、じゃあそこの店でと、腹いっぱい水餃子を食べて、デザートに人形焼みたいなのを食べながら通りをぶらぶらしていると、一軒の中古携帯ショップが目に入りました。ちなみに中古は二手(Second Hand)というそうです。

ショーケースを眺めて、ほほぅ、最新モデルはやっぱ高いねェなんて言ってたら、彼がショーケースの奥のほうでなにやら発見した模様。店員を呼んで出させてみたのがこれです。

★LG電子 Optimus Chic
韓国のLG電子製Optimus Chic。日本未発売モデルです。
彼自身のHTCから抜いたsimを差してテザリングON。自分のiPhone4で接続してブラウジング。問題なく動作します。古いのとキズが多いのとちょっとスリープボタンの効きが悪いのを除けば、まあまあの代物。使い古しではありますがバッテリーも二つ付属。だいぶ悩みましたが、結局買ってしまいました。日本円で約4000円でした。どのみち帰国後に台湾元を日本円に再換金するつもりもなかったので、手持ちの現金を使う分にはよかろうと。

こうしてもともと持っていったiPhone4と、上海で買ったZTE-T A6、台北で買ったOptimus Chicを手に帰国したのでした。
長くなったので続きは次回。

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